☆茜色の約束
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ル「わかった。船はやる。」
ウ「お、おい!正気かよ!?」
ル「フランキー。悪ぃな。また船作ってくれ。」
フ「このスーパァ~な船大工に任せな!」
『…そんな………。』
ダメだよ…そんなの…。
この船にはみんなの思い出がいっぱいつまってるのに…!
サニーだって大切な仲間なのに!
『……!…ダメ!船は渡さないで!』
チョ「ミライ!?」
『サニーはみんなにとって…大切な仲間…でしょ…?私は大丈夫だから絶対に渡さないでっ!』
チョ「ミライ…。」
「うるせぇな!黙ってろ!」
男はミライの頭に銃を押しつける。
『…!?』
《ドクン…ドクン…。》
銃を押しつけられ
ミライの心臓が煩いほどに鳴り響き
恐怖で体が震える。
「可哀想に。こんなに震えて。」
男はニヤニヤと笑いながらそう言うとミライにグリグリと銃口を押しつける。
と、次の瞬間。
《バーン!》
『…!?』
男は銃口をミライから少し外し
ミライのすぐ足元を撃った。
響き渡る銃声にミライの表情はさらに恐怖に怯えたものに変わり
ガタガタと震える。
『はぁっ…はぁ…いや…いやぁっ!』
チョ「ミライ!」
ミライの脳裏に鮮明に浮かび上がる光景。
それは銃口をこちらに向けてニヤニヤと笑う3人の盗賊の姿だった。
『…!?…んっ…うぅっ!』
「なんだー?大人しくしろ!」
チョ「まずい!パニック状態で過呼吸と頭痛を起こしてる!」
『ダメ…っ…はぁっ…はぁ…!ぅぅっ!…これ…っ…だけは…絶対に…渡せっ…ない…っ!』
そう。
絶対に渡せない。
私の大切なもの。
これだけは何があっても絶対に…。
あれ…?
これって何だっけ…?
何を守ろうとしてたんだっけ…?
わからない…。
でも…とにかく守らなきゃ…!
「うるさい女だな!」
男はそう言うとミライを黙らせようと
首に腕を回し思いっきり締め上げた。
『ぅぅぅぅっ!』
「おい!早くしろ!小舟くらいあるだろ?とっととこの船置いて出て行けよ!早くしないとコイツが死ぬぜ?」
ル「ミライ!」
サ「やめろ!」
ナ「わかったから!お願い!その子を離して!何でも言うこと聞くから!お願いよ…っ!」
『っ!』
ダメ…。
このままじゃサニーが…。
なんとかしなきゃ!
ミライは必死にもがく
『うぐっ…!』
苦しい……。
もう…意識が……。
『……!』
そうだ…!
ミライはなんとか視線を後ろへ向ける。
ダメだ…。
これじゃ距離が足りない。
『んっ…!』
ミライはよろけたふりをして男に体重をかける。
「おっと。」
男がよろけて少し後ろへ下がる。
『…!』
もう少し…!
あと1回くらいやれば私の力でもなんとかなるはず…!
ミライは再び男を無理やり後ろへ下げる。
「もうフラフラだな~?苦しいか?」
男はニヤニヤと笑いかけると
さらにミライの首を締める。
『っっ…!』
バタバタと暴れるミライが
次第に大人しくなっていく。
サ「やめろ!やめてくれっ…!頼む…!もうっ…!」
サンジ君が……
泣いて…る……。
あぁ…。
私また困らせちゃってるんだ…。
サンジ君…みんな…ごめんね…。
ナ「やめてーーー!」
『!?』
ナミの声に
朦朧としていたミライの意識が戻る。
『…!』
違う!
ここで諦めたら全部なくなっちゃう!
サニーが!みんなの大切な場所が!
みんなを困らせてるのは
私じゃない!
コイツだ!
『あ…き…らめ…ない…っ!』
ミライは思いっきり男の腕に噛みついた。
「いで!このっ!クソ!」
男が咄嗟にミライから手を離した時だった。
『んっ!』
ミライは息つく間もなく男に勢いと全体重をかけて体当たりした。
《ゴン…!》
「うわぁ!」
《バシャーーーーン!》
男は船の手すりに体をぶつけ
バランスを崩して
ミライと共に海へと落ちた。
ウ「しまった!」
ブ「ミライさん!」
ロ「あの子確か泳げないわ!」
ナ「ここは潮の流れが早いから流されちゃう!」
サ「ミライちゃんっ!」
サンジはジャケットを脱ぎ捨てるとすぐに海に飛び込んだ。
《ゴボゴボ…。》
息が……。
沈みゆく中、ミライが水面へと手を伸ばす。
だが届くはずもなく
ゆらゆらと光に照らされる水面が遠くなっていく。
あぁ…。
また海に落ちちゃった…。
あの時も落ちたのに…。
2回目だ…。
あれ…?
あの時っていつだっけ…?
ミライの目に映る揺らめく水面の光景が何かと重なっていく。
そうだ…。
あの時だ……。
あの時と同じだ……。
それなら…
来てくれるよね…。
約束したもん……。
『サ…ンジく…ん……。』
《ゴボゴボッ!》
「クソっ!あの女よくも!」
男はすぐ近くで沈んでいくミライの腕を掴み、無理やりに引き寄せる。
「っ!」
殺してやる!
男は腰のベルトから短剣を取り出すと
ミライの腹に勢いよく刺した。
『ぅぅ!』
「このまま血に飢えた海王類にでも食いちぎられろ!」
男がそう言ってミライを放り投げようとした時だった。
《ドスッ!》
《ゴボッ!》
「!?」
サ「レディに汚ねぇ手で触るな!」
サンジに蹴り飛ばされた男が潮に流され遠くなっていく。
《グォォォォォッ!》
水中に響き渡る大きな鳴き声。
「しまった!やめろ!こっちに来るな!」
巨大な海王類は潮に乗り男の方へと勢いよく泳いできた。
そして巨大な口を開けて
男を一瞬にして飲み込んでしまった。
サンジはそれを見ると慌てて水面へと向かった。
《バシャッ!》
サ「ヤベェ!海王類だ!」
ル「サンジ!掴まれ!」
サンジがルフィから伸ばされた腕を掴むとルフィは2人を船へと引き上げた。
サ「ゲホッ!ゲホッ!…はぁ…!」
サンジは強く抱いていたミライをそっと甲板の芝生の上に降ろす。
サ「アイツが短剣を持ってるのが見えたけど間に合わなかった…。」
ぐったりとするミライの腹には短剣が深く突き刺さったまま。
服は血で赤く染まり、
大量の水を飲み、呼吸が止まり、青白くなったミライの姿がいつしかの光景と重なる。
チョ「ミライ!」
チョッパーが慌てて駆け寄る。
チョ「絶対助けるからな!ナミ!タオル持ってきてくれ!止血しないと!ロビンはお湯を頼む!体温も下がってる!」
チョッパーの指示でクルー達が動き出す。
チョ「動かすのは危険だ。このままここで剣を抜く。」
サ「ミライちゃん…。」
程なくしてナミから大量のタオルを受け取るとミライの傷口に当てがった。
チョ「サンジ。ここを押さえててくれ。内蔵もかなり損傷してるだろうから一気に出血すると思う。」
サ「わかった!」
サンジの手が添えられると
チョッパーはゆっくりとミライの腹から短剣を抜き取る。
それと同時にタオルは一気に赤く染まった。
チョッパーは短剣を抜き取るとすぐにサンジと共に傷口に手を添える。
チョ「痛いけどごめんな。」
傷口を圧迫して止血をする。
チョ「よし!サンジ!蘇生だ!傷口は同時進行で俺がなんとかする!」
サ「わかった…!」
クルー達が固唾を飲んでその光景を見つめる。
サ「ミライちゃんっ!起きろ!頼む!」
ナ「ミライ!お願い!起きてっ…!」
サンジは何度も人工呼吸と心臓マッサージを繰り返す。
チョ「少し時間がかかっちゃったな…。」
チョッパーの目に涙が滲む。
チョ「けど…。諦めないからな…!」
チョッパーは涙をグッと拭う。
ウ「お、おい!正気かよ!?」
ル「フランキー。悪ぃな。また船作ってくれ。」
フ「このスーパァ~な船大工に任せな!」
『…そんな………。』
ダメだよ…そんなの…。
この船にはみんなの思い出がいっぱいつまってるのに…!
サニーだって大切な仲間なのに!
『……!…ダメ!船は渡さないで!』
チョ「ミライ!?」
『サニーはみんなにとって…大切な仲間…でしょ…?私は大丈夫だから絶対に渡さないでっ!』
チョ「ミライ…。」
「うるせぇな!黙ってろ!」
男はミライの頭に銃を押しつける。
『…!?』
《ドクン…ドクン…。》
銃を押しつけられ
ミライの心臓が煩いほどに鳴り響き
恐怖で体が震える。
「可哀想に。こんなに震えて。」
男はニヤニヤと笑いながらそう言うとミライにグリグリと銃口を押しつける。
と、次の瞬間。
《バーン!》
『…!?』
男は銃口をミライから少し外し
ミライのすぐ足元を撃った。
響き渡る銃声にミライの表情はさらに恐怖に怯えたものに変わり
ガタガタと震える。
『はぁっ…はぁ…いや…いやぁっ!』
チョ「ミライ!」
ミライの脳裏に鮮明に浮かび上がる光景。
それは銃口をこちらに向けてニヤニヤと笑う3人の盗賊の姿だった。
『…!?…んっ…うぅっ!』
「なんだー?大人しくしろ!」
チョ「まずい!パニック状態で過呼吸と頭痛を起こしてる!」
『ダメ…っ…はぁっ…はぁ…!ぅぅっ!…これ…っ…だけは…絶対に…渡せっ…ない…っ!』
そう。
絶対に渡せない。
私の大切なもの。
これだけは何があっても絶対に…。
あれ…?
これって何だっけ…?
何を守ろうとしてたんだっけ…?
わからない…。
でも…とにかく守らなきゃ…!
「うるさい女だな!」
男はそう言うとミライを黙らせようと
首に腕を回し思いっきり締め上げた。
『ぅぅぅぅっ!』
「おい!早くしろ!小舟くらいあるだろ?とっととこの船置いて出て行けよ!早くしないとコイツが死ぬぜ?」
ル「ミライ!」
サ「やめろ!」
ナ「わかったから!お願い!その子を離して!何でも言うこと聞くから!お願いよ…っ!」
『っ!』
ダメ…。
このままじゃサニーが…。
なんとかしなきゃ!
ミライは必死にもがく
『うぐっ…!』
苦しい……。
もう…意識が……。
『……!』
そうだ…!
ミライはなんとか視線を後ろへ向ける。
ダメだ…。
これじゃ距離が足りない。
『んっ…!』
ミライはよろけたふりをして男に体重をかける。
「おっと。」
男がよろけて少し後ろへ下がる。
『…!』
もう少し…!
あと1回くらいやれば私の力でもなんとかなるはず…!
ミライは再び男を無理やり後ろへ下げる。
「もうフラフラだな~?苦しいか?」
男はニヤニヤと笑いかけると
さらにミライの首を締める。
『っっ…!』
バタバタと暴れるミライが
次第に大人しくなっていく。
サ「やめろ!やめてくれっ…!頼む…!もうっ…!」
サンジ君が……
泣いて…る……。
あぁ…。
私また困らせちゃってるんだ…。
サンジ君…みんな…ごめんね…。
ナ「やめてーーー!」
『!?』
ナミの声に
朦朧としていたミライの意識が戻る。
『…!』
違う!
ここで諦めたら全部なくなっちゃう!
サニーが!みんなの大切な場所が!
みんなを困らせてるのは
私じゃない!
コイツだ!
『あ…き…らめ…ない…っ!』
ミライは思いっきり男の腕に噛みついた。
「いで!このっ!クソ!」
男が咄嗟にミライから手を離した時だった。
『んっ!』
ミライは息つく間もなく男に勢いと全体重をかけて体当たりした。
《ゴン…!》
「うわぁ!」
《バシャーーーーン!》
男は船の手すりに体をぶつけ
バランスを崩して
ミライと共に海へと落ちた。
ウ「しまった!」
ブ「ミライさん!」
ロ「あの子確か泳げないわ!」
ナ「ここは潮の流れが早いから流されちゃう!」
サ「ミライちゃんっ!」
サンジはジャケットを脱ぎ捨てるとすぐに海に飛び込んだ。
《ゴボゴボ…。》
息が……。
沈みゆく中、ミライが水面へと手を伸ばす。
だが届くはずもなく
ゆらゆらと光に照らされる水面が遠くなっていく。
あぁ…。
また海に落ちちゃった…。
あの時も落ちたのに…。
2回目だ…。
あれ…?
あの時っていつだっけ…?
ミライの目に映る揺らめく水面の光景が何かと重なっていく。
そうだ…。
あの時だ……。
あの時と同じだ……。
それなら…
来てくれるよね…。
約束したもん……。
『サ…ンジく…ん……。』
《ゴボゴボッ!》
「クソっ!あの女よくも!」
男はすぐ近くで沈んでいくミライの腕を掴み、無理やりに引き寄せる。
「っ!」
殺してやる!
男は腰のベルトから短剣を取り出すと
ミライの腹に勢いよく刺した。
『ぅぅ!』
「このまま血に飢えた海王類にでも食いちぎられろ!」
男がそう言ってミライを放り投げようとした時だった。
《ドスッ!》
《ゴボッ!》
「!?」
サ「レディに汚ねぇ手で触るな!」
サンジに蹴り飛ばされた男が潮に流され遠くなっていく。
《グォォォォォッ!》
水中に響き渡る大きな鳴き声。
「しまった!やめろ!こっちに来るな!」
巨大な海王類は潮に乗り男の方へと勢いよく泳いできた。
そして巨大な口を開けて
男を一瞬にして飲み込んでしまった。
サンジはそれを見ると慌てて水面へと向かった。
《バシャッ!》
サ「ヤベェ!海王類だ!」
ル「サンジ!掴まれ!」
サンジがルフィから伸ばされた腕を掴むとルフィは2人を船へと引き上げた。
サ「ゲホッ!ゲホッ!…はぁ…!」
サンジは強く抱いていたミライをそっと甲板の芝生の上に降ろす。
サ「アイツが短剣を持ってるのが見えたけど間に合わなかった…。」
ぐったりとするミライの腹には短剣が深く突き刺さったまま。
服は血で赤く染まり、
大量の水を飲み、呼吸が止まり、青白くなったミライの姿がいつしかの光景と重なる。
チョ「ミライ!」
チョッパーが慌てて駆け寄る。
チョ「絶対助けるからな!ナミ!タオル持ってきてくれ!止血しないと!ロビンはお湯を頼む!体温も下がってる!」
チョッパーの指示でクルー達が動き出す。
チョ「動かすのは危険だ。このままここで剣を抜く。」
サ「ミライちゃん…。」
程なくしてナミから大量のタオルを受け取るとミライの傷口に当てがった。
チョ「サンジ。ここを押さえててくれ。内蔵もかなり損傷してるだろうから一気に出血すると思う。」
サ「わかった!」
サンジの手が添えられると
チョッパーはゆっくりとミライの腹から短剣を抜き取る。
それと同時にタオルは一気に赤く染まった。
チョッパーは短剣を抜き取るとすぐにサンジと共に傷口に手を添える。
チョ「痛いけどごめんな。」
傷口を圧迫して止血をする。
チョ「よし!サンジ!蘇生だ!傷口は同時進行で俺がなんとかする!」
サ「わかった…!」
クルー達が固唾を飲んでその光景を見つめる。
サ「ミライちゃんっ!起きろ!頼む!」
ナ「ミライ!お願い!起きてっ…!」
サンジは何度も人工呼吸と心臓マッサージを繰り返す。
チョ「少し時間がかかっちゃったな…。」
チョッパーの目に涙が滲む。
チョ「けど…。諦めないからな…!」
チョッパーは涙をグッと拭う。
