☆茜色の約束
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その日の夜。
みんなが寝静まった頃。
見張り台には今日の当番であるサンジの姿があった。
サ「条件か……。」
サンジはそっと月明かりに指輪をかざす。
目を閉じればまるで昨日の事のように思い出せる。
ミライちゃんをこの船に誘った日の事を。
サ「俺についてきてほしい。海賊は危険な事もあるかもしれねぇ…。けど絶対に俺が守るから!ミライちゃんを幸せにするから!」
そう言って差し出した指輪に
ミライが視線を落とす。
『不思議な色…。』
サ「この島で採れる鉱石から作った金属でできてるんだ。ミライちゃん言ったろ?夕焼けが好きだって。」
『そっか。夕焼けの色だ♪』
ミライは嬉しそうに笑うと
指輪を持つサンジの手をそっと包んだ。
『誘ってくれてありがとう♪けど私あんまり強くないし、みんなの役には立たないかもしれない。それでもいいならあなたについていきます。』
サ「ほんとか!?やった!」
『ただし!条件付きね♪』
サ「条件?」
『私を絶対守って。そして、どこにいても迎えにきて。だって海賊は危険な事もあるかもしれないんでしょ?』
ミライはそう言って笑った。
サ「約束する!」
サンジはそう言うとミライの指にそっと指輪をはめた。
そっと目を開けると
月明かりに照らされ指輪が光っている。
サ「ミライちゃんが覚えてなくても俺が覚えてる。ずっと、ずっと君を守るからな。」
それから数日後。
ミライの体調も落ち着いたある日の午後。
ラウンジには昼食の後片づけをするサンジと
食後の紅茶を楽しみながら雑誌を読むミライの姿があった。
『~~♪』
ミライは鼻歌まじりに雑誌をめくる。
《ガシャン!》
『サンジ君!?』
突然聞こえた音にミライが驚いて駆け寄る。
『お皿割っちゃった?ケガしてない?』
心配そうに尋ねるミライにサンジはミライを見る。
『サンジ君…?』
サ「ミライちゃん…。今の…。」
『え…?』
サ「今の歌!どこで聞いた!?」
『歌…?あれ…?私歌ってた?無意識だったかも。』
サ「そうか…。」
『……。前にチョッパーが言ってた。記憶を失くす前の私は歌が好きだったって…。ねぇ……。私が今、歌ってた曲知ってるの…?』
サ「あ…。いや…その…。」
『知ってるんでしょっ!?教えて!前の私が歌ってたの!?ねぇ!』
サ「それは……。」
『お願いっ……。自分でわかってるの…。頭が痛くなったり前と違う事が起きてるのは思い出しかけてるからだって…。どうしても取り戻したいっ!失くした鍵まできっとあと1歩なの!お願いっ…!』
ミライはポロポロと涙を流しサンジに訴える。
サ「ミライちゃん………。」
《ガチャ》
チョ「サンジ~♪今日のおやつは何だ~?…って2人ともどうした!?」
サ「ちょっとな…。」
『…っ…。』
チョ「ミライ?サンジとケンカか?」
サ「ミライちゃんがさ…。」
サンジはそう言って何があったかをチョッパーに話した。
チョ「ミライ。おいで。」
チョッパーはミライをイスに座らせると優しく話しはじめた。
チョ「ミライの気持ちはわかるよ。きっとすごくもどかしくて、不安で、怖くて…。」
『……。』
チョ「確かに思い出せばその気持ちは全部消えるかもしれない。けどな、無理にやると体にも心にも負担がかかる。サンジはそれを心配してるんだ。」
『わかってる………。わかってるけど…っ…もう嫌なの…っ。毎日のようによくわからない夢を見たり、自分でもよくわからない言葉が出たり、知らない歌を歌ってたり…っ…。自分で自分がわからないっ…。…こ…わい…っ…。』
ミライは絞り出すような声でそう言うとボロボロと涙を流し、体を震わせた。
サ「ミライちゃん…。」
チョ「そうだな。怖かったな。」
チョッパーはそう言って優しくミライの背中をさする。
サ「ごめんな…。俺、ミライちゃんの気持ちなんもわかってなかった…。」
そう言うサンジにミライは何度も首を横に振った。
『私こそごめんなさい…っ…。サンジ君は私の事を心配して言ってくれてるってわかってたのに…っ…。』
みんなが寝静まった頃。
見張り台には今日の当番であるサンジの姿があった。
サ「条件か……。」
サンジはそっと月明かりに指輪をかざす。
目を閉じればまるで昨日の事のように思い出せる。
ミライちゃんをこの船に誘った日の事を。
サ「俺についてきてほしい。海賊は危険な事もあるかもしれねぇ…。けど絶対に俺が守るから!ミライちゃんを幸せにするから!」
そう言って差し出した指輪に
ミライが視線を落とす。
『不思議な色…。』
サ「この島で採れる鉱石から作った金属でできてるんだ。ミライちゃん言ったろ?夕焼けが好きだって。」
『そっか。夕焼けの色だ♪』
ミライは嬉しそうに笑うと
指輪を持つサンジの手をそっと包んだ。
『誘ってくれてありがとう♪けど私あんまり強くないし、みんなの役には立たないかもしれない。それでもいいならあなたについていきます。』
サ「ほんとか!?やった!」
『ただし!条件付きね♪』
サ「条件?」
『私を絶対守って。そして、どこにいても迎えにきて。だって海賊は危険な事もあるかもしれないんでしょ?』
ミライはそう言って笑った。
サ「約束する!」
サンジはそう言うとミライの指にそっと指輪をはめた。
そっと目を開けると
月明かりに照らされ指輪が光っている。
サ「ミライちゃんが覚えてなくても俺が覚えてる。ずっと、ずっと君を守るからな。」
それから数日後。
ミライの体調も落ち着いたある日の午後。
ラウンジには昼食の後片づけをするサンジと
食後の紅茶を楽しみながら雑誌を読むミライの姿があった。
『~~♪』
ミライは鼻歌まじりに雑誌をめくる。
《ガシャン!》
『サンジ君!?』
突然聞こえた音にミライが驚いて駆け寄る。
『お皿割っちゃった?ケガしてない?』
心配そうに尋ねるミライにサンジはミライを見る。
『サンジ君…?』
サ「ミライちゃん…。今の…。」
『え…?』
サ「今の歌!どこで聞いた!?」
『歌…?あれ…?私歌ってた?無意識だったかも。』
サ「そうか…。」
『……。前にチョッパーが言ってた。記憶を失くす前の私は歌が好きだったって…。ねぇ……。私が今、歌ってた曲知ってるの…?』
サ「あ…。いや…その…。」
『知ってるんでしょっ!?教えて!前の私が歌ってたの!?ねぇ!』
サ「それは……。」
『お願いっ……。自分でわかってるの…。頭が痛くなったり前と違う事が起きてるのは思い出しかけてるからだって…。どうしても取り戻したいっ!失くした鍵まできっとあと1歩なの!お願いっ…!』
ミライはポロポロと涙を流しサンジに訴える。
サ「ミライちゃん………。」
《ガチャ》
チョ「サンジ~♪今日のおやつは何だ~?…って2人ともどうした!?」
サ「ちょっとな…。」
『…っ…。』
チョ「ミライ?サンジとケンカか?」
サ「ミライちゃんがさ…。」
サンジはそう言って何があったかをチョッパーに話した。
チョ「ミライ。おいで。」
チョッパーはミライをイスに座らせると優しく話しはじめた。
チョ「ミライの気持ちはわかるよ。きっとすごくもどかしくて、不安で、怖くて…。」
『……。』
チョ「確かに思い出せばその気持ちは全部消えるかもしれない。けどな、無理にやると体にも心にも負担がかかる。サンジはそれを心配してるんだ。」
『わかってる………。わかってるけど…っ…もう嫌なの…っ。毎日のようによくわからない夢を見たり、自分でもよくわからない言葉が出たり、知らない歌を歌ってたり…っ…。自分で自分がわからないっ…。…こ…わい…っ…。』
ミライは絞り出すような声でそう言うとボロボロと涙を流し、体を震わせた。
サ「ミライちゃん…。」
チョ「そうだな。怖かったな。」
チョッパーはそう言って優しくミライの背中をさする。
サ「ごめんな…。俺、ミライちゃんの気持ちなんもわかってなかった…。」
そう言うサンジにミライは何度も首を横に振った。
『私こそごめんなさい…っ…。サンジ君は私の事を心配して言ってくれてるってわかってたのに…っ…。』
