☆dolphin
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「ここが我が家よ。あまり広くはないけれどくつろいでいってくださいね♪」
サ「お邪魔します。」
「濡れて冷えたでしょう?お風呂沸かしておきますからゆっくり温まっていってくださいね♪」
サ「悪いな。あ。リエちゃん風邪引いちゃうから先に入っておいで。」
『………。』
「それじゃあ、お着替えをここに置いておきますね。それとタオル。お言葉に甘えてリエを先にお風呂に入れてきますね。」
サ「はい。ありがとうございます。」
「リエ。お風呂はこっち。」
母親に手を引かれるリエは不意に振り返りサンジの方を見る。
サ「あ!リエちゃん前!」
《ゴンッ》
「あらやだ!柱!」
柱に額をぶつけたリエに慌てる母親。
「切ってない?もう~よそ見しないでよ~。」
『ん…きゅ………。』
「何?今、何か言った?」
『………。』
無表情で見つめるリエに母親は少し残念そうにリエの頭を撫でるとお風呂へと連れていった。
しばらくしてリエがお風呂から上がってきた。
「サンジさんお待たせしました!お風呂どうぞ♪」
サ「それじゃぁ、お言葉に甘えて。」
サンジがお風呂から上がるとリエが髪を乾かし終えてテーブルの前に座っていた。
「お茶どうぞ♪」
サンジが座るとリエがじっとサンジを見る。
サ「どうした?」
『…きゅ……。』
リエはゆっくりと動きだすとサンジの隣に座った。
「あら、サンジさんのこと気に入ったの?」
『……♪』
リエはサンジを見るとニッコリと笑った。
「!?…リエがそんな顔するなんて…。」
サ「え?」
「目覚めてから初めて笑っているのを見たわ…。一体何が…。」
サ「俺は何も…。」
『~♪』
リエは嬉しそうに隣にいるサンジに抱きつく。
「よっぽどサンジさんが気に入ったのね♪サンジさんのおかげでこんなリエを引き出す事ができたのかもしれないわね。本当にありがとう。あ!そういえばお料理を教えるんでしたね。」
サ「気にしなくていい。適当に言っただけで無条件で手を貸す気だったんだ。」
「まぁ!けどお約束ですもの♪そうだ、リエの大好物を作りましょう!」
こうして3人はキッチンへと向かった。
「これは煮込み料理なの。お野菜も美味しく食べられるのよ♪材料はこんな感じね。あとはこの調味料。それと、ニンジン。はい、リエ。ニンジンよ♪」
『……。』
ニンジンを手渡されたリエは不思議そうにニンジンを見つめる。
「まだわからないわね…。」
母は少し残念そうにリエの手からニンジンを受け取る。
「リエはニンジン嫌いなの。けどこれに入れると食べてくれるのよ♪さて、下準備はこんな感じかしらね。あとはお野菜をこんな感じに切って、ここに調味料を入れて煮込むだけ!」
サ「意外と簡単だな。」
「えぇ♪」
しばらくして漂い始める美味しそうな香りに母が嬉しそうにリエに話しかける。
「リエが一番好きなものよ♪まぁ、思い出せなくてもまた好きになれるわ。きっと。」
『………。』
「さぁ、これで完成よ♪」
母は料理を器に盛るとテーブルに並べる。
「食べてみて♪」
サ「いただきます。…!?うめぇ!」
『………。』
「はい、リエもあ~ん。」
母に促され小さな口を開けるリエ。
「どう?美味しい?」
『………。』
リエは少し間を置いた後、料理に手を伸ばした。
「ふふふ♪気に入ったみたいね。はい、あ~ん。」
『~……♪』
少し嬉しそうに食事をするリエにサンジも思わず笑顔になった。
サ「リエちゃんはこれが好きなんだな。お母さんに教わったから今度は俺が作って持ってくるな♪」
『~♪』
サ「おっと。そろそろ行かねぇと店が閉まっちまうな。」
「そういえばお買い物に来たんだったわね。引き止めちゃってごめんなさいね。」
サ「いや、こっちこそ料理も教えてもらって、お風呂まで借りちまって。」
「いいのよ。リエを助けてくれたんだもの♪」
サ「それじゃ、そろそろ。」
『…!』
どこかへ行こうとするサンジにリエは不安げな表情でサンジの手を取った。
「リエ。サンジさんは用事があるの。」
『…!』
リエは今にも泣き出しそうな表情でサンジを見つめる。
サ「わかった。買い物一緒に行くか?」
「さすがにご迷惑よ。リエの事は大丈夫だから気にせず行ってください。」
母はそっとリエの手をサンジから引き剥がす。
『きゅー!』
「え?」
『きゅー!きゅー!』
「リエ?」
不思議な声をあげるリエに母が戸惑う。
サ「…?」
この感じとこかで………。
サ「リエちゃん。買い物一緒に行くか。お母さん、少しリエちゃんを借りてもいいか?」
「ご迷惑じゃないかしら…?」
サ「大丈夫♪」
「それなら…。」
母が手を離すとリエは嬉しそうにサンジに抱きついた。
サ「ははは♪それじゃ、ちょっとだけ行ってくる。」
「わかったわ。気をつけてね♪」
久々に嬉しそうにするリエに母も笑顔で見送った。
「リエがあんな顔するなんてサンジさんはどんな魔法を使ったのかしら?」
商店街へ歩いている途中、サンジはリエに問いかける。
サ「なぁ、リエちゃん。前に俺と会った事ある?」
『~♪』
リエはサンジの話に耳を傾けることなく嬉しそうにサンジと手を繋ぎ、歩く。
サ「わからねぇよな…。」
チョ「あ!サンジだ!」
サ「おぅ、チョッパー。ウソップも一緒か。ルフィは?」
ウ「それが一人で走って行っちまって、やっと見つけたらそこのメシ屋で食うだけ食って小遣い足りなくて皿洗いしててよ~。」
サ「ははは!ったくしょうがねぇな~。」
サンジはそのまま飲食店に入る。
「いらっしゃい!」
サ「あー、悪ぃ。客じゃねぇんだ。ウチのもんが世話になったみたいでな。これで足りるか?」
「おー!兄ちゃんあの麦わらの小僧のツレかい?いや~店の食材ほとんど食われちまってその上、金持ってねぇなんて言うもんだから皿洗いさせたんだ。」
サ「迷惑かけて悪かったな。」
「いいって事よ。おい小僧!お前の友達が迎えに来たぞ~。」
ル「んー?おー!サンジー!」
「この兄ちゃんが足りないぶん払ってくれたから感謝しろよ?今回はこれで上がってよろしい!」
ル「やっほーい!サンジありがとな!」
サ「ったく…。」
「あれ…?その子、リエちゃんじゃねぇか。なんで一緒にいるんだ?」
サ「さっき迷子になってるのを助けたら気に入られちまってな。」
「そうか~。」
ル「あー!お前さっきのいいヤツじゃねぇか~♪」
サ「いいヤツ?」
ル「腹減って死にそうだった時にポケットの飴玉くれたんだ。ありがとな!」
「それならお母さんと買い物に来るたびに小さい頃から俺があげてるヤツだな。もう子供じゃないってよく怒られたもんだ~。また思い出してくれるんじゃないかってこの前もあげたんだよ…。」
ル「思い出す?お前、昔のこと忘れてんのか?」
サ「病気でしばらく眠ったままだったらしい。」
「あぁ。目覚めたのはいいが俺たち村の人間の事も、母親の事もわからないみたいだ…。父親の事も忘れちまってるんだろうな…。」
サ「そういや父親に会ってねぇな。」
「もういねぇんだ。俺とアイツは海賊やってたんだ。この島の自然に惚れて海賊やめて住み始めたんだけどよ、流行病で死んじまった。リエちゃんが5歳くらいの時だったかな。ほんと、絵に描いたような幸せな家族だったよ。」
サ「そうだったのか…。」
『……?』
リエはそんな会話をしている2人に目を向ける事なくルフィを見ていた。
ル「なんだ?」
ルフィの顔を見て何かを思い出したようにリエはポケットから再び飴玉を出した。
ル「おー!もう一個くれんのか!?ありがとな!」
「ははは!すっかり餌付けされちまってるじゃねぇか!」
サ「ったく…。」
『………。』
リエは嬉しそうに飴玉を舐めるルフィをじっと見つめるとそっと手を伸ばし、ルフィの頬を摘まんだ。
ル「ん~?なんら~?(なんだ?)」
リエがそっと引っ張ると頬をが伸びる。
「どうなってんだ!?」
サ「あぁ。こいつゴム人間なんだ。」
「悪魔の実か。」
リエは不思議そうに何度も頬を引っ張る。
「ははは!リエちゃん、そろそろやめてやれって!」
そう言いながらも店主は笑い転げる。
リエが手を離すと頬はパチンと音を立てて戻った。
リエは次に、笑い転げる店主の頬に手を伸ばす。
サ「おっと。そっちは伸びねぇからやめときな。」
サンジがその手を取るとリエは嬉しそうにサンジに笑顔を向ける。
サ「おっと。そろそろ行かねぇと。」
サンジは店主に挨拶をすると店を出た。
サ「お邪魔します。」
「濡れて冷えたでしょう?お風呂沸かしておきますからゆっくり温まっていってくださいね♪」
サ「悪いな。あ。リエちゃん風邪引いちゃうから先に入っておいで。」
『………。』
「それじゃあ、お着替えをここに置いておきますね。それとタオル。お言葉に甘えてリエを先にお風呂に入れてきますね。」
サ「はい。ありがとうございます。」
「リエ。お風呂はこっち。」
母親に手を引かれるリエは不意に振り返りサンジの方を見る。
サ「あ!リエちゃん前!」
《ゴンッ》
「あらやだ!柱!」
柱に額をぶつけたリエに慌てる母親。
「切ってない?もう~よそ見しないでよ~。」
『ん…きゅ………。』
「何?今、何か言った?」
『………。』
無表情で見つめるリエに母親は少し残念そうにリエの頭を撫でるとお風呂へと連れていった。
しばらくしてリエがお風呂から上がってきた。
「サンジさんお待たせしました!お風呂どうぞ♪」
サ「それじゃぁ、お言葉に甘えて。」
サンジがお風呂から上がるとリエが髪を乾かし終えてテーブルの前に座っていた。
「お茶どうぞ♪」
サンジが座るとリエがじっとサンジを見る。
サ「どうした?」
『…きゅ……。』
リエはゆっくりと動きだすとサンジの隣に座った。
「あら、サンジさんのこと気に入ったの?」
『……♪』
リエはサンジを見るとニッコリと笑った。
「!?…リエがそんな顔するなんて…。」
サ「え?」
「目覚めてから初めて笑っているのを見たわ…。一体何が…。」
サ「俺は何も…。」
『~♪』
リエは嬉しそうに隣にいるサンジに抱きつく。
「よっぽどサンジさんが気に入ったのね♪サンジさんのおかげでこんなリエを引き出す事ができたのかもしれないわね。本当にありがとう。あ!そういえばお料理を教えるんでしたね。」
サ「気にしなくていい。適当に言っただけで無条件で手を貸す気だったんだ。」
「まぁ!けどお約束ですもの♪そうだ、リエの大好物を作りましょう!」
こうして3人はキッチンへと向かった。
「これは煮込み料理なの。お野菜も美味しく食べられるのよ♪材料はこんな感じね。あとはこの調味料。それと、ニンジン。はい、リエ。ニンジンよ♪」
『……。』
ニンジンを手渡されたリエは不思議そうにニンジンを見つめる。
「まだわからないわね…。」
母は少し残念そうにリエの手からニンジンを受け取る。
「リエはニンジン嫌いなの。けどこれに入れると食べてくれるのよ♪さて、下準備はこんな感じかしらね。あとはお野菜をこんな感じに切って、ここに調味料を入れて煮込むだけ!」
サ「意外と簡単だな。」
「えぇ♪」
しばらくして漂い始める美味しそうな香りに母が嬉しそうにリエに話しかける。
「リエが一番好きなものよ♪まぁ、思い出せなくてもまた好きになれるわ。きっと。」
『………。』
「さぁ、これで完成よ♪」
母は料理を器に盛るとテーブルに並べる。
「食べてみて♪」
サ「いただきます。…!?うめぇ!」
『………。』
「はい、リエもあ~ん。」
母に促され小さな口を開けるリエ。
「どう?美味しい?」
『………。』
リエは少し間を置いた後、料理に手を伸ばした。
「ふふふ♪気に入ったみたいね。はい、あ~ん。」
『~……♪』
少し嬉しそうに食事をするリエにサンジも思わず笑顔になった。
サ「リエちゃんはこれが好きなんだな。お母さんに教わったから今度は俺が作って持ってくるな♪」
『~♪』
サ「おっと。そろそろ行かねぇと店が閉まっちまうな。」
「そういえばお買い物に来たんだったわね。引き止めちゃってごめんなさいね。」
サ「いや、こっちこそ料理も教えてもらって、お風呂まで借りちまって。」
「いいのよ。リエを助けてくれたんだもの♪」
サ「それじゃ、そろそろ。」
『…!』
どこかへ行こうとするサンジにリエは不安げな表情でサンジの手を取った。
「リエ。サンジさんは用事があるの。」
『…!』
リエは今にも泣き出しそうな表情でサンジを見つめる。
サ「わかった。買い物一緒に行くか?」
「さすがにご迷惑よ。リエの事は大丈夫だから気にせず行ってください。」
母はそっとリエの手をサンジから引き剥がす。
『きゅー!』
「え?」
『きゅー!きゅー!』
「リエ?」
不思議な声をあげるリエに母が戸惑う。
サ「…?」
この感じとこかで………。
サ「リエちゃん。買い物一緒に行くか。お母さん、少しリエちゃんを借りてもいいか?」
「ご迷惑じゃないかしら…?」
サ「大丈夫♪」
「それなら…。」
母が手を離すとリエは嬉しそうにサンジに抱きついた。
サ「ははは♪それじゃ、ちょっとだけ行ってくる。」
「わかったわ。気をつけてね♪」
久々に嬉しそうにするリエに母も笑顔で見送った。
「リエがあんな顔するなんてサンジさんはどんな魔法を使ったのかしら?」
商店街へ歩いている途中、サンジはリエに問いかける。
サ「なぁ、リエちゃん。前に俺と会った事ある?」
『~♪』
リエはサンジの話に耳を傾けることなく嬉しそうにサンジと手を繋ぎ、歩く。
サ「わからねぇよな…。」
チョ「あ!サンジだ!」
サ「おぅ、チョッパー。ウソップも一緒か。ルフィは?」
ウ「それが一人で走って行っちまって、やっと見つけたらそこのメシ屋で食うだけ食って小遣い足りなくて皿洗いしててよ~。」
サ「ははは!ったくしょうがねぇな~。」
サンジはそのまま飲食店に入る。
「いらっしゃい!」
サ「あー、悪ぃ。客じゃねぇんだ。ウチのもんが世話になったみたいでな。これで足りるか?」
「おー!兄ちゃんあの麦わらの小僧のツレかい?いや~店の食材ほとんど食われちまってその上、金持ってねぇなんて言うもんだから皿洗いさせたんだ。」
サ「迷惑かけて悪かったな。」
「いいって事よ。おい小僧!お前の友達が迎えに来たぞ~。」
ル「んー?おー!サンジー!」
「この兄ちゃんが足りないぶん払ってくれたから感謝しろよ?今回はこれで上がってよろしい!」
ル「やっほーい!サンジありがとな!」
サ「ったく…。」
「あれ…?その子、リエちゃんじゃねぇか。なんで一緒にいるんだ?」
サ「さっき迷子になってるのを助けたら気に入られちまってな。」
「そうか~。」
ル「あー!お前さっきのいいヤツじゃねぇか~♪」
サ「いいヤツ?」
ル「腹減って死にそうだった時にポケットの飴玉くれたんだ。ありがとな!」
「それならお母さんと買い物に来るたびに小さい頃から俺があげてるヤツだな。もう子供じゃないってよく怒られたもんだ~。また思い出してくれるんじゃないかってこの前もあげたんだよ…。」
ル「思い出す?お前、昔のこと忘れてんのか?」
サ「病気でしばらく眠ったままだったらしい。」
「あぁ。目覚めたのはいいが俺たち村の人間の事も、母親の事もわからないみたいだ…。父親の事も忘れちまってるんだろうな…。」
サ「そういや父親に会ってねぇな。」
「もういねぇんだ。俺とアイツは海賊やってたんだ。この島の自然に惚れて海賊やめて住み始めたんだけどよ、流行病で死んじまった。リエちゃんが5歳くらいの時だったかな。ほんと、絵に描いたような幸せな家族だったよ。」
サ「そうだったのか…。」
『……?』
リエはそんな会話をしている2人に目を向ける事なくルフィを見ていた。
ル「なんだ?」
ルフィの顔を見て何かを思い出したようにリエはポケットから再び飴玉を出した。
ル「おー!もう一個くれんのか!?ありがとな!」
「ははは!すっかり餌付けされちまってるじゃねぇか!」
サ「ったく…。」
『………。』
リエは嬉しそうに飴玉を舐めるルフィをじっと見つめるとそっと手を伸ばし、ルフィの頬を摘まんだ。
ル「ん~?なんら~?(なんだ?)」
リエがそっと引っ張ると頬をが伸びる。
「どうなってんだ!?」
サ「あぁ。こいつゴム人間なんだ。」
「悪魔の実か。」
リエは不思議そうに何度も頬を引っ張る。
「ははは!リエちゃん、そろそろやめてやれって!」
そう言いながらも店主は笑い転げる。
リエが手を離すと頬はパチンと音を立てて戻った。
リエは次に、笑い転げる店主の頬に手を伸ばす。
サ「おっと。そっちは伸びねぇからやめときな。」
サンジがその手を取るとリエは嬉しそうにサンジに笑顔を向ける。
サ「おっと。そろそろ行かねぇと。」
サンジは店主に挨拶をすると店を出た。
