☆星に願いを
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しばらく狭いトンネルを進むと城の裏庭に出た。
ウ「やっと外か~。」
クルー達がそのまま庭を突き進むと
たくさんの花が咲く庭に1人の少女が座っていた。
ナ「誰かいる!」
ナミの一声でクルー達は物陰に隠れた。
こちらに背を向けている少女の髪は金色に輝いていて
例え立ったとしても引きずるほどの長さだった。
少女は近くに咲いていた花にそっと手を伸ばす。
『あ……。』
《ドサッ》
バランスを崩したように倒れる少女にチョッパーがたまらず飛び出してしまった。
ナ「ちょっと!チョッパー!」
チョ「大丈夫か!?」
『……あら…?面白い生き物…。』
少女は細い腕でチョッパーに触れる。
チョッパーがその手を取って脈拍を測る。
チョ「!?弱い…。」
ナ「チョッパー!」
チョ「ナミ!この子を連れて帰ろう!」
ナ「え!?」
チョ「このままじゃマズいんだ!」
慌てるチョッパーをよそに
少女は周りに集まったクルー達を見る。
『そうだ…。あなた達さっき連れてこられた海賊ね…?私に何か用事…かしら…?』
チョ「大事な用事だ!すぐ治療をしよう!」
『…クスッ…。んふふふ…。あなた変な事を言うのね…。私の事を知らずに来たのかしら…?』
少女はそう言うと必死に力を振り絞るようにして起き上がった。
チョ「起きちゃダメだ!」
『あ……。』
《ドサッ…。》
少女は力つきるように倒れこんだ。
チョ「血も足りてないし、脈拍も弱い…。」
「姫様!」
ウ「やべ!見つかった!」
「あなた達!姫様から離れなさい!」
そう強く叫んだのはメイドだった。
ゾ「コイツがこの国の姫だ?」
フ「ボロボロじゃねぇか。」
そう言うクルー達をかき分けてメイドは姫を抱き起す。
「姫様お怪我はございませんか?」
『ケガくらい別にどうって事ないでしょ…。それに今日は転んでない…。』
「まぁ!お膝を擦りむいて…!」
『あ…。そうだ…。さっきそこの石段で…。』
「すぐに手当てを!」
『別にいい…。前の人からも聞いてるでしょ…。もうほっといてって…。』
「そういうわけにはいきません!」
『……わかった…。』
メイドは軽々と姫を抱き上げる。
チョ「待ってくれ!その子を治療させてほしい!」
「は…?あなた方は…。」
メイドはクルー達の身につけている変装グッズを見る。
「またベリルさんの仕業ですか…。お逃げなさい。そして今日の事は忘れなさい。この国の事も姫様の事も。」
チョ「その子を治療させてくれるまで俺は逃げない!」
「…だそうですよ姫様。」
『お願い…。もうほっておいて…。』
チョ「そのままにしておいたら命を落とすかもしれないんだゾ!」
『…そうだといいんだけど…。』
チョ「え…?」
『私は死なない…。だからほっておいて…。』
チョ「死なないわけあるか!」
『…聞き分けの悪い子…。マリー。降ろしてちょうだい。』
「はい。」
マリーと呼ばれたメイドは姫を地面に降ろした。
姫は力なく座り込む。
「姫様!」
『大丈夫…。』
姫はゆっくりとチョッパーに手を伸ばすとその小さな手を取った。
『あなたは私に何を見たのかしら…?』
チョ「え?」
『私を治療しても金銭がもらえるわけでもないし、国の英雄になれるわけでもないわ…。それなのにどうしてあなたは必死に治療を願うのかしら…?』
チョ「医者だからだ。」
『それだけ…?』
チョ「うん。」
『そう…。でもごめんなさい…。やっていただいても無駄なの…。』
チョ「無駄なもんか!」
『この体が治ろうが治るまいが私にはどうでもいいの…。私はどんな状態であっても死なないから…。だから諦めてくれるかしら…。もうほっておいてほしいの…。』
ブ「私が言うのもなんですが死なないなんて事があるんでしょうか?」
『あるわ…。』
チョ「能力者なのか?」
『いいえ…。…っ!…うぅっ…ゲホッ…ゲホッ…。』
「姫様!…血が!」
『はぁ…はぁ…はぁ…。』
「すぐにお部屋に戻りましょう!」
マリーは再び姫を抱き上げようとする。
サ「待ってくれ。」
サンジは連れていかれそうになる姫の手を掴んだ。
サ「もし、死なないってのが本当だとしても苦しい事に変わりはねぇじゃねぇか…。治療をすれば少しは楽になるかもしれねぇ。俺らも見つけちまった以上はほっておけねぇよ。」
『はぁ…聞き分けの悪いのが増えた…。』
姫はそう弱々しく言うと力つきるように倒れこんだ。
サ「おっと。」
サンジが姫の体を受け止める。
サ「な!?なんだこの熱は!」
「もうずっと前からこんな状態で…。」
『マリー…。余計な事は言わないで…。』
「申し訳ございません…。」
チョ「他にも気になる点がいくつかある。ちゃんと診察をさせてほしい。」
『……。』
姫が少し困ったような表情をしていると
後ろから声がかかった。
ウ「やっと外か~。」
クルー達がそのまま庭を突き進むと
たくさんの花が咲く庭に1人の少女が座っていた。
ナ「誰かいる!」
ナミの一声でクルー達は物陰に隠れた。
こちらに背を向けている少女の髪は金色に輝いていて
例え立ったとしても引きずるほどの長さだった。
少女は近くに咲いていた花にそっと手を伸ばす。
『あ……。』
《ドサッ》
バランスを崩したように倒れる少女にチョッパーがたまらず飛び出してしまった。
ナ「ちょっと!チョッパー!」
チョ「大丈夫か!?」
『……あら…?面白い生き物…。』
少女は細い腕でチョッパーに触れる。
チョッパーがその手を取って脈拍を測る。
チョ「!?弱い…。」
ナ「チョッパー!」
チョ「ナミ!この子を連れて帰ろう!」
ナ「え!?」
チョ「このままじゃマズいんだ!」
慌てるチョッパーをよそに
少女は周りに集まったクルー達を見る。
『そうだ…。あなた達さっき連れてこられた海賊ね…?私に何か用事…かしら…?』
チョ「大事な用事だ!すぐ治療をしよう!」
『…クスッ…。んふふふ…。あなた変な事を言うのね…。私の事を知らずに来たのかしら…?』
少女はそう言うと必死に力を振り絞るようにして起き上がった。
チョ「起きちゃダメだ!」
『あ……。』
《ドサッ…。》
少女は力つきるように倒れこんだ。
チョ「血も足りてないし、脈拍も弱い…。」
「姫様!」
ウ「やべ!見つかった!」
「あなた達!姫様から離れなさい!」
そう強く叫んだのはメイドだった。
ゾ「コイツがこの国の姫だ?」
フ「ボロボロじゃねぇか。」
そう言うクルー達をかき分けてメイドは姫を抱き起す。
「姫様お怪我はございませんか?」
『ケガくらい別にどうって事ないでしょ…。それに今日は転んでない…。』
「まぁ!お膝を擦りむいて…!」
『あ…。そうだ…。さっきそこの石段で…。』
「すぐに手当てを!」
『別にいい…。前の人からも聞いてるでしょ…。もうほっといてって…。』
「そういうわけにはいきません!」
『……わかった…。』
メイドは軽々と姫を抱き上げる。
チョ「待ってくれ!その子を治療させてほしい!」
「は…?あなた方は…。」
メイドはクルー達の身につけている変装グッズを見る。
「またベリルさんの仕業ですか…。お逃げなさい。そして今日の事は忘れなさい。この国の事も姫様の事も。」
チョ「その子を治療させてくれるまで俺は逃げない!」
「…だそうですよ姫様。」
『お願い…。もうほっておいて…。』
チョ「そのままにしておいたら命を落とすかもしれないんだゾ!」
『…そうだといいんだけど…。』
チョ「え…?」
『私は死なない…。だからほっておいて…。』
チョ「死なないわけあるか!」
『…聞き分けの悪い子…。マリー。降ろしてちょうだい。』
「はい。」
マリーと呼ばれたメイドは姫を地面に降ろした。
姫は力なく座り込む。
「姫様!」
『大丈夫…。』
姫はゆっくりとチョッパーに手を伸ばすとその小さな手を取った。
『あなたは私に何を見たのかしら…?』
チョ「え?」
『私を治療しても金銭がもらえるわけでもないし、国の英雄になれるわけでもないわ…。それなのにどうしてあなたは必死に治療を願うのかしら…?』
チョ「医者だからだ。」
『それだけ…?』
チョ「うん。」
『そう…。でもごめんなさい…。やっていただいても無駄なの…。』
チョ「無駄なもんか!」
『この体が治ろうが治るまいが私にはどうでもいいの…。私はどんな状態であっても死なないから…。だから諦めてくれるかしら…。もうほっておいてほしいの…。』
ブ「私が言うのもなんですが死なないなんて事があるんでしょうか?」
『あるわ…。』
チョ「能力者なのか?」
『いいえ…。…っ!…うぅっ…ゲホッ…ゲホッ…。』
「姫様!…血が!」
『はぁ…はぁ…はぁ…。』
「すぐにお部屋に戻りましょう!」
マリーは再び姫を抱き上げようとする。
サ「待ってくれ。」
サンジは連れていかれそうになる姫の手を掴んだ。
サ「もし、死なないってのが本当だとしても苦しい事に変わりはねぇじゃねぇか…。治療をすれば少しは楽になるかもしれねぇ。俺らも見つけちまった以上はほっておけねぇよ。」
『はぁ…聞き分けの悪いのが増えた…。』
姫はそう弱々しく言うと力つきるように倒れこんだ。
サ「おっと。」
サンジが姫の体を受け止める。
サ「な!?なんだこの熱は!」
「もうずっと前からこんな状態で…。」
『マリー…。余計な事は言わないで…。』
「申し訳ございません…。」
チョ「他にも気になる点がいくつかある。ちゃんと診察をさせてほしい。」
『……。』
姫が少し困ったような表情をしていると
後ろから声がかかった。
