☆星に願いを
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その頃アリアはバルコニーで歌い続けていた。
もっと…もっと…。
アリアは魔力を集中させ
思いを込めて歌った。
「あら。いつもより星が多いわ。」
『~~♪』
まだいける…!
どうかこの先みんなの旅が笑顔いっぱいの旅になるように。
この島の人々がずっと笑顔で過ごせるように。
願いを込めて。
『…っ…。』
アリアが歌い終えると空には見たことのない程の星が輝いていた。
「久々の割に上出来じゃない♪」
『でしょ?いつもより頑張っちゃった♪』
「ねぇ、アリア。聞こえる?」
『うん。』
目を閉じるアリアとトルテの耳には
街中からの喜びの声が響いていた。
『みんな喜んでくれてよかった♪』
「えぇ♪…さぁ、少し休みましょ。疲れたでしょ?」
『うん。ちょっとね。』
「あと1時間もすれば星達は帰っていくわ。これで今年の祭りも終わりね。」
『うん。星が帰る頃にきっとみんなも帰って来るわ。私の代わりに感想を聞いておいて。私はきっと疲れて眠ってしまうから。』
「わかったわ♪」
『これで全部終わった…。急で悪いけどみんなには明日にでも出ていってもらいましょう…。』
「そうね…。」
《ガチャ》
サ「それは無理かもな。」
『!?』
「あ、あなたどうしてここに!?」
サ「急いで戻ってきた。サリーさんが誓えるのは星が出ている間だけだって教えてくれたからな。アリアちゃん。俺と海に出よう!」
『え!?』
「あなた何を言ってるのよ!」
サ「アリアちゃんは王位を継承してねぇんだろ?それならここを自由に出られるはずだ。」
『そうだけど…。…私とあなたは違うの。どう頑張ってもあなたは私より先に……。』
サ「それなら俺が終わりにする。」
『え…?』
サ「愛する者にしか魔法使いは殺せねぇんだろ?それなら俺が死ぬ時にアリアちゃんも一緒に終わりにする!」
『そ、そんな事…。』
サ「できる!俺はアリアちゃんが好きだ!誰かを思う優しさも、強さも!アリアちゃんの重荷だって背負ってみせる!」
「あなた自分が何を言ってるかわかっているの!?好いている相手を自分の手で殺すのよ!?そんな事あなたにできるの!?」
サ「できる。」
『……わかった。』
アリアは手と手を合わせるとゆっくりと離した。
すると手の間から1本の短剣が現れた。
「アリア!?」
『これは魔法使いの家に代々伝わる剣。魔法使い以外の者を傷つける事はできない。そして本当の愛がなければ魔法使いも傷つけられない。あなたが本気だと言うなら今すぐこれで私を刺してみせなさい。』
アリアは短剣をサンジに渡した。
サ「悪いが今はできねぇ。今死なれたら困るからな。」
そう言うサンジにアリアは短剣を奪い取ると自分の胸に突き刺した。
サ「アリアちゃん!?」
『うぅっ…!……。』
アリアが剣を抜くとそこには傷一つ残っていなかった。
『私は自分の体を傷つける事もできない。どんなに痛みを感じてもね…。』
「生半可な気持ちで言わないで!この子の何がわかるって言うのよ!」
サ「……。俺は本気だ。」
サンジはアリアの手から短剣をそっと奪うとアリアの手を取った。
そしてアリアの腕に剣を突き立てた。
『うぅっ!』
《ポタポタ…。》
アリアの腕から滴り落ちた血で床が赤く染まった。
「嘘…。」
『………。』
アリアは驚きの目でサンジを見た。
サ「本気だって言ったろ。」
「アリアが傷つくなんて……。」
『……本当に……本当に私を連れていってくれるの…?』
サ「あぁ。」
『……それなら……。…っ!…私を連れていって…!ずっとあなたと一緒にいたい…っ…。』
サ「あぁ。あの世でだって一緒にいてやるさ。」
アリアはギュッとサンジに抱きつくとポロポロと涙を流した。
サ「アリアちゃんを殺す事を俺はここに誓う。」
『あなたにずっとついて行く事を誓います…っ!』
サ「さて。これで約束も守れたよな?」
『約束…?』
サ「アリアちゃんの言う通りにするって言ったろ?アリアちゃんは俺と海に出ると言った。俺はその通りにするぜ♪」
「まったく…。やけに素直に聞いたと思ったら…。1本取られたわ…。」
トルテはそう言って笑った。
「いいでしょう。その代わりアリアが魔法使いである事は周りには伏せること。それだけは守ってちょうだい。」
サ「他はいいのか?」
「他って…?」
サ「てっきり自分も連れてってほしいって言うのかと思ったぜ♪」
「な!?わ、私はあなたになんかに頼んだりしないわよ!私はアリアのための存在なの!従うのはアリアだけよ!」
『ふふふ♪意地っ張り(笑)』
「う、うるさいわね!」
『トルテも行こう?私と一緒に♪』
「しょうがないから行ってあげるわ…///」
サ「マリーさんとサリーさんはどうするんだい?」
『2人には夢があるから。それを叶えさせてあげたいってずっと思っていたの。もう私の世話をする必要がないから母親の待つ家に帰れるでしょう?きっと親子で笑顔あふれる素敵なお店を作ってくれるわ♪』
「そうね♪」
もっと…もっと…。
アリアは魔力を集中させ
思いを込めて歌った。
「あら。いつもより星が多いわ。」
『~~♪』
まだいける…!
どうかこの先みんなの旅が笑顔いっぱいの旅になるように。
この島の人々がずっと笑顔で過ごせるように。
願いを込めて。
『…っ…。』
アリアが歌い終えると空には見たことのない程の星が輝いていた。
「久々の割に上出来じゃない♪」
『でしょ?いつもより頑張っちゃった♪』
「ねぇ、アリア。聞こえる?」
『うん。』
目を閉じるアリアとトルテの耳には
街中からの喜びの声が響いていた。
『みんな喜んでくれてよかった♪』
「えぇ♪…さぁ、少し休みましょ。疲れたでしょ?」
『うん。ちょっとね。』
「あと1時間もすれば星達は帰っていくわ。これで今年の祭りも終わりね。」
『うん。星が帰る頃にきっとみんなも帰って来るわ。私の代わりに感想を聞いておいて。私はきっと疲れて眠ってしまうから。』
「わかったわ♪」
『これで全部終わった…。急で悪いけどみんなには明日にでも出ていってもらいましょう…。』
「そうね…。」
《ガチャ》
サ「それは無理かもな。」
『!?』
「あ、あなたどうしてここに!?」
サ「急いで戻ってきた。サリーさんが誓えるのは星が出ている間だけだって教えてくれたからな。アリアちゃん。俺と海に出よう!」
『え!?』
「あなた何を言ってるのよ!」
サ「アリアちゃんは王位を継承してねぇんだろ?それならここを自由に出られるはずだ。」
『そうだけど…。…私とあなたは違うの。どう頑張ってもあなたは私より先に……。』
サ「それなら俺が終わりにする。」
『え…?』
サ「愛する者にしか魔法使いは殺せねぇんだろ?それなら俺が死ぬ時にアリアちゃんも一緒に終わりにする!」
『そ、そんな事…。』
サ「できる!俺はアリアちゃんが好きだ!誰かを思う優しさも、強さも!アリアちゃんの重荷だって背負ってみせる!」
「あなた自分が何を言ってるかわかっているの!?好いている相手を自分の手で殺すのよ!?そんな事あなたにできるの!?」
サ「できる。」
『……わかった。』
アリアは手と手を合わせるとゆっくりと離した。
すると手の間から1本の短剣が現れた。
「アリア!?」
『これは魔法使いの家に代々伝わる剣。魔法使い以外の者を傷つける事はできない。そして本当の愛がなければ魔法使いも傷つけられない。あなたが本気だと言うなら今すぐこれで私を刺してみせなさい。』
アリアは短剣をサンジに渡した。
サ「悪いが今はできねぇ。今死なれたら困るからな。」
そう言うサンジにアリアは短剣を奪い取ると自分の胸に突き刺した。
サ「アリアちゃん!?」
『うぅっ…!……。』
アリアが剣を抜くとそこには傷一つ残っていなかった。
『私は自分の体を傷つける事もできない。どんなに痛みを感じてもね…。』
「生半可な気持ちで言わないで!この子の何がわかるって言うのよ!」
サ「……。俺は本気だ。」
サンジはアリアの手から短剣をそっと奪うとアリアの手を取った。
そしてアリアの腕に剣を突き立てた。
『うぅっ!』
《ポタポタ…。》
アリアの腕から滴り落ちた血で床が赤く染まった。
「嘘…。」
『………。』
アリアは驚きの目でサンジを見た。
サ「本気だって言ったろ。」
「アリアが傷つくなんて……。」
『……本当に……本当に私を連れていってくれるの…?』
サ「あぁ。」
『……それなら……。…っ!…私を連れていって…!ずっとあなたと一緒にいたい…っ…。』
サ「あぁ。あの世でだって一緒にいてやるさ。」
アリアはギュッとサンジに抱きつくとポロポロと涙を流した。
サ「アリアちゃんを殺す事を俺はここに誓う。」
『あなたにずっとついて行く事を誓います…っ!』
サ「さて。これで約束も守れたよな?」
『約束…?』
サ「アリアちゃんの言う通りにするって言ったろ?アリアちゃんは俺と海に出ると言った。俺はその通りにするぜ♪」
「まったく…。やけに素直に聞いたと思ったら…。1本取られたわ…。」
トルテはそう言って笑った。
「いいでしょう。その代わりアリアが魔法使いである事は周りには伏せること。それだけは守ってちょうだい。」
サ「他はいいのか?」
「他って…?」
サ「てっきり自分も連れてってほしいって言うのかと思ったぜ♪」
「な!?わ、私はあなたになんかに頼んだりしないわよ!私はアリアのための存在なの!従うのはアリアだけよ!」
『ふふふ♪意地っ張り(笑)』
「う、うるさいわね!」
『トルテも行こう?私と一緒に♪』
「しょうがないから行ってあげるわ…///」
サ「マリーさんとサリーさんはどうするんだい?」
『2人には夢があるから。それを叶えさせてあげたいってずっと思っていたの。もう私の世話をする必要がないから母親の待つ家に帰れるでしょう?きっと親子で笑顔あふれる素敵なお店を作ってくれるわ♪』
「そうね♪」
