☆星に願いを
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そうして
しばらくしてアリアの傷も塞がり始めた頃
リハビリが始まった。
チョ「それにしても不思議だな。」
『何が?』
チョ「何年も眠ってたんだろ?それなのに筋力は落ちなかった。でも今回はこの数週間ですごく筋力が落ちた。何でだ?」
『あぁ。それなら、眠っている時は仮死状態にして魔法で体の時間を止めていたから。これ以上、細胞の破壊が進まないようにね。けど今回は時間を止めてしまうと治す事もできなくなってしまうから時間を止めなかったの。』
チョ「なるほど。体の時間を止めている間は良くも悪くもならないのか。」
『えぇ。』
チョ「トルテも同じ仕組みなのか?」
「私は違うわ。私はお妃様に生み出された存在だから魔力の塊みたいなものなの。だからどんなに眠ろうが、起きていようが、変わらないわ。」
チョ「へぇ~。トルテとアリアでは違うのか~。」
「ふふふ♪興味津々ね。」
チョ「うん!俺もっと知りたいゾ!」
『魔法使いの歴史の本なら確か…。あ。あそこの本棚に入ってるわ♪』
チョ「読んでいいか!?」
『どうぞ♪』
チョ「ありがとう!」
『それじゃ、チョッパーが本を読んでる間もうちょっとだけこの運動を続けてようかしら♪』
チョ「あんまり無理しなくていいゾ?アリアのペースでいいんだ♪」
『そう?じゃあ、これが私のペースって事で♪』
「時間がたっぷりある割にはせっかちね~。」
『えへへ♪』
アリアはそうやって笑うと窓の外を見ながらゆっくりと足を動かし始めた。
「いい天気ね♪」
『うん♪…こんな天気の日に海へ出たら気持ちいいでしょうね。』
アリアは部屋の隅で本を読むチョッパーに聞こえないように小声でそう言った。
『そろそろ…いいわよね…。ここまで回復すればあとはマリーとサリーから手を借りれば大丈夫だし。』
「彼らを解放するの?」
『うん。でもその前に魔力を回収しなきゃ。それとお礼もしなくちゃね♪』
チョ「アリア~。この星見祭ってのは何だ?」
チョッパーはそう言いながら本のページを指さす。
『あら…。懐かしい♪』
「星見祭は星の下で誓いを述べるお祭りよ♪」
チョ「誓い?」
『この島では亡くなった人は星になるって言われているの。その人達に今後、自分が生きていく上で大切な事を誓うの。』
チョ「へぇ~。どんな事を誓うんだ?」
『何でもいいの。例えば子供ならもう好き嫌いはしません。とか、ママの言う事をちゃんと聞きます。とか。あと、大人は大切な人へプロポーズをしたりするわ。星の下で結婚を誓うの♪』
チョ「へぇ~!でも今はやってないのか?さっき懐かしいって言ってたけど。」
『うん。やめちゃった。』
チョ「どうしてだ?」
「やめたというよりできなくなった。が正しいわ。」
『うん…。星見祭はね、この島にたくさんの星を呼ぶの。』
チョ「星を呼ぶ?」
『そう。普段は見えない遠くの星もね。そうして空が満天の星空になるの。』
「その星を呼ぶ役目がアリアってわけ。けど魔力も減って、体はボロボロ。とてもお祭りどころじゃなくなったのよ…。」
チョ「そっか…。」
『誓いは行われなくなったけれど街の人達が出店を出したりして今でもお祭りの気分は味わえるわよ♪』
「星の暦だと来週にお祭りが行われるから行ってみたら?」
チョ「うん!…あ!でも俺達まだお城を出られないんだよな?」
『あ。そうだった。チョッパー、手を貸して。』
チョ「うん。何するんだ?」
アリアはチョッパーの手を取るとゆっくりと目を閉じ、意識を集中させた。
『………終わり!』
チョ「ん?何だったんだ?」
『チョッパーの中に入っていた私の魔力を回収したの。これでもう外に出られるわよ♪』
チョ「今ので終わりか?何にも感じなかったゾ?」
『普通は感じないものよ。魔力の流れを感じる事ができるのは魔法使いだけ。』
チョ「へぇ~!」
『もう私も魔力のコントロールができるからみんなの中の魔力も回収できるし、ついでにみんなを呼んでもらってもいい?」
チョ「わかった!」
しばらくしてクルー達とマリー、サリーが部屋に集まるとチョッパーと同じ手順でアリアがクルー達から魔力を回収した。
『これでもう外に出ても大丈夫よ♪』
「せっかくだから街を散策してきたら?」
ル「冒険だー!」
ナ「そうね♪」
『マリー、サリー。みんなを案内してあげて。』
「かしこまりました。」
「お任せください♪」
こうしてクルー達は街へと向かった。
急に静まり返った部屋でアリアが小さくため息をついた。
「寂しい?」
『まぁね…。でも彼らを引き止める事はできない。彼らには彼らの時間があるもの。私の時間に巻き込むわけにはいかないわ。……ねぇ、トルテ。』
「なぁに?」
『星見祭…できないかな…?』
「呼ぶの?」
『うん。100年ぶりくらいだからちゃんとできるかわからないけど彼らにちゃんとお礼をしたいなって。』
「いいじゃない♪やってみましょ!」
『うん!』
サ「何をするの?」
『あら?みんなと一緒に行かなかったの?』
サ「ちょっとアリアちゃんが気になったから。」
『私が?』
サ「うん。アリアちゃんが悲しそうな目をするから。」
『そう?あまり意識してなかったわ。』
サ「なぁ、アリアちゃんも街に行こうぜ!」
『私はいいわよ。まだ歩けないし。』
サ「歩けるようになったらでいいさ♪」
『…その頃にはもうあなたは……。』
サ「ん?」
『いいえ。何でもないの。そうね、歩けるようになったらたまには外に出てみようかしら♪』
サ「約束な♪」
『え、えぇ…♪』
しばらくしてアリアの傷も塞がり始めた頃
リハビリが始まった。
チョ「それにしても不思議だな。」
『何が?』
チョ「何年も眠ってたんだろ?それなのに筋力は落ちなかった。でも今回はこの数週間ですごく筋力が落ちた。何でだ?」
『あぁ。それなら、眠っている時は仮死状態にして魔法で体の時間を止めていたから。これ以上、細胞の破壊が進まないようにね。けど今回は時間を止めてしまうと治す事もできなくなってしまうから時間を止めなかったの。』
チョ「なるほど。体の時間を止めている間は良くも悪くもならないのか。」
『えぇ。』
チョ「トルテも同じ仕組みなのか?」
「私は違うわ。私はお妃様に生み出された存在だから魔力の塊みたいなものなの。だからどんなに眠ろうが、起きていようが、変わらないわ。」
チョ「へぇ~。トルテとアリアでは違うのか~。」
「ふふふ♪興味津々ね。」
チョ「うん!俺もっと知りたいゾ!」
『魔法使いの歴史の本なら確か…。あ。あそこの本棚に入ってるわ♪』
チョ「読んでいいか!?」
『どうぞ♪』
チョ「ありがとう!」
『それじゃ、チョッパーが本を読んでる間もうちょっとだけこの運動を続けてようかしら♪』
チョ「あんまり無理しなくていいゾ?アリアのペースでいいんだ♪」
『そう?じゃあ、これが私のペースって事で♪』
「時間がたっぷりある割にはせっかちね~。」
『えへへ♪』
アリアはそうやって笑うと窓の外を見ながらゆっくりと足を動かし始めた。
「いい天気ね♪」
『うん♪…こんな天気の日に海へ出たら気持ちいいでしょうね。』
アリアは部屋の隅で本を読むチョッパーに聞こえないように小声でそう言った。
『そろそろ…いいわよね…。ここまで回復すればあとはマリーとサリーから手を借りれば大丈夫だし。』
「彼らを解放するの?」
『うん。でもその前に魔力を回収しなきゃ。それとお礼もしなくちゃね♪』
チョ「アリア~。この星見祭ってのは何だ?」
チョッパーはそう言いながら本のページを指さす。
『あら…。懐かしい♪』
「星見祭は星の下で誓いを述べるお祭りよ♪」
チョ「誓い?」
『この島では亡くなった人は星になるって言われているの。その人達に今後、自分が生きていく上で大切な事を誓うの。』
チョ「へぇ~。どんな事を誓うんだ?」
『何でもいいの。例えば子供ならもう好き嫌いはしません。とか、ママの言う事をちゃんと聞きます。とか。あと、大人は大切な人へプロポーズをしたりするわ。星の下で結婚を誓うの♪』
チョ「へぇ~!でも今はやってないのか?さっき懐かしいって言ってたけど。」
『うん。やめちゃった。』
チョ「どうしてだ?」
「やめたというよりできなくなった。が正しいわ。」
『うん…。星見祭はね、この島にたくさんの星を呼ぶの。』
チョ「星を呼ぶ?」
『そう。普段は見えない遠くの星もね。そうして空が満天の星空になるの。』
「その星を呼ぶ役目がアリアってわけ。けど魔力も減って、体はボロボロ。とてもお祭りどころじゃなくなったのよ…。」
チョ「そっか…。」
『誓いは行われなくなったけれど街の人達が出店を出したりして今でもお祭りの気分は味わえるわよ♪』
「星の暦だと来週にお祭りが行われるから行ってみたら?」
チョ「うん!…あ!でも俺達まだお城を出られないんだよな?」
『あ。そうだった。チョッパー、手を貸して。』
チョ「うん。何するんだ?」
アリアはチョッパーの手を取るとゆっくりと目を閉じ、意識を集中させた。
『………終わり!』
チョ「ん?何だったんだ?」
『チョッパーの中に入っていた私の魔力を回収したの。これでもう外に出られるわよ♪』
チョ「今ので終わりか?何にも感じなかったゾ?」
『普通は感じないものよ。魔力の流れを感じる事ができるのは魔法使いだけ。』
チョ「へぇ~!」
『もう私も魔力のコントロールができるからみんなの中の魔力も回収できるし、ついでにみんなを呼んでもらってもいい?」
チョ「わかった!」
しばらくしてクルー達とマリー、サリーが部屋に集まるとチョッパーと同じ手順でアリアがクルー達から魔力を回収した。
『これでもう外に出ても大丈夫よ♪』
「せっかくだから街を散策してきたら?」
ル「冒険だー!」
ナ「そうね♪」
『マリー、サリー。みんなを案内してあげて。』
「かしこまりました。」
「お任せください♪」
こうしてクルー達は街へと向かった。
急に静まり返った部屋でアリアが小さくため息をついた。
「寂しい?」
『まぁね…。でも彼らを引き止める事はできない。彼らには彼らの時間があるもの。私の時間に巻き込むわけにはいかないわ。……ねぇ、トルテ。』
「なぁに?」
『星見祭…できないかな…?』
「呼ぶの?」
『うん。100年ぶりくらいだからちゃんとできるかわからないけど彼らにちゃんとお礼をしたいなって。』
「いいじゃない♪やってみましょ!」
『うん!』
サ「何をするの?」
『あら?みんなと一緒に行かなかったの?』
サ「ちょっとアリアちゃんが気になったから。」
『私が?』
サ「うん。アリアちゃんが悲しそうな目をするから。」
『そう?あまり意識してなかったわ。』
サ「なぁ、アリアちゃんも街に行こうぜ!」
『私はいいわよ。まだ歩けないし。』
サ「歩けるようになったらでいいさ♪」
『…その頃にはもうあなたは……。』
サ「ん?」
『いいえ。何でもないの。そうね、歩けるようになったらたまには外に出てみようかしら♪』
サ「約束な♪」
『え、えぇ…♪』
