☆ふたつの願い
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チョ「アオを診た時に衰弱もしてたし、軽い栄養失調の傾向があったんだ。しばらく何も食べてなかったのか?」
『うん…。出来るだけ旅の資金に回したくて…。』
サ「どうして旅を?金銭面が厳しいなら同じ島にいればいいだろ?」
『……。…ここにいるみんなは海賊なんだよね…?』
チョ「そうだゾ。」
『誰にも言わないって約束してくれる…?』
サ「約束するよ。」
チョ「うん。」
『私とココは血が繋がってないの。』
チョ「え!?姉妹じゃないのか!?」
『うん…。私、自分の島を出てルールー島って所で一人暮らしをしてたの。そこは音楽がとても盛んでね、私はそこの学校で音楽を学んでいたの。ココはその時に住んでた家のお隣さんの家の子だったの。最初は見て見ぬふりをしてたんだけど…。夜によく一人で玄関に座ってたり、街をうろついたり。家にほとんど両親がいなくてずっと一人で鍵のかかった家の外で帰りを待ってるのをよく見かけたの。すっごく痩せてたし、服もボロボロで…。」
チョ「ネグレクトか…。」
『うん…。それでね、ある日、いつものように学校から帰ってきたらココがまた玄関で1人で両親の帰りを待ってたの。でも何時間経っても両親は帰ってこなかった。私…もう見て見ぬふりができなくてココを自分の家に入れたの。両親が帰ってくるまでここで待たせて、帰ってきたらガツンと言ってやろうと思ったんだけど…。3日経っても1週間経っても帰って来なかったの…。大家さんにお願いしてココの家の鍵を開けてもらったら中はもぬけの殻だった…。』
サ「ココちゃんを置いて逃げたって事か…。」
『うん…。ココは他に身よりもないし、かといって施設に預けるとココは誰かに愛される事を知らずに大人になっちゃうのかなって…。』
チョ「それでココを引き取ったのか。」
『うん…。でもルールー島は法律が厳しくて…。もともと子供の少ない島だったから子供を法律で守り固めていて…。子供を管理する機関を通してちゃんと登録と申請をしないと子供を育てる事はできないの。申請すれば私は正式にココの親になれるんだけど申請できる年齢が20歳からで。私はまだ16歳だからそれができなくて…。そのままココを連れて島から逃げたの。でも機関は厳しいからずっと私達を追ってくる…。だから逃げ続けるしかなくて…。情報が他の人から漏れても困るから私達は姉妹って事にしてるの。』
チョ「そっか…。本当はお姉ちゃんじゃなくてお母さん代わりだったのか…。」
『うん…。次の島に行くにもそれなりにお金はかかる。でもココには不自由をさせたくなくて…。だから屋根があって安心して眠れる場所と温かい食事をココに。私は働いて、出来るだけ自分の食費を切り詰めてお金を貯めて。それで次の島に行くってのをずっと繰り返してて。』
サ「それでこうなったってわけか…。」
『うん…。』
《ガチャ》
「お姉ちゃんお話終わった~?」
『…終わったよ♪』
「もうお外真っ暗~。」
ココはそういいながらアオのベットに乗る。
『あら、髪が濡れてる。』
「ナミ達とお風呂入ったの!お風呂すっご~く広いんだよ!」
『そう。よかったわね♪』
「ねぇ…今日お姉ちゃんと一緒に寝たい…。」
『いいよ♪久しぶりに一緒に寝よ。』
「やったー!お姉ちゃんいつも夜もお仕事するから寂しい…。」
『ココ…。ごめんね…。』
チョ「薬飲んで早く休むといい。ココと一緒に♪」
『うん。そうさせてもらうね。』
「ココお手伝いするー!お薬どれー?」
チョ「これだゾ♪」
「わかった!はい、お姉ちゃん、あ~ん♪」
『ココが飲ませてくれるの?ありがとう♪』
アオは嬉しそうに笑うと口を開けた。
「よし!はい、お水!」
『っ…。ふぅ~。ありがとう♪』
「お薬飲めたね。偉い、偉い♪」
『ココと違ってお姉ちゃんはちゃんと飲めますよ~♪』
「ココだって苦いのも飲めるもん!」
『本当~?』
「ホントだもん!」
『じゃあ、今度カゼ引いたらもっと苦いの買ってこよ~♪』
「えー!?苦いのはやだ!甘いのがいい!」
『あれ~?苦いのも飲めるんじゃなかったの~?』
「の、飲めるけど嫌なの!」
『あははは♪わかった、わかった。』
サ「それじゃ、ゆっくり休んでな♪」
『うん。何から何まで本当にありがとう♪』
チョ「気にすんなって♪」
サ「おやすみ♪」
『おやすみなさい♪』
「チョッパー、サンジ君おやすみ~♪」
チョ「おやすみ♪」
チョッパー達が出ていくとココはアオに向き直った。
『ん?なぁに?』
「お姉ちゃん痛くない…?」
ココは点滴が刺さるアオの腕を見る。
『大丈夫♪』
「痛かったら言ってね?ココ、ヨシヨシってしてあげる!痛いの痛いの飛んでいけもやってあげるから!」
『ありがとう♪』
アオは優しくココを撫でた。
「ん~♪えへへ。」
ココは嬉しそうにアオに笑顔を向ける。
しばらく撫でているとココは安心したように眠りについた。
『ココ……。』
今回の事は完全に私のミスだ。
今後こんな事があって私が気を失っているうちに機関に見つかったら…。
『絶対に守らなきゃ。どんな手を使っても…。』
アオはココの頭を撫でながらしばらく考えた。
『そっか…。ここなら…。』
この船ならなんとかなるかもしれない。
ずっと移動し続けているし
海賊になってしまえば政府公認のお尋ね者になる。
それならむやみにルールー島の機関が介入できなくなるかも…!
『うん…。出来るだけ旅の資金に回したくて…。』
サ「どうして旅を?金銭面が厳しいなら同じ島にいればいいだろ?」
『……。…ここにいるみんなは海賊なんだよね…?』
チョ「そうだゾ。」
『誰にも言わないって約束してくれる…?』
サ「約束するよ。」
チョ「うん。」
『私とココは血が繋がってないの。』
チョ「え!?姉妹じゃないのか!?」
『うん…。私、自分の島を出てルールー島って所で一人暮らしをしてたの。そこは音楽がとても盛んでね、私はそこの学校で音楽を学んでいたの。ココはその時に住んでた家のお隣さんの家の子だったの。最初は見て見ぬふりをしてたんだけど…。夜によく一人で玄関に座ってたり、街をうろついたり。家にほとんど両親がいなくてずっと一人で鍵のかかった家の外で帰りを待ってるのをよく見かけたの。すっごく痩せてたし、服もボロボロで…。」
チョ「ネグレクトか…。」
『うん…。それでね、ある日、いつものように学校から帰ってきたらココがまた玄関で1人で両親の帰りを待ってたの。でも何時間経っても両親は帰ってこなかった。私…もう見て見ぬふりができなくてココを自分の家に入れたの。両親が帰ってくるまでここで待たせて、帰ってきたらガツンと言ってやろうと思ったんだけど…。3日経っても1週間経っても帰って来なかったの…。大家さんにお願いしてココの家の鍵を開けてもらったら中はもぬけの殻だった…。』
サ「ココちゃんを置いて逃げたって事か…。」
『うん…。ココは他に身よりもないし、かといって施設に預けるとココは誰かに愛される事を知らずに大人になっちゃうのかなって…。』
チョ「それでココを引き取ったのか。」
『うん…。でもルールー島は法律が厳しくて…。もともと子供の少ない島だったから子供を法律で守り固めていて…。子供を管理する機関を通してちゃんと登録と申請をしないと子供を育てる事はできないの。申請すれば私は正式にココの親になれるんだけど申請できる年齢が20歳からで。私はまだ16歳だからそれができなくて…。そのままココを連れて島から逃げたの。でも機関は厳しいからずっと私達を追ってくる…。だから逃げ続けるしかなくて…。情報が他の人から漏れても困るから私達は姉妹って事にしてるの。』
チョ「そっか…。本当はお姉ちゃんじゃなくてお母さん代わりだったのか…。」
『うん…。次の島に行くにもそれなりにお金はかかる。でもココには不自由をさせたくなくて…。だから屋根があって安心して眠れる場所と温かい食事をココに。私は働いて、出来るだけ自分の食費を切り詰めてお金を貯めて。それで次の島に行くってのをずっと繰り返してて。』
サ「それでこうなったってわけか…。」
『うん…。』
《ガチャ》
「お姉ちゃんお話終わった~?」
『…終わったよ♪』
「もうお外真っ暗~。」
ココはそういいながらアオのベットに乗る。
『あら、髪が濡れてる。』
「ナミ達とお風呂入ったの!お風呂すっご~く広いんだよ!」
『そう。よかったわね♪』
「ねぇ…今日お姉ちゃんと一緒に寝たい…。」
『いいよ♪久しぶりに一緒に寝よ。』
「やったー!お姉ちゃんいつも夜もお仕事するから寂しい…。」
『ココ…。ごめんね…。』
チョ「薬飲んで早く休むといい。ココと一緒に♪」
『うん。そうさせてもらうね。』
「ココお手伝いするー!お薬どれー?」
チョ「これだゾ♪」
「わかった!はい、お姉ちゃん、あ~ん♪」
『ココが飲ませてくれるの?ありがとう♪』
アオは嬉しそうに笑うと口を開けた。
「よし!はい、お水!」
『っ…。ふぅ~。ありがとう♪』
「お薬飲めたね。偉い、偉い♪」
『ココと違ってお姉ちゃんはちゃんと飲めますよ~♪』
「ココだって苦いのも飲めるもん!」
『本当~?』
「ホントだもん!」
『じゃあ、今度カゼ引いたらもっと苦いの買ってこよ~♪』
「えー!?苦いのはやだ!甘いのがいい!」
『あれ~?苦いのも飲めるんじゃなかったの~?』
「の、飲めるけど嫌なの!」
『あははは♪わかった、わかった。』
サ「それじゃ、ゆっくり休んでな♪」
『うん。何から何まで本当にありがとう♪』
チョ「気にすんなって♪」
サ「おやすみ♪」
『おやすみなさい♪』
「チョッパー、サンジ君おやすみ~♪」
チョ「おやすみ♪」
チョッパー達が出ていくとココはアオに向き直った。
『ん?なぁに?』
「お姉ちゃん痛くない…?」
ココは点滴が刺さるアオの腕を見る。
『大丈夫♪』
「痛かったら言ってね?ココ、ヨシヨシってしてあげる!痛いの痛いの飛んでいけもやってあげるから!」
『ありがとう♪』
アオは優しくココを撫でた。
「ん~♪えへへ。」
ココは嬉しそうにアオに笑顔を向ける。
しばらく撫でているとココは安心したように眠りについた。
『ココ……。』
今回の事は完全に私のミスだ。
今後こんな事があって私が気を失っているうちに機関に見つかったら…。
『絶対に守らなきゃ。どんな手を使っても…。』
アオはココの頭を撫でながらしばらく考えた。
『そっか…。ここなら…。』
この船ならなんとかなるかもしれない。
ずっと移動し続けているし
海賊になってしまえば政府公認のお尋ね者になる。
それならむやみにルールー島の機関が介入できなくなるかも…!
