☆ふたつの願い
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食事が始まるとココは夢中で食べた。
ロ「美味しい?」
「うん!すっごく美味しい!」
サ「よかった♪」
ココは食事を終えるとすぐに医務室に走った。
「お姉ちゃん起きた…?」
チョ「まだ眠ったままだ。熱も高いししばらくは起きないと思うゾ。」
「そっか…。」
チョ「けどちゃんと良くなるからな♪」
「うん。ココ、お姉ちゃんが起きるまでちゃんといい子で待ってる。」
チョ「偉い、偉い♪」
それから3日が経った。
ココは不安な表情で甲板にいた。
「お姉ちゃんまだ起きないの…。」
ブ「心配ですね…。」
「このままずっと寝たままだったらご飯も食べれなくてブルックみたいになっちゃう…?」
ブ「ヨホホホ~!私は少し特別なのでこうはなりませんよ~。」
「じゃあ、死んじゃう…?」
ココは涙を浮かべてそう言った。
ブ「大丈夫です。チョッパーさんがついてますから。」
「ほんと…?」
ブ「はい♪」
サ「アオちゃんは頑張り屋さんなんだろ?」
「うん。」
サ「なら頑張ってココちゃんの所に帰ってくるさ。ココちゃんの事が大好きだからな♪」
「ココもお姉ちゃんが大好き!」
サ「それなら信じて待っててやろう。信じていればきっと大丈夫だ♪」
「わかった!」
《プルプルプル…。》
「あ…。」
ココはポケットから小電電虫を出した。
「そうだ。お姉ちゃんがこれ忘れていったから届けようと思ってたんだった。…もしもし?」
「あれ?ココちゃんかしら?」
「うん!船屋さんのソフィアお姉さん?」
「そうよ♪アオちゃんいる?そろそろ経理の仕事が溜まってるからお願いしたいんだけど。」
「お姉ちゃんお熱なの…。」
「そう…。いつも頑張っていたものね。それじゃあ、こっちは何とかするからゆっくり休んでって伝えてちょうだい♪」
「わかった!またね!」
《ガチャ》
サ「アオちゃん他にも仕事してるのかい?」
「うん。いっぱいやってるの。この前のマスターのおじさんのお店と船屋さんのソフィアお姉さんのお仕事と、郵便屋さんと、お洋服屋さんと、お花屋さん。」
ブ「ずいぶんと多いですね…。」
サ「そりゃぶっ倒れるな…。」
「ココ…心配なの…お姉ちゃんいつもお仕事ばっかりだから…。」
ブ「そうですね…。」
サ「それに寂しいよな…。」
「うん…。ココはいつもお家の大家さんとお留守番なの…。」
サ「そうか…。」
その頃、医務室では。
『ん……。ここどこ…?』
アオがようやく目を覚ました。
『知らないベット…。…!?』
アオは自分の腕に点滴が刺さっているのを見て顔面蒼白となった。
病院!?
そんなお金ないのに…。
どうしよ…。
『こっそり逃げるしか…。』
《ガチャ》
『…!?』
チョ「やっと起きたな♪」
『だ、誰!?…ぬいぐるみ…?』
チョ「俺はトナカイだー!」
『トナカイ!?…えっと…。』
目の前の状況を理解できないアオがキョロキョロと目を泳がせる。
チョ「俺はトニー・トニー・チョッパー!ここの船医だ♪」
『船医って事はここは船なの…?』
チョ「おぅ!海賊船だ♪」
『…!?…あ、あの…ごめんなさいっ!…私お金持ってなくて…。せっかく助けて頂いたのに治療費を払えなくて…。』
チョ「そんなの気にしなくていいゾ。それより今は治すことだけ考えてゆっくりすればいいさ♪」
『そういうわけにもいなくて…。私、家に妹を残していて…。』
チョ「それなら大丈夫!一緒にこの船にいるゾ。今呼んでくるな♪」
チョッパーはそう言って医務室を出ていった。
そしてすぐにココが飛び込んできた。
「お姉ちゃん!」
『ココ!大丈夫?お腹すいてない?ごめんね。』
「ココは大丈夫!お姉ちゃんの方が心配…。」
『心配かけてごめんね。もう大丈夫だから♪』
「ホント…?」
『うん!またすぐお仕事できるよ♪』
「お仕事…。」
チョ「それならしばらく休んでいいってキールが言ってたゾ。有給休暇だってさ♪」
チョッパーはそう言ってアオに封筒を渡した。
『こんなに…!?』
「他のお仕事にも私が電話したの…。お姉ちゃん…もうお仕事行かないで…。」
『ココ…。それは無理よ…。』
「ココご飯我慢する!お家もいらない!お姉ちゃんとずっと一緒がいい!」
『ココ…。』
チョ「寂しかったみたいだ…。」
『ごめんね…ココ…。』
アオは優しくココを抱きしめた。
アオはチョッパーに向き直ると深く頭を下げた。
『ご迷惑をおかけしました。お礼はこれで。』
アオは封筒をそのまま差し出した。
チョ「いらないゾ?好きで助けたようなもんだ♪それにココがいっぱいお手伝いしてくれたしな!」
『ココが頑張ってくれたの…?』
「うん!お料理とお洗濯のお手伝いした!」
『ありがとう♪』
「いつもお姉ちゃんと一緒にやってるからちゃんとできたよ♪」
『偉かったね♪それじゃ、お家に帰ろっか。あんまり長居したらご迷惑になっちゃう。』
チョ「まだダメだゾ!完全に治ってないんだから!」
『けどこれ以上のご迷惑は…。』
チョ「誰も迷惑だなんて思ってないゾ。だから遠慮せずにゆっくり休んでいけばいい。今、サンジにお願いしてご飯作ってもらうからな♪」
チョッパーはそう言って医務室を出ていった。
『あ!お食事まではさすがに…って行っちゃった…。』
「サンジ君のご飯すっごーく美味しいんだよ♪」
『ココもご飯もらったの…?』
「うん!」
『そっか。』
嬉しそうに笑うココを見てアオは安堵のため息をもらした。
『もう少しだけお世話になろうか。』
「やったー!」
『ココはこの場所が好き…?』
「うん!みんなと遊んだりできて楽しいよ!」
『みんな?』
「チョッパーの仲間だよ!船長さんのルフィと、お天気屋さんのナミと、刀を持ってるゾロと、ウソつき屋さんのウソップとロボットのフランキーとホネホネのブルックにコックさんのサンジ君とあと、えーっと…ハナハナ屋さんのロビン!」
『そんなに!?』
「うん!」
『たった数時間とはいえ、そんなにたくさんの人に迷惑かけるなんて…。』
「違うよ?お姉ちゃんもっと寝てた!」
『え…?どれくらい…?』
「夜が3回分!」
『3日も!?…はぁ…なんて事を…。』
サ「そう落ち込むなって。誰も迷惑だなんて思ってないしな♪」
『あ…はい…。すみません…。あなたは…?』
サ「俺はコックのサンジ♪腹減ったろ?」
サンジはアオの前に温かい食事を出した。
『いいんですか…?』
サ「もちろん♪」
『いただきます。…!?』
「ね?美味しいでしょ?」
『うん…。すっごく…!』
サ「ゆっくり食べな♪」
サンジはがっつくアオに気を使って医務室を出た。
しばらくしてアオが食事を終えるとサンジとチョッパーが戻ってきた。
サ「完食したな。食欲があってよかったよ♪」
『ごちそうさまでした。』
チョ「熱はどうだ?」
『だいぶ体が楽になりました。』
チョ「どれどれ?」
チョッパーはアオの額に触れた。
チョ「ちょっと下がってきたな♪でもまだ熱あるから無理しちゃダメだゾ?」
『わかりました。』
チョ「はは♪敬語使わなくていいゾ。俺達もう友達だろ?」
『優しいお医者さんなのね。本当に何から何までありがとう。ココの面倒まで見てもらって…。』
サ「気にすんなって♪」
『ココが何か迷惑かけなかった?』
チョ「すっごくいい子にしてたゾ♪」
「ココ、頑張ったよ!」
『偉い、偉い♪』
チョ「アオ。早速で悪いんだけど色々と聞いてもいいか?」
『………。』
アオはゆっくりと目を伏せた。
『ココ。お外で待てる?』
「うん!ルフィ達と遊んでくる!」
『わかった。』
ココが出ていったのを確認するとアオはチョッパーに向き直った。
ロ「美味しい?」
「うん!すっごく美味しい!」
サ「よかった♪」
ココは食事を終えるとすぐに医務室に走った。
「お姉ちゃん起きた…?」
チョ「まだ眠ったままだ。熱も高いししばらくは起きないと思うゾ。」
「そっか…。」
チョ「けどちゃんと良くなるからな♪」
「うん。ココ、お姉ちゃんが起きるまでちゃんといい子で待ってる。」
チョ「偉い、偉い♪」
それから3日が経った。
ココは不安な表情で甲板にいた。
「お姉ちゃんまだ起きないの…。」
ブ「心配ですね…。」
「このままずっと寝たままだったらご飯も食べれなくてブルックみたいになっちゃう…?」
ブ「ヨホホホ~!私は少し特別なのでこうはなりませんよ~。」
「じゃあ、死んじゃう…?」
ココは涙を浮かべてそう言った。
ブ「大丈夫です。チョッパーさんがついてますから。」
「ほんと…?」
ブ「はい♪」
サ「アオちゃんは頑張り屋さんなんだろ?」
「うん。」
サ「なら頑張ってココちゃんの所に帰ってくるさ。ココちゃんの事が大好きだからな♪」
「ココもお姉ちゃんが大好き!」
サ「それなら信じて待っててやろう。信じていればきっと大丈夫だ♪」
「わかった!」
《プルプルプル…。》
「あ…。」
ココはポケットから小電電虫を出した。
「そうだ。お姉ちゃんがこれ忘れていったから届けようと思ってたんだった。…もしもし?」
「あれ?ココちゃんかしら?」
「うん!船屋さんのソフィアお姉さん?」
「そうよ♪アオちゃんいる?そろそろ経理の仕事が溜まってるからお願いしたいんだけど。」
「お姉ちゃんお熱なの…。」
「そう…。いつも頑張っていたものね。それじゃあ、こっちは何とかするからゆっくり休んでって伝えてちょうだい♪」
「わかった!またね!」
《ガチャ》
サ「アオちゃん他にも仕事してるのかい?」
「うん。いっぱいやってるの。この前のマスターのおじさんのお店と船屋さんのソフィアお姉さんのお仕事と、郵便屋さんと、お洋服屋さんと、お花屋さん。」
ブ「ずいぶんと多いですね…。」
サ「そりゃぶっ倒れるな…。」
「ココ…心配なの…お姉ちゃんいつもお仕事ばっかりだから…。」
ブ「そうですね…。」
サ「それに寂しいよな…。」
「うん…。ココはいつもお家の大家さんとお留守番なの…。」
サ「そうか…。」
その頃、医務室では。
『ん……。ここどこ…?』
アオがようやく目を覚ました。
『知らないベット…。…!?』
アオは自分の腕に点滴が刺さっているのを見て顔面蒼白となった。
病院!?
そんなお金ないのに…。
どうしよ…。
『こっそり逃げるしか…。』
《ガチャ》
『…!?』
チョ「やっと起きたな♪」
『だ、誰!?…ぬいぐるみ…?』
チョ「俺はトナカイだー!」
『トナカイ!?…えっと…。』
目の前の状況を理解できないアオがキョロキョロと目を泳がせる。
チョ「俺はトニー・トニー・チョッパー!ここの船医だ♪」
『船医って事はここは船なの…?』
チョ「おぅ!海賊船だ♪」
『…!?…あ、あの…ごめんなさいっ!…私お金持ってなくて…。せっかく助けて頂いたのに治療費を払えなくて…。』
チョ「そんなの気にしなくていいゾ。それより今は治すことだけ考えてゆっくりすればいいさ♪」
『そういうわけにもいなくて…。私、家に妹を残していて…。』
チョ「それなら大丈夫!一緒にこの船にいるゾ。今呼んでくるな♪」
チョッパーはそう言って医務室を出ていった。
そしてすぐにココが飛び込んできた。
「お姉ちゃん!」
『ココ!大丈夫?お腹すいてない?ごめんね。』
「ココは大丈夫!お姉ちゃんの方が心配…。」
『心配かけてごめんね。もう大丈夫だから♪』
「ホント…?」
『うん!またすぐお仕事できるよ♪』
「お仕事…。」
チョ「それならしばらく休んでいいってキールが言ってたゾ。有給休暇だってさ♪」
チョッパーはそう言ってアオに封筒を渡した。
『こんなに…!?』
「他のお仕事にも私が電話したの…。お姉ちゃん…もうお仕事行かないで…。」
『ココ…。それは無理よ…。』
「ココご飯我慢する!お家もいらない!お姉ちゃんとずっと一緒がいい!」
『ココ…。』
チョ「寂しかったみたいだ…。」
『ごめんね…ココ…。』
アオは優しくココを抱きしめた。
アオはチョッパーに向き直ると深く頭を下げた。
『ご迷惑をおかけしました。お礼はこれで。』
アオは封筒をそのまま差し出した。
チョ「いらないゾ?好きで助けたようなもんだ♪それにココがいっぱいお手伝いしてくれたしな!」
『ココが頑張ってくれたの…?』
「うん!お料理とお洗濯のお手伝いした!」
『ありがとう♪』
「いつもお姉ちゃんと一緒にやってるからちゃんとできたよ♪」
『偉かったね♪それじゃ、お家に帰ろっか。あんまり長居したらご迷惑になっちゃう。』
チョ「まだダメだゾ!完全に治ってないんだから!」
『けどこれ以上のご迷惑は…。』
チョ「誰も迷惑だなんて思ってないゾ。だから遠慮せずにゆっくり休んでいけばいい。今、サンジにお願いしてご飯作ってもらうからな♪」
チョッパーはそう言って医務室を出ていった。
『あ!お食事まではさすがに…って行っちゃった…。』
「サンジ君のご飯すっごーく美味しいんだよ♪」
『ココもご飯もらったの…?』
「うん!」
『そっか。』
嬉しそうに笑うココを見てアオは安堵のため息をもらした。
『もう少しだけお世話になろうか。』
「やったー!」
『ココはこの場所が好き…?』
「うん!みんなと遊んだりできて楽しいよ!」
『みんな?』
「チョッパーの仲間だよ!船長さんのルフィと、お天気屋さんのナミと、刀を持ってるゾロと、ウソつき屋さんのウソップとロボットのフランキーとホネホネのブルックにコックさんのサンジ君とあと、えーっと…ハナハナ屋さんのロビン!」
『そんなに!?』
「うん!」
『たった数時間とはいえ、そんなにたくさんの人に迷惑かけるなんて…。』
「違うよ?お姉ちゃんもっと寝てた!」
『え…?どれくらい…?』
「夜が3回分!」
『3日も!?…はぁ…なんて事を…。』
サ「そう落ち込むなって。誰も迷惑だなんて思ってないしな♪」
『あ…はい…。すみません…。あなたは…?』
サ「俺はコックのサンジ♪腹減ったろ?」
サンジはアオの前に温かい食事を出した。
『いいんですか…?』
サ「もちろん♪」
『いただきます。…!?』
「ね?美味しいでしょ?」
『うん…。すっごく…!』
サ「ゆっくり食べな♪」
サンジはがっつくアオに気を使って医務室を出た。
しばらくしてアオが食事を終えるとサンジとチョッパーが戻ってきた。
サ「完食したな。食欲があってよかったよ♪」
『ごちそうさまでした。』
チョ「熱はどうだ?」
『だいぶ体が楽になりました。』
チョ「どれどれ?」
チョッパーはアオの額に触れた。
チョ「ちょっと下がってきたな♪でもまだ熱あるから無理しちゃダメだゾ?」
『わかりました。』
チョ「はは♪敬語使わなくていいゾ。俺達もう友達だろ?」
『優しいお医者さんなのね。本当に何から何までありがとう。ココの面倒まで見てもらって…。』
サ「気にすんなって♪」
『ココが何か迷惑かけなかった?』
チョ「すっごくいい子にしてたゾ♪」
「ココ、頑張ったよ!」
『偉い、偉い♪』
チョ「アオ。早速で悪いんだけど色々と聞いてもいいか?」
『………。』
アオはゆっくりと目を伏せた。
『ココ。お外で待てる?』
「うん!ルフィ達と遊んでくる!」
『わかった。』
ココが出ていったのを確認するとアオはチョッパーに向き直った。
