☆小さな君に大きな愛を
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数日後。
船は出航した。
『わ~!すごいすご~い!』
チョッパーの帽子の上でレインがはしゃぐ。
『ねぇ、チョッパー!海ってどこまで続いてるの?』
チョ「ずーっとだゾ♪」
『ずーっと!?じゃあ今、見えてるよりももっと広いの?』
チョ「そうだゾ♪」
『すごいね!人間の世界には面白い物がいっぱいだ♪』
チョ「妖精の国には海はないのか?」
『うん!川と湖はあるけど海はないよ!』
チョ「じゃあ、これがレインの初めての船旅なんだな♪」
『うん♪』
それから数時間。
レインは甲板の芝生からずっと海を眺めていた。
ゾ「よく飽きねぇな。」
昼寝に来たゾロがそう言う。
『だって面白いよ?』
ゾ「同じ景色だろ。」
『違うよ?風の色も、海の色も違うもん!』
ゾ「風の色?風に色なんかねぇだろ。」
『あるよ♪あ…人間には見えないのかも。前に長老が人間と妖精の目は違うって言ってたから。』
ゾ「妖精にしか見えねぇ色って事か。」
『そうかも♪』
ナ「あんた達!仕事よ!嵐が来るわ!」
『嵐!?』
ゾ「…ったくしょうがねぇな…。」
『ゾロ…。』
レインが少し怯えたようにゾロを見る。
ゾ「ちょっと待ってろ。」
『うん…。』
ゾロはレインをその場に残し帆を畳みにマストへ上がって行った。
それからすぐに大粒の雨が降り始めた。
クルー達は慌ててラウンジに入る。
びしょ濡れのクルー達にサンジがタオルを渡した。
ナ「ありがと♪」
ロ「あら?」
ブ「どうしました?」
ロ「あの子がいないけど…。」
サ「レインちゃんが!?」
チョ「さっきゾロと甲板で話してなかったか?」
ゾ「あ………。おいてきた…。」
サ「てめぇ!3枚にオロす!」
サンジはそう言うと慌ててラウンジを出た。
その頃、レインは
『きゃぁ!』
大粒の雨がレインに降り注ぐ。
辺りはあっという間に水たまりになった。
『ゲホッ…ゲホッ…。』
どうしよ…
動けない…
溺れる…
誰か助けて…!
降り続ける大粒の雨に呼吸もままならない。
サ「レインちゃん!」
ようやく小さなレインを見つけたサンジは
水たまりの中からレインを助けだすとラウンジへと急いで戻った。
『ゲホッ…ゲホッ…。』
チョ「大丈夫か!?」
『ふぅ~。大丈夫。びっくりした~。』
ゾ「悪ぃ………。」
『大丈夫だよ♪』
サ「てめぇ!マジで3枚にオロす!」
ゾ「だから悪ぃって言ってんだろ。」
サ「いいや!そんなんじゃ許されねぇ!レインちゃんに何かあったらどうしてくれんだ!」
『2人とも喧嘩はやめて…?私は大丈夫だから。ね…?お願い。』
レインは2人の喧嘩に
目に涙をためて上目遣いにサンジとゾロを見た。
ゾ「お、おぅ…。悪かった…。」
サ「レインちゃん…。そりゃ反則だぜ…。」
『ごめんね。私もちゃんと言えばよかったの。動けないから連れてってって。』
サ「レインちゃんは悪くねぇよ。おっと…風邪ひいちまうな。」
サンジはそう言ってレインにタオルを渡す。
『ありがとう♪』
チョ「濡れちゃったから包帯も変えような♪」
『うん♪』
人間のサイズのタオルで
くるまるように髪を拭くレインが足を差し出す。
ナ「羽も拭いてあげる♪」
ナミは余ったタオルの端でレインの羽を優しく拭く。
ブ「羽の色が変わりましたね~。濡れる前は半透明だったのに今は七色に見えます。」
レインの羽は透明感を残しつつも髪と目と同じ色になっていた。
『濡れると色が変わるの♪』
ル「面白ぇな♪」
『妖精は羽が濡れると重たくなって飛べなくなっちゃうの。元の色に戻ったら飛べる証♪』
フ「ほ~。よくできてんな~。」
チョ「妖精はみんなこんな色をしてるのか?七色の目も髪も初めて見たゾ!」
『うん♪人間にはいないの?』
ウ「見たことねぇな~。」
『そうなんだ!知らなかった!妖精はみんな輝く目をもってるの♪みんなそれぞれ色は違うけどね。』
ロ「みんなこんな素敵なグラデーションなのかしら?」
『グラデーションの子はあんまりいないの。国の中だと私と、お母さんと、前のお妃様くらいかな♪今はもう私しかいないけど。』
チョ「え…?」
『お父さんもお母さんももう死んじゃったの。』
チョ「そうだったのか…。」
『ずっと昔の事だから気にしないで♪』
フ「ずっと昔っておめぇ15歳じゃねぇのか?」
『15歳だよ♪お父さんと、お母さんが死んじゃったのは3歳くらいの時。だからあんまり覚えてないの。お母さんがね、髪と目を見てお揃いの色だねって言って喜んでくれたのはなんとなく覚えてる。それが嬉しかった思い出かな。』
チョ「お母さんとお揃いなのか♪」
『うん♪前のお妃様も同じ色だよ。』
ナ「じゃあ、血縁関係ってこと?」
『うん♪』
チョ「レインは偉い妖精なのか!?」
『偉くはないよ♪普通。』
ロ「けど血縁関係って事は王族よね?」
『血はね。でも私のお母さんはどうしてもお父さんと結婚したくてお城を出て、王位も全部捨てちゃったの。だから私は偉くはないの♪』
チョ「そうなのか~。」
ウ「じゃあ、前のお妃とはどんな関係だったんだ?」
『前のお妃様はお母さんのお姉ちゃんなの♪』
ウ「なるほどな。って事は今の王族がそのお妃の子供ってとこか。」
『うん♪』
チョ「今の王族はグラデーションじゃないのか?」
『今のお妃様が前のお妃様の子供だけどグラデーションではないよ。おじいちゃんの色を受け継いでるからキラキラって光るとっても綺麗な白なの♪パールってのが入ってるんだって。』
チョ「へぇ~。会ってみたいな~♪」
『みんなが妖精の国に行けたら会えるけどね~。王族は国から出ちゃいけない決まりがあるからここには呼べないの。』
チョ「そうなのか~。残念。」
サ「レインちゃんは王位がもうないから出られるってわけか。」
『うん♪本当はいけないけどね(笑)』
ナ「え!?」
『王族は他の妖精よりも髪と目の色がとびっきりキレイだから人間に見つかりやすいし、捕まりやすいの。だから出ちゃいけないんだ。長老に許可はもらったけど王室には内緒で勝手に出てきちゃった(笑)』
フ「ははは!それで俺らに見つかったわけか!」
『えへへ(笑)』
ナ「まったく…。」
サ「それって国に帰ったら怒られたりしねぇの?」
『あ……。』
ナ「そこは考えてなかったわけ!?」
『えへへ(笑)』
ウ「それって俺たちも何か言われるんじゃ…。」
『みんなは大丈夫。チョッパーにケガの治療もしてもらったし、みんなが私を守ってくれてるから。むしろ国に感謝されるかもね♪』
ナ「それって財宝とか貰えちゃうのかしら~!」
ナミの目がベリーになる。
『財宝はどうかな~?でも国宝は貰えるかも!』
ナ「国宝!?」
『昔の王様が人間のためにって残したものなんだって。でもお城の地下の宝物庫の奥にあって限られた人しか開けられないから誰も見た事ないんだって。』
ブ「限られた人しか開けられないという事は王族だけという事ですか?ならば王族の方なら知ってるはずでは?」
『王族だけじゃないよ♪何かの条件を満たした人だって。それを満たしてたら勝手に開くように昔の王様が妖精の力で閉めたんだって。』
フ「その条件ってのは?」
『それは誰も知らないんだよね~。でもね、私は人間にそのヒントがあると思うんだ!昔は人間と妖精が仲良くしてたって歴史の本に書いてあったから!だからそれを確かめたくて私は人間の世界に来たの♪』
ナ「よし!謎を解き明かして国宝を手に入れるわよー!」
ナミはベリーになった目を輝かせる。
『あはは♪』
船は出航した。
『わ~!すごいすご~い!』
チョッパーの帽子の上でレインがはしゃぐ。
『ねぇ、チョッパー!海ってどこまで続いてるの?』
チョ「ずーっとだゾ♪」
『ずーっと!?じゃあ今、見えてるよりももっと広いの?』
チョ「そうだゾ♪」
『すごいね!人間の世界には面白い物がいっぱいだ♪』
チョ「妖精の国には海はないのか?」
『うん!川と湖はあるけど海はないよ!』
チョ「じゃあ、これがレインの初めての船旅なんだな♪」
『うん♪』
それから数時間。
レインは甲板の芝生からずっと海を眺めていた。
ゾ「よく飽きねぇな。」
昼寝に来たゾロがそう言う。
『だって面白いよ?』
ゾ「同じ景色だろ。」
『違うよ?風の色も、海の色も違うもん!』
ゾ「風の色?風に色なんかねぇだろ。」
『あるよ♪あ…人間には見えないのかも。前に長老が人間と妖精の目は違うって言ってたから。』
ゾ「妖精にしか見えねぇ色って事か。」
『そうかも♪』
ナ「あんた達!仕事よ!嵐が来るわ!」
『嵐!?』
ゾ「…ったくしょうがねぇな…。」
『ゾロ…。』
レインが少し怯えたようにゾロを見る。
ゾ「ちょっと待ってろ。」
『うん…。』
ゾロはレインをその場に残し帆を畳みにマストへ上がって行った。
それからすぐに大粒の雨が降り始めた。
クルー達は慌ててラウンジに入る。
びしょ濡れのクルー達にサンジがタオルを渡した。
ナ「ありがと♪」
ロ「あら?」
ブ「どうしました?」
ロ「あの子がいないけど…。」
サ「レインちゃんが!?」
チョ「さっきゾロと甲板で話してなかったか?」
ゾ「あ………。おいてきた…。」
サ「てめぇ!3枚にオロす!」
サンジはそう言うと慌ててラウンジを出た。
その頃、レインは
『きゃぁ!』
大粒の雨がレインに降り注ぐ。
辺りはあっという間に水たまりになった。
『ゲホッ…ゲホッ…。』
どうしよ…
動けない…
溺れる…
誰か助けて…!
降り続ける大粒の雨に呼吸もままならない。
サ「レインちゃん!」
ようやく小さなレインを見つけたサンジは
水たまりの中からレインを助けだすとラウンジへと急いで戻った。
『ゲホッ…ゲホッ…。』
チョ「大丈夫か!?」
『ふぅ~。大丈夫。びっくりした~。』
ゾ「悪ぃ………。」
『大丈夫だよ♪』
サ「てめぇ!マジで3枚にオロす!」
ゾ「だから悪ぃって言ってんだろ。」
サ「いいや!そんなんじゃ許されねぇ!レインちゃんに何かあったらどうしてくれんだ!」
『2人とも喧嘩はやめて…?私は大丈夫だから。ね…?お願い。』
レインは2人の喧嘩に
目に涙をためて上目遣いにサンジとゾロを見た。
ゾ「お、おぅ…。悪かった…。」
サ「レインちゃん…。そりゃ反則だぜ…。」
『ごめんね。私もちゃんと言えばよかったの。動けないから連れてってって。』
サ「レインちゃんは悪くねぇよ。おっと…風邪ひいちまうな。」
サンジはそう言ってレインにタオルを渡す。
『ありがとう♪』
チョ「濡れちゃったから包帯も変えような♪」
『うん♪』
人間のサイズのタオルで
くるまるように髪を拭くレインが足を差し出す。
ナ「羽も拭いてあげる♪」
ナミは余ったタオルの端でレインの羽を優しく拭く。
ブ「羽の色が変わりましたね~。濡れる前は半透明だったのに今は七色に見えます。」
レインの羽は透明感を残しつつも髪と目と同じ色になっていた。
『濡れると色が変わるの♪』
ル「面白ぇな♪」
『妖精は羽が濡れると重たくなって飛べなくなっちゃうの。元の色に戻ったら飛べる証♪』
フ「ほ~。よくできてんな~。」
チョ「妖精はみんなこんな色をしてるのか?七色の目も髪も初めて見たゾ!」
『うん♪人間にはいないの?』
ウ「見たことねぇな~。」
『そうなんだ!知らなかった!妖精はみんな輝く目をもってるの♪みんなそれぞれ色は違うけどね。』
ロ「みんなこんな素敵なグラデーションなのかしら?」
『グラデーションの子はあんまりいないの。国の中だと私と、お母さんと、前のお妃様くらいかな♪今はもう私しかいないけど。』
チョ「え…?」
『お父さんもお母さんももう死んじゃったの。』
チョ「そうだったのか…。」
『ずっと昔の事だから気にしないで♪』
フ「ずっと昔っておめぇ15歳じゃねぇのか?」
『15歳だよ♪お父さんと、お母さんが死んじゃったのは3歳くらいの時。だからあんまり覚えてないの。お母さんがね、髪と目を見てお揃いの色だねって言って喜んでくれたのはなんとなく覚えてる。それが嬉しかった思い出かな。』
チョ「お母さんとお揃いなのか♪」
『うん♪前のお妃様も同じ色だよ。』
ナ「じゃあ、血縁関係ってこと?」
『うん♪』
チョ「レインは偉い妖精なのか!?」
『偉くはないよ♪普通。』
ロ「けど血縁関係って事は王族よね?」
『血はね。でも私のお母さんはどうしてもお父さんと結婚したくてお城を出て、王位も全部捨てちゃったの。だから私は偉くはないの♪』
チョ「そうなのか~。」
ウ「じゃあ、前のお妃とはどんな関係だったんだ?」
『前のお妃様はお母さんのお姉ちゃんなの♪』
ウ「なるほどな。って事は今の王族がそのお妃の子供ってとこか。」
『うん♪』
チョ「今の王族はグラデーションじゃないのか?」
『今のお妃様が前のお妃様の子供だけどグラデーションではないよ。おじいちゃんの色を受け継いでるからキラキラって光るとっても綺麗な白なの♪パールってのが入ってるんだって。』
チョ「へぇ~。会ってみたいな~♪」
『みんなが妖精の国に行けたら会えるけどね~。王族は国から出ちゃいけない決まりがあるからここには呼べないの。』
チョ「そうなのか~。残念。」
サ「レインちゃんは王位がもうないから出られるってわけか。」
『うん♪本当はいけないけどね(笑)』
ナ「え!?」
『王族は他の妖精よりも髪と目の色がとびっきりキレイだから人間に見つかりやすいし、捕まりやすいの。だから出ちゃいけないんだ。長老に許可はもらったけど王室には内緒で勝手に出てきちゃった(笑)』
フ「ははは!それで俺らに見つかったわけか!」
『えへへ(笑)』
ナ「まったく…。」
サ「それって国に帰ったら怒られたりしねぇの?」
『あ……。』
ナ「そこは考えてなかったわけ!?」
『えへへ(笑)』
ウ「それって俺たちも何か言われるんじゃ…。」
『みんなは大丈夫。チョッパーにケガの治療もしてもらったし、みんなが私を守ってくれてるから。むしろ国に感謝されるかもね♪』
ナ「それって財宝とか貰えちゃうのかしら~!」
ナミの目がベリーになる。
『財宝はどうかな~?でも国宝は貰えるかも!』
ナ「国宝!?」
『昔の王様が人間のためにって残したものなんだって。でもお城の地下の宝物庫の奥にあって限られた人しか開けられないから誰も見た事ないんだって。』
ブ「限られた人しか開けられないという事は王族だけという事ですか?ならば王族の方なら知ってるはずでは?」
『王族だけじゃないよ♪何かの条件を満たした人だって。それを満たしてたら勝手に開くように昔の王様が妖精の力で閉めたんだって。』
フ「その条件ってのは?」
『それは誰も知らないんだよね~。でもね、私は人間にそのヒントがあると思うんだ!昔は人間と妖精が仲良くしてたって歴史の本に書いてあったから!だからそれを確かめたくて私は人間の世界に来たの♪』
ナ「よし!謎を解き明かして国宝を手に入れるわよー!」
ナミはベリーになった目を輝かせる。
『あはは♪』
