☆小さな君に大きな愛を
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全速力で進むサニー号に声が響き渡った。
ウ「船が見えたぞー!」
その声を聞いたクルー達が甲板に集まる。
船首にいたルフィは目を凝らす。
ル「見つけた♪」
ルフィはニシシッと笑うとサニー号のマストに腕を巻きつけた。
ル「お前ら掴まれ!」
ゾ「な!?お前まさか!」
ル「ゴムゴムの~!」
ナ「ちょっとルフィ待っ…」
ナミが言い切る前にルフィは相手の船の手すりを掴んでいた。
ル「近道ー!」
ナ「いやぁぁぁぁ!」
サニー号は物凄い勢いで飛んでいった。
ル「やべー!ぶつかるー!」
フ「船壊すんじゃねぇぞ!」
ル「ゴムゴムのフーセン!」
船と船の間に入ってなんとか衝突を免れたが衝撃で相手の船の船員はほとんどが海に投げ出されていた。
「ヒィィィ!さっきの船のヤツ!」
「お、お頭ー!ってお頭は!?」
「海だ!お頭は能力者だ!急げ!」
船員達は慌てて海へと潜る。
その隙にサンジ達が船に降り立った。
サ「ったく危ねぇな。殺す気かよ。」
ル「ニシシッ!でも早かったろ?」
ゾ「そういう問題じゃねぇ!」
サ「こんな事してる場合じゃねぇ!レインちゃんを探さねぇと!」
クルー達は手分けして船内を探し回った。
チョ「レインー!どこだー?」
ナ「レインー!いたら返事してー!」
サ「あとはここだけか!」
サンジが船長室の扉を開けた。
サ「レインちゃん!どこだ!」
部屋を見渡すとテーブルに転がるビンが1つ。
中にはぐったりとしたレインが閉じ込められていた。
サ「レインちゃん!」
サンジは急いでビンを開けるとレインをそっと助け出した。
サ「レインちゃん!しっかり!」
『……。』
サ「レインちゃん…?」
ナ「サンジ君!レインは!?」
サ「見つけたけど…息をしてねぇ…。」
ナ「なんですって!?チョッパー!レインが!」
チョ「見つかったか!?」
ナ「レインが息をしてないのっ…!」
チョ「!?…レイン!」
チョッパーはサンジの元へ駆け寄った。
サンジの手の上にはぐったりとするレインが横たわっていた。
サンジはレインをヒザの上に乗せる。
サ「ごめんな。」
そう呟いて人工呼吸をしようとした時だった。
チョ「ダメだ!」
サ「どうしてだ!早くしないとレインちゃんが!」
チョ「どんなに弱くやっても人間の肺活量じゃレインの肺が破裂するかもしれない。」
サ「!?…じゃあ、どうすれば…!」
チョ「……。」
チョッパーは少し考えたあと、カバンを開けた。
チョ「そのまま気道確保して、レインの鼻と口を塞いでくれ!」
そう言うとチョッパーはカバンから小さな注射器を取り出した。
チョ「これならポンプの代わりに使える!」
チョッパーは注射器から針を外すとレインの口のわずかな隙間から注射器を入れた。
注射器をゆっくり押し出しては抜き、空気を含ませ再び押し出す。
それを何度も繰り返した。
チョ「頼む!レイン!起きてくれ!」
サ「レインちゃん!目を開けてくれ!」
その頃、クルー達は海に投げ出された船員と船長を船に上げていた。
「ありがてぇ!」
「こんないいヤツらだったとは!」
「船を襲って申し訳なかった!」
「ところでお頭は?」
ロ「あっちよ♪」
ロビンの指差す先ではひと足先に引き上げられた船長が縄で縛られ顔面ボコボコの状態で伸びていた。
「お頭ー!」
ゾ「レインの居場所を吐いた!船長室だ!」
クルー達が船長室へ向かうと入り口でナミがボロボロと涙を流していた。
ナ「ロビンっ…レインがっ…!」
ナミの視線の先には必死に処置を続けるチョッパーとサンジの姿があった。
ナ「レインが息をしてないのっ…!」
ウ「マジかよ…。」
サ「レインちゃん…。お願いだ起きてくれ…!クソっ…俺がもっと早く気づいて入れば…!あの時、レインちゃんを一人にしなければ…!レインちゃん…!頼む!目を開けてくれっ!」
『っ!ゲホッ!ゲホッ!』
チョ「レイン!」
『はぁ…はぁ…はぁ…。』
チョ「よかった!もう大丈夫だ!」
サ「レインちゃん!」
『サンジ君…みんな……。きっと来てくれるって信じてた…。サンジ君…私ちゃんと待ってたよ…。』
サ「あぁ…。待たせて悪かった…!」
ナ「レイン!よかった…!」
『ナミ…。泣かないで…?もう大丈夫だから。…んっ!』
サ「レインちゃん血が!」
チョ「ケガしてたのか!」
『大丈夫。ちょっと肩を切られただけだから。』
チョ「すぐ手当するからな!」
ナ「っ!許せない!」
『ナミ…?』
ナ「レインをこんな目に合わせるなんて!ボッコボコにしてやるんだから!」
ナミはそう言うとズカズカと船長室を出ていった。
ウ「おい、ナミ!それならもうルフィが…って聞いてねぇし。」
フ「おそらく船長さんは再起不能でしょうね…。あぁ。恐ろしい…。」
ロ「ふふふふ♪」
チョ「これでよし!他に痛いところはないか?」
『他は大丈夫…♪』
チョ「よかった♪」
フ「そんじゃ、そろそろ戻るか。」
クルー達が船長室から出ると想像以上ににボコボコにされた船長が伸びていた。
ロ「あらあら♪」
ナ「あんた達!帰るわよ!…今度やったらタダじゃおかないから!」
《ガンッ!》
ナミは船長に更に怒りのゲンコツを食らわせるとクルー達と共にサニー号へと戻った。
『サンジ君…お願いがあるの…。』
サ「何だい?」
『あの部屋にあった標本になった子達を元に戻してほしいの…。』
サ「レインちゃんは優しいな♪けど標本になっちまってるもんはもう…。」
『ナミ…。私があげた粉があるでしょ…?あれを使えばきっと元に戻せるから…。』
ナ「この前のこれのこと?」
ナミはそう言ってポケットから小さなビンを出した。
『うん…。その粉にお願いして標本にかけたらきっと元に戻れる…。』
ウ「すげぇな。そんな事もできんのか。」
サ「よし、わかった。じゃあ、ちょっと行ってくるよ♪」
『うん…。』
サ「チョッパー、レインちゃんを頼んだ。」
チョ「おぅ!」
サンジは小さなビンから粉をひとつまみすると再び敵船へと戻っていった。
そしてしばらくすると…。
チョ「うわ!?動物!?鳥もいるゾ!?」
船長室からたくさんの生き物達が飛び出して来た。
鳥や虫達は空高く飛んでいった。
飛べない動物はサンジが抱えてサニー号へと戻った。
『ありがとう…♪』
サ「どういたしまして♪コイツらはどうするんだい?」
『次の島まで乗せてあげたい…。いい…?』
ル「いいぞー♪」
『ありがとう…♪』
ナ「それじゃ、そろそろ出航しましょ!」
こうしてサニー号は再び大海原を進み始めた。
ウ「船が見えたぞー!」
その声を聞いたクルー達が甲板に集まる。
船首にいたルフィは目を凝らす。
ル「見つけた♪」
ルフィはニシシッと笑うとサニー号のマストに腕を巻きつけた。
ル「お前ら掴まれ!」
ゾ「な!?お前まさか!」
ル「ゴムゴムの~!」
ナ「ちょっとルフィ待っ…」
ナミが言い切る前にルフィは相手の船の手すりを掴んでいた。
ル「近道ー!」
ナ「いやぁぁぁぁ!」
サニー号は物凄い勢いで飛んでいった。
ル「やべー!ぶつかるー!」
フ「船壊すんじゃねぇぞ!」
ル「ゴムゴムのフーセン!」
船と船の間に入ってなんとか衝突を免れたが衝撃で相手の船の船員はほとんどが海に投げ出されていた。
「ヒィィィ!さっきの船のヤツ!」
「お、お頭ー!ってお頭は!?」
「海だ!お頭は能力者だ!急げ!」
船員達は慌てて海へと潜る。
その隙にサンジ達が船に降り立った。
サ「ったく危ねぇな。殺す気かよ。」
ル「ニシシッ!でも早かったろ?」
ゾ「そういう問題じゃねぇ!」
サ「こんな事してる場合じゃねぇ!レインちゃんを探さねぇと!」
クルー達は手分けして船内を探し回った。
チョ「レインー!どこだー?」
ナ「レインー!いたら返事してー!」
サ「あとはここだけか!」
サンジが船長室の扉を開けた。
サ「レインちゃん!どこだ!」
部屋を見渡すとテーブルに転がるビンが1つ。
中にはぐったりとしたレインが閉じ込められていた。
サ「レインちゃん!」
サンジは急いでビンを開けるとレインをそっと助け出した。
サ「レインちゃん!しっかり!」
『……。』
サ「レインちゃん…?」
ナ「サンジ君!レインは!?」
サ「見つけたけど…息をしてねぇ…。」
ナ「なんですって!?チョッパー!レインが!」
チョ「見つかったか!?」
ナ「レインが息をしてないのっ…!」
チョ「!?…レイン!」
チョッパーはサンジの元へ駆け寄った。
サンジの手の上にはぐったりとするレインが横たわっていた。
サンジはレインをヒザの上に乗せる。
サ「ごめんな。」
そう呟いて人工呼吸をしようとした時だった。
チョ「ダメだ!」
サ「どうしてだ!早くしないとレインちゃんが!」
チョ「どんなに弱くやっても人間の肺活量じゃレインの肺が破裂するかもしれない。」
サ「!?…じゃあ、どうすれば…!」
チョ「……。」
チョッパーは少し考えたあと、カバンを開けた。
チョ「そのまま気道確保して、レインの鼻と口を塞いでくれ!」
そう言うとチョッパーはカバンから小さな注射器を取り出した。
チョ「これならポンプの代わりに使える!」
チョッパーは注射器から針を外すとレインの口のわずかな隙間から注射器を入れた。
注射器をゆっくり押し出しては抜き、空気を含ませ再び押し出す。
それを何度も繰り返した。
チョ「頼む!レイン!起きてくれ!」
サ「レインちゃん!目を開けてくれ!」
その頃、クルー達は海に投げ出された船員と船長を船に上げていた。
「ありがてぇ!」
「こんないいヤツらだったとは!」
「船を襲って申し訳なかった!」
「ところでお頭は?」
ロ「あっちよ♪」
ロビンの指差す先ではひと足先に引き上げられた船長が縄で縛られ顔面ボコボコの状態で伸びていた。
「お頭ー!」
ゾ「レインの居場所を吐いた!船長室だ!」
クルー達が船長室へ向かうと入り口でナミがボロボロと涙を流していた。
ナ「ロビンっ…レインがっ…!」
ナミの視線の先には必死に処置を続けるチョッパーとサンジの姿があった。
ナ「レインが息をしてないのっ…!」
ウ「マジかよ…。」
サ「レインちゃん…。お願いだ起きてくれ…!クソっ…俺がもっと早く気づいて入れば…!あの時、レインちゃんを一人にしなければ…!レインちゃん…!頼む!目を開けてくれっ!」
『っ!ゲホッ!ゲホッ!』
チョ「レイン!」
『はぁ…はぁ…はぁ…。』
チョ「よかった!もう大丈夫だ!」
サ「レインちゃん!」
『サンジ君…みんな……。きっと来てくれるって信じてた…。サンジ君…私ちゃんと待ってたよ…。』
サ「あぁ…。待たせて悪かった…!」
ナ「レイン!よかった…!」
『ナミ…。泣かないで…?もう大丈夫だから。…んっ!』
サ「レインちゃん血が!」
チョ「ケガしてたのか!」
『大丈夫。ちょっと肩を切られただけだから。』
チョ「すぐ手当するからな!」
ナ「っ!許せない!」
『ナミ…?』
ナ「レインをこんな目に合わせるなんて!ボッコボコにしてやるんだから!」
ナミはそう言うとズカズカと船長室を出ていった。
ウ「おい、ナミ!それならもうルフィが…って聞いてねぇし。」
フ「おそらく船長さんは再起不能でしょうね…。あぁ。恐ろしい…。」
ロ「ふふふふ♪」
チョ「これでよし!他に痛いところはないか?」
『他は大丈夫…♪』
チョ「よかった♪」
フ「そんじゃ、そろそろ戻るか。」
クルー達が船長室から出ると想像以上ににボコボコにされた船長が伸びていた。
ロ「あらあら♪」
ナ「あんた達!帰るわよ!…今度やったらタダじゃおかないから!」
《ガンッ!》
ナミは船長に更に怒りのゲンコツを食らわせるとクルー達と共にサニー号へと戻った。
『サンジ君…お願いがあるの…。』
サ「何だい?」
『あの部屋にあった標本になった子達を元に戻してほしいの…。』
サ「レインちゃんは優しいな♪けど標本になっちまってるもんはもう…。」
『ナミ…。私があげた粉があるでしょ…?あれを使えばきっと元に戻せるから…。』
ナ「この前のこれのこと?」
ナミはそう言ってポケットから小さなビンを出した。
『うん…。その粉にお願いして標本にかけたらきっと元に戻れる…。』
ウ「すげぇな。そんな事もできんのか。」
サ「よし、わかった。じゃあ、ちょっと行ってくるよ♪」
『うん…。』
サ「チョッパー、レインちゃんを頼んだ。」
チョ「おぅ!」
サンジは小さなビンから粉をひとつまみすると再び敵船へと戻っていった。
そしてしばらくすると…。
チョ「うわ!?動物!?鳥もいるゾ!?」
船長室からたくさんの生き物達が飛び出して来た。
鳥や虫達は空高く飛んでいった。
飛べない動物はサンジが抱えてサニー号へと戻った。
『ありがとう…♪』
サ「どういたしまして♪コイツらはどうするんだい?」
『次の島まで乗せてあげたい…。いい…?』
ル「いいぞー♪」
『ありがとう…♪』
ナ「それじゃ、そろそろ出航しましょ!」
こうしてサニー号は再び大海原を進み始めた。
