☆小さな君に大きな愛を
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男に連れ去られたレインは
しばらくポケットの中に身を潜めていた。
どうしよ…。
このまま逃げたら絶対に見つかっちゃう…。
それに逃げたとしてもここがどこだかわからないし…。
レインが困り果てていると急にポケットに手が入ってきた。
『きゃっ!』
レインは男に鷲掴みにされてポケットから引っ張り出された。
「すっかり忘れていた。」
男はレインを乱暴に掴むと頬をつついた。
『んーっ…。』
「本当にリアルだな。まるで生きてるみてぇだ。」
『…ヤサシク…シテネ。』
「どんな仕組みになっているか気になるな。壊してみるか。」
『…!?』
男はレインを持った手を振り上げた。
『やめっ…きゃっ!』
男は勢いよくレインを床に叩きつけた。
『うっ…!』
「なんだ?壊れねぇなぁ。もう一回やるか。」
『…!?いやっ!』
レインはたまらず逃げ出した。
「おっと。」
男は逃げ出すレインを再び掴んだ。
『痛っ!はなして!』
「ん?やっぱりお前おかしいな。」
『しまった!』
男はレインを掴む手に力を込める。
『んー!痛い!やめて!』
「ほ~ぅ。痛いか。」
男はニヤリと笑うとテーブルに置いてあった果物ナイフに手を伸ばした。
『!?』
男はレインの肩をナイフで切りつけた。
『うっ!』
切りつけられたレインの肩から血が流れる。
「やはり生きてるではないか!すごいものを見つけたぞ!」
『はなしてー!』
レインは必死に抵抗するが男の力にはかなわない。
「羽があるって事は妖精か?」
『!?ち、違うわ!これは…こういう服なの…!』
「ほ~。そうだとしてもこんな小さな人間はいないからな。珍しいものを手に入れた事に変わりはない。」
『そ、それは…。』
「オークションにでも売りさばいたらいい儲けになりそうだ。だが人にくれてやるのももったいないな。俺のコレクションにしてやろう♪」
『いやー!』
「うるさいな!お前はこれから俺のコレクションに加えてもらえるんだぞ?光栄に思え。」
そう言う男の視線の先には壁にかかったいくつかの標本があった。
『…!?命あるものを殺してあんな姿にするなんて…!今すぐ解放しなさい!』
「もう死んでるものはどうしようもないだろ。さて、お前もあの仲間にいれてやろう♪せっかくだからじわじわと殺してやる。」
『いやー!やめて!』
レインが必死に暴れると羽が一枚引きちぎれた。
「おい!暴れるな!これ以上傷ついたら価値が下がるだろ!」
男がそう言っているうちにレインの羽はすぐに再生した。
「お~!これはすごい!再生能力もあるのか!だが生かしておいたらうるさいな。やはり標本にしてやろう♪」
男はテーブルに置いてあったビンにレインを乱暴に押し込めると固く蓋を閉めた。
『出して!』
「そこでゆっくり眠りにつくといい。」
男はそう言って部屋を出ていってしまった。
『出して!お願い!』
レインは必死に叫び、ビンを叩く。
だが、小さなレインが発する音も声も誰にも届かない。
それでも諦める事なくレインはビンを叩き続けた。
『はぁ…はぁ…はぁ…ぅっ…。』
レインは力つきるように崩れた。
『っ…。』
もう酸素が……。
苦しい…。
朦朧とする意識の中、レインの視界に入ったのは床に落ちた自分の羽だった。
羽は床を這うようにしてゆっくりとレインに近づいていた。
『……!』
そうだ…!
私、さっき羽にお願い事をしたんだった!
みんながケガをせずに私の所に帰ってきますようにって!
だから羽が私の所に帰ろうとするはず…!
みんなが羽の存在に気づいてくれればきっとここに助けに来てくれる!
『はぁ…はぁ…。』
サンジ君は待っててって言ったよね…。
私…待ってるよ…。
だから早く来て…。
『サンジ…く……。』
《ドサッ》
しばらくポケットの中に身を潜めていた。
どうしよ…。
このまま逃げたら絶対に見つかっちゃう…。
それに逃げたとしてもここがどこだかわからないし…。
レインが困り果てていると急にポケットに手が入ってきた。
『きゃっ!』
レインは男に鷲掴みにされてポケットから引っ張り出された。
「すっかり忘れていた。」
男はレインを乱暴に掴むと頬をつついた。
『んーっ…。』
「本当にリアルだな。まるで生きてるみてぇだ。」
『…ヤサシク…シテネ。』
「どんな仕組みになっているか気になるな。壊してみるか。」
『…!?』
男はレインを持った手を振り上げた。
『やめっ…きゃっ!』
男は勢いよくレインを床に叩きつけた。
『うっ…!』
「なんだ?壊れねぇなぁ。もう一回やるか。」
『…!?いやっ!』
レインはたまらず逃げ出した。
「おっと。」
男は逃げ出すレインを再び掴んだ。
『痛っ!はなして!』
「ん?やっぱりお前おかしいな。」
『しまった!』
男はレインを掴む手に力を込める。
『んー!痛い!やめて!』
「ほ~ぅ。痛いか。」
男はニヤリと笑うとテーブルに置いてあった果物ナイフに手を伸ばした。
『!?』
男はレインの肩をナイフで切りつけた。
『うっ!』
切りつけられたレインの肩から血が流れる。
「やはり生きてるではないか!すごいものを見つけたぞ!」
『はなしてー!』
レインは必死に抵抗するが男の力にはかなわない。
「羽があるって事は妖精か?」
『!?ち、違うわ!これは…こういう服なの…!』
「ほ~。そうだとしてもこんな小さな人間はいないからな。珍しいものを手に入れた事に変わりはない。」
『そ、それは…。』
「オークションにでも売りさばいたらいい儲けになりそうだ。だが人にくれてやるのももったいないな。俺のコレクションにしてやろう♪」
『いやー!』
「うるさいな!お前はこれから俺のコレクションに加えてもらえるんだぞ?光栄に思え。」
そう言う男の視線の先には壁にかかったいくつかの標本があった。
『…!?命あるものを殺してあんな姿にするなんて…!今すぐ解放しなさい!』
「もう死んでるものはどうしようもないだろ。さて、お前もあの仲間にいれてやろう♪せっかくだからじわじわと殺してやる。」
『いやー!やめて!』
レインが必死に暴れると羽が一枚引きちぎれた。
「おい!暴れるな!これ以上傷ついたら価値が下がるだろ!」
男がそう言っているうちにレインの羽はすぐに再生した。
「お~!これはすごい!再生能力もあるのか!だが生かしておいたらうるさいな。やはり標本にしてやろう♪」
男はテーブルに置いてあったビンにレインを乱暴に押し込めると固く蓋を閉めた。
『出して!』
「そこでゆっくり眠りにつくといい。」
男はそう言って部屋を出ていってしまった。
『出して!お願い!』
レインは必死に叫び、ビンを叩く。
だが、小さなレインが発する音も声も誰にも届かない。
それでも諦める事なくレインはビンを叩き続けた。
『はぁ…はぁ…はぁ…ぅっ…。』
レインは力つきるように崩れた。
『っ…。』
もう酸素が……。
苦しい…。
朦朧とする意識の中、レインの視界に入ったのは床に落ちた自分の羽だった。
羽は床を這うようにしてゆっくりとレインに近づいていた。
『……!』
そうだ…!
私、さっき羽にお願い事をしたんだった!
みんながケガをせずに私の所に帰ってきますようにって!
だから羽が私の所に帰ろうとするはず…!
みんなが羽の存在に気づいてくれればきっとここに助けに来てくれる!
『はぁ…はぁ…。』
サンジ君は待っててって言ったよね…。
私…待ってるよ…。
だから早く来て…。
『サンジ…く……。』
《ドサッ》
