☆音楽の魔法
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その日の夜。
キッチンで後片づけをするサンジの後ろでフォルテはイスに座ってフルートを磨いていた。
サ「いつもキレイにしてるよな♪」
後片づけを終えてそう話しかけるとフォルテは嬉しそうに答える。
『うん♪この子達はいつも私に楽しい!って気持ちをいっぱいくれるからその恩返しなの。』
サ「フォルテちゃんと楽器達は仲良しなんだな♪」
『うん♪よし!今日はこれでおしまい。また明日ね。』
フォルテはフルートにそう言うと
そっとケースを閉じた。
サ「お疲れ様♪」
サンジはそう言ってフォルテにホットミルクを出した。
『ありがとう♪そう言えばサンジ君は歌とかやらないの?』
サ「俺はそんなウマいわけでもねぇからな~。」
『そう?たまにブルックの歌とか口ずさんでるじゃん。結構うまいと思うな~♪』
サ「そうかな?」
『ねぇ!明日聞かせて!いつも軽くだからちゃんと歌ってるの聞いてみたい♪』
サ「なんか照れ臭ぇな~///」
『私も一緒に歌うから!いいでしょ?』
サ「ちょっとだけだぜ?」
『やったー!絶対だよ!』
サ「わかった♪」
『約束ね!ホットミルクありがとう♪おやすみ~。』
サ「おやすみ♪」
フォルテが出て行くとサンジはため息をつく。
サ「歌か~。人前で歌うって結構恥ずかしいよな。ってかフォルテちゃんに鼻歌聞かれてたのか…。はぁ…。」
サンジはポリポリと頭をかいた。
そして翌日。
事件は起きた。
ナ「フォルテ~?いつまで寝てんの~?朝よ~。」
ナミにほっぺをつつかれたフォルテがゆっくりと瞼を上げる。
『ん~……。』
ナ「おはよ♪」
『………?』
ナ「フォルテ?」
ロ「どうかしたの?」
『………?』
え…?
ナミとロビンが何か言ってる…?
えっと…。
フォルテは状況が理解できずにゆっくりと起き上がった。
ナ「フォルテ?まだ寝ぼけてるの?」
『…ラ…ミ…?(ナミ)……!?』
そっと声を発したフォルテの瞳が見開かれる。
フォルテは何かに気づいたように
慌てて部屋を飛び出した。
ナ「フォルテ!?」
ナミとロビンは慌てて後を追った。
そこには甲板に立ち尽くすフォルテの姿があった。
チョ「フォルテ?どうした?」
ナ「起きてから様子がおかしいの。」
『……っ!……。』
どうして…。
何で…
何で何も聞こえないの…?
波の音。
風の音。
帆がなびく音。
旗の音。
なにも聞こえない………。
『…っ…。』
フォルテはガクリとその場に崩れた。
チョ「フォルテ!」
チョッパーが慌てて駆け寄る。
チョ「フォルテ…?」
フォルテはボロボロと涙を流していた。
チョ「どうしたんだ!?」
そう問いかけるが反応がない。
しばらくしてフォルテはようやくチョッパーの存在に気づいたようで
目の前にいたチョッパーの腕を強く掴んだ。
『…み…み…あ…き…こぉ…え…ら…い…。(耳が聞こえない)』
チョ「え?」
フォルテの不思議な発音にチョッパーが聞き返す。
チョッパーは少し考えたあと
静かに言った。
チョ「ナミ…。後ろからフォルテに話しかけてくれ…。」
ナ「え?えぇ…。フォルテ…?何かあったの?」
『………。』
フォルテはまっすぐチョッパーを見ている。
チョ「この程度は無理か…。ウソップ呼んできてくれ…。」
ロ「わかったわ。」
しばらくしてロビンがウソップを連れてきた。
ウ「何だ?俺に用か?」
チョ「ウソップ。そのままフォルテのすぐ後ろに立って空に銃を撃ってほしい。」
ウ「はー?」
チョ「頼む。」
ウ「何だかよくわからねぇがこれでいいのか?」
ウソップは自分の片耳をふさぎながら銃を撃った。
《バーン!》
『…………。』
チョ「この音量でもダメか…。フォルテ…。」
サ「何事だ!」
チョ「驚かしてごめんな。ちょっと確かめたい事があったんだ。ウソップありがとう。フォルテ…。こっちへおいで。」
チョッパーはフォルテの肩を叩くとそっと手を取り歩き出した。
チョ「みんな…。先にご飯食べててくれ。ちょっとフォルテを診察してくる。」
サ「診察ってどっか悪いのか…?」
チョ「ちょっとな…。」
サ「ナミさん、何があったんですか?」
ナ「わからないの…。起きた時からフォルテの様子がおかしくて…。」
ロ「彼女…まずいかも…。」
ナ「え?」
ロ「おそらく聞こえてないわ…。」
サ「聞こえてないって……。」
ウ「確かに俺があれだけの至近距離で銃を撃ったのに無反応だったけど…。」
サ「昨日までは普通だったんですよ?そんな急に……。」
キッチンで後片づけをするサンジの後ろでフォルテはイスに座ってフルートを磨いていた。
サ「いつもキレイにしてるよな♪」
後片づけを終えてそう話しかけるとフォルテは嬉しそうに答える。
『うん♪この子達はいつも私に楽しい!って気持ちをいっぱいくれるからその恩返しなの。』
サ「フォルテちゃんと楽器達は仲良しなんだな♪」
『うん♪よし!今日はこれでおしまい。また明日ね。』
フォルテはフルートにそう言うと
そっとケースを閉じた。
サ「お疲れ様♪」
サンジはそう言ってフォルテにホットミルクを出した。
『ありがとう♪そう言えばサンジ君は歌とかやらないの?』
サ「俺はそんなウマいわけでもねぇからな~。」
『そう?たまにブルックの歌とか口ずさんでるじゃん。結構うまいと思うな~♪』
サ「そうかな?」
『ねぇ!明日聞かせて!いつも軽くだからちゃんと歌ってるの聞いてみたい♪』
サ「なんか照れ臭ぇな~///」
『私も一緒に歌うから!いいでしょ?』
サ「ちょっとだけだぜ?」
『やったー!絶対だよ!』
サ「わかった♪」
『約束ね!ホットミルクありがとう♪おやすみ~。』
サ「おやすみ♪」
フォルテが出て行くとサンジはため息をつく。
サ「歌か~。人前で歌うって結構恥ずかしいよな。ってかフォルテちゃんに鼻歌聞かれてたのか…。はぁ…。」
サンジはポリポリと頭をかいた。
そして翌日。
事件は起きた。
ナ「フォルテ~?いつまで寝てんの~?朝よ~。」
ナミにほっぺをつつかれたフォルテがゆっくりと瞼を上げる。
『ん~……。』
ナ「おはよ♪」
『………?』
ナ「フォルテ?」
ロ「どうかしたの?」
『………?』
え…?
ナミとロビンが何か言ってる…?
えっと…。
フォルテは状況が理解できずにゆっくりと起き上がった。
ナ「フォルテ?まだ寝ぼけてるの?」
『…ラ…ミ…?(ナミ)……!?』
そっと声を発したフォルテの瞳が見開かれる。
フォルテは何かに気づいたように
慌てて部屋を飛び出した。
ナ「フォルテ!?」
ナミとロビンは慌てて後を追った。
そこには甲板に立ち尽くすフォルテの姿があった。
チョ「フォルテ?どうした?」
ナ「起きてから様子がおかしいの。」
『……っ!……。』
どうして…。
何で…
何で何も聞こえないの…?
波の音。
風の音。
帆がなびく音。
旗の音。
なにも聞こえない………。
『…っ…。』
フォルテはガクリとその場に崩れた。
チョ「フォルテ!」
チョッパーが慌てて駆け寄る。
チョ「フォルテ…?」
フォルテはボロボロと涙を流していた。
チョ「どうしたんだ!?」
そう問いかけるが反応がない。
しばらくしてフォルテはようやくチョッパーの存在に気づいたようで
目の前にいたチョッパーの腕を強く掴んだ。
『…み…み…あ…き…こぉ…え…ら…い…。(耳が聞こえない)』
チョ「え?」
フォルテの不思議な発音にチョッパーが聞き返す。
チョッパーは少し考えたあと
静かに言った。
チョ「ナミ…。後ろからフォルテに話しかけてくれ…。」
ナ「え?えぇ…。フォルテ…?何かあったの?」
『………。』
フォルテはまっすぐチョッパーを見ている。
チョ「この程度は無理か…。ウソップ呼んできてくれ…。」
ロ「わかったわ。」
しばらくしてロビンがウソップを連れてきた。
ウ「何だ?俺に用か?」
チョ「ウソップ。そのままフォルテのすぐ後ろに立って空に銃を撃ってほしい。」
ウ「はー?」
チョ「頼む。」
ウ「何だかよくわからねぇがこれでいいのか?」
ウソップは自分の片耳をふさぎながら銃を撃った。
《バーン!》
『…………。』
チョ「この音量でもダメか…。フォルテ…。」
サ「何事だ!」
チョ「驚かしてごめんな。ちょっと確かめたい事があったんだ。ウソップありがとう。フォルテ…。こっちへおいで。」
チョッパーはフォルテの肩を叩くとそっと手を取り歩き出した。
チョ「みんな…。先にご飯食べててくれ。ちょっとフォルテを診察してくる。」
サ「診察ってどっか悪いのか…?」
チョ「ちょっとな…。」
サ「ナミさん、何があったんですか?」
ナ「わからないの…。起きた時からフォルテの様子がおかしくて…。」
ロ「彼女…まずいかも…。」
ナ「え?」
ロ「おそらく聞こえてないわ…。」
サ「聞こえてないって……。」
ウ「確かに俺があれだけの至近距離で銃を撃ったのに無反応だったけど…。」
サ「昨日までは普通だったんですよ?そんな急に……。」