☆音楽の魔法
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『ん………。』
目を覚ますと最初に見えたのは医務室の天井だった。
『あれ…?ここ…医務室…?』
チョ「フォルテ!?」
薬の調合をしていたチョッパーがかけよる。
『あ…。チョッパーだ♪』
チョ「よかった…!気がついたんだなっ!」
『私…どうなっちゃったんだっけ…?』
そう言いながらフォルテが起き上がる。
『痛っ…。』
チョ「まだ動いちゃダメだ!撃たれたんだゾ!」
『あ…。そっか…。なんとなく覚えてるかも…。』
チョ「…?」
『どうしたの?』
チョ「フォルテ…急にハッキリ発音できるようになったな。」
『え…?』
チョ「もしかして聞こえてるのか…?」
『あ…!!私、今…普通にチョッパーと話してる!聞こえるよ!チョッパーの声も、このバイオリンの音も!』
チョ「本当か!?やった…!やったな!フォルテっ!」
『うん!…ってあれ?バイオリン?これ誰が弾いてるの?ブルックとは違う音…。そうだ…夢の中でさっきも聞こえてた音だ…。』
チョ「サンジだゾ♪フォルテのバイオリンをずっと弾いてるんだ。フォルテとずっと一緒にいた楽器の音ならフォルテに届くかもって。フォルテ1週間も意識が戻らなかったんだゾ?」
『え!?そんなに!?』
チョ「みんなもサンジもすっごく心配してたんだ。」
『そっか。心配かけちゃったな…。』
チョ「みんなを呼んでくるな!」
チョッパーはそう言うと慌ただしく医務室を飛び出した。
チョ「みんなー!うわっ!イテッ!」
『あ…。転んだ(笑)』
チョ「イテテ…あ!みんなー!」
『ふふふ♪チョッパー慌てすぎ(笑)』
程なくしてクルー達が医務室に集まった。
ナ「フォルテっ…!よかった!」
『みんな心配かけてごめんね。でももう大丈夫だから♪』
ウ「ホントに聞こえてんだな~。」
『うん!両方ともちゃんと聞こえるの♪』
サ「よかったな♪」
『うん!あ…。サンジ君、ありがとね。私、サンジ君のおかげで起きれたみたい♪』
サ「え?俺?」
『うん。夢の中でね、バイオリンの音が聞こえたの。起きたら同じ音が聞こえてビックリしちゃった♪』
ブ「思いのこもった音だったからきっと届いたのでしょうね♪」
『うん♪みんなもありがとう。私…死のうとしたり…みんなに迷惑かけてばっかで……本当にごめんなさい…。でもみんながいてくれて、支えてくれたからまた…っ…聞こえるように…なって…っ…あ、あれ…おかしいな…嬉しいはずなのに…っ…。』
フォルテはそう言ってポロポロと涙を流した。
ナ「も~。わかった、わかった。よかったわね、フォルテ♪」
ナミはそう言ってフォルテを優しく抱きしめた。
『うんっ…みんなっ…ありがと…っ…。』
ナ「よしよし♪」
ブ「また一緒にセッションしましょう♪」
サ「今度は俺も混ぜてもらおうかな♪」
ル「また歌ってくれ!」
チョ「俺も聞きたいゾ!」
『うんっ…!いっぱい歌って、いっぱい演奏するね!またみんなと音楽いっぱいで旅したい♪』
サ「そうだな♪」
そうして笑顔と涙の時間は過ぎていった。
その日の夜。
医務室にはフォルテとサンジの姿が。
サ「話ってなに?」
『あ、あのね…///前に…私に好きって言ってくれたよね…?』
サ「あ…。それは……。フォルテちゃんの言いたい事はなんとなくわかってる…。あの日の事は忘れてくれ…。フォルテちゃんは仲間でいたいんだろう?」
『うぅん。』
サ「そうだよな…。急にそんなこと言われたって困るし…って…あれ?」
『確かに困った。ビックリもしたな。』
サ「あ、あぁ…。で、で?今…何て…?」
『ふふふ♪』
サ「仲間でいたい…?」
『うぅん。』
サ「急に言われて困った…?」
『うん。』
サ「俺の事…す、好き?」
『うん。好き。』
サ「クソ嬉しい!」
『最初はわかんなかったの。でもね、夢の中でもう2度とサンジ君に会えないかもって思ったらすっごく悲しかったの…。きっとずっと前から好きだったんだと思う。でもサンジ君はいつも私のそばにいてくれて…。それが当たり前になっちゃって気づくのが遅れちゃった…。待たせてごめんね。』
サ「…っ!」
サンジはたまらずフォルテをギュッと抱きしめた。
サ「すげぇ待った!1週間がすげぇ長く感じた…!毎日、不安だった。このままフォルテちゃんが起きねぇんじゃねぇかって…!そう思ったら居ても立っても居られなくて…っ!俺の中でフォルテちゃんの存在がどんなにデカかったのかを改めて認識した!」
『うん。私もサンジ君が大好きってよくわかった。サンジ君。大好き。』
そっと耳元でささやくとサンジはより強くフォルテを抱きしめた。
『ちょ、ちょっと~。痛いよ~。』
サ「あ!悪ぃ。」
『ふふふ♪そんなに嬉しかった?』
サ「あぁ!嬉しい!」
『ふふふ♪』
こうしてフォルテの新たな旅が始まった。
それは笑顔の音に寄り添う旅。
新たなメロディーが鳴り始めるその船で
フォルテはいつまでも笑っていた。
END
アトガキ→
目を覚ますと最初に見えたのは医務室の天井だった。
『あれ…?ここ…医務室…?』
チョ「フォルテ!?」
薬の調合をしていたチョッパーがかけよる。
『あ…。チョッパーだ♪』
チョ「よかった…!気がついたんだなっ!」
『私…どうなっちゃったんだっけ…?』
そう言いながらフォルテが起き上がる。
『痛っ…。』
チョ「まだ動いちゃダメだ!撃たれたんだゾ!」
『あ…。そっか…。なんとなく覚えてるかも…。』
チョ「…?」
『どうしたの?』
チョ「フォルテ…急にハッキリ発音できるようになったな。」
『え…?』
チョ「もしかして聞こえてるのか…?」
『あ…!!私、今…普通にチョッパーと話してる!聞こえるよ!チョッパーの声も、このバイオリンの音も!』
チョ「本当か!?やった…!やったな!フォルテっ!」
『うん!…ってあれ?バイオリン?これ誰が弾いてるの?ブルックとは違う音…。そうだ…夢の中でさっきも聞こえてた音だ…。』
チョ「サンジだゾ♪フォルテのバイオリンをずっと弾いてるんだ。フォルテとずっと一緒にいた楽器の音ならフォルテに届くかもって。フォルテ1週間も意識が戻らなかったんだゾ?」
『え!?そんなに!?』
チョ「みんなもサンジもすっごく心配してたんだ。」
『そっか。心配かけちゃったな…。』
チョ「みんなを呼んでくるな!」
チョッパーはそう言うと慌ただしく医務室を飛び出した。
チョ「みんなー!うわっ!イテッ!」
『あ…。転んだ(笑)』
チョ「イテテ…あ!みんなー!」
『ふふふ♪チョッパー慌てすぎ(笑)』
程なくしてクルー達が医務室に集まった。
ナ「フォルテっ…!よかった!」
『みんな心配かけてごめんね。でももう大丈夫だから♪』
ウ「ホントに聞こえてんだな~。」
『うん!両方ともちゃんと聞こえるの♪』
サ「よかったな♪」
『うん!あ…。サンジ君、ありがとね。私、サンジ君のおかげで起きれたみたい♪』
サ「え?俺?」
『うん。夢の中でね、バイオリンの音が聞こえたの。起きたら同じ音が聞こえてビックリしちゃった♪』
ブ「思いのこもった音だったからきっと届いたのでしょうね♪」
『うん♪みんなもありがとう。私…死のうとしたり…みんなに迷惑かけてばっかで……本当にごめんなさい…。でもみんながいてくれて、支えてくれたからまた…っ…聞こえるように…なって…っ…あ、あれ…おかしいな…嬉しいはずなのに…っ…。』
フォルテはそう言ってポロポロと涙を流した。
ナ「も~。わかった、わかった。よかったわね、フォルテ♪」
ナミはそう言ってフォルテを優しく抱きしめた。
『うんっ…みんなっ…ありがと…っ…。』
ナ「よしよし♪」
ブ「また一緒にセッションしましょう♪」
サ「今度は俺も混ぜてもらおうかな♪」
ル「また歌ってくれ!」
チョ「俺も聞きたいゾ!」
『うんっ…!いっぱい歌って、いっぱい演奏するね!またみんなと音楽いっぱいで旅したい♪』
サ「そうだな♪」
そうして笑顔と涙の時間は過ぎていった。
その日の夜。
医務室にはフォルテとサンジの姿が。
サ「話ってなに?」
『あ、あのね…///前に…私に好きって言ってくれたよね…?』
サ「あ…。それは……。フォルテちゃんの言いたい事はなんとなくわかってる…。あの日の事は忘れてくれ…。フォルテちゃんは仲間でいたいんだろう?」
『うぅん。』
サ「そうだよな…。急にそんなこと言われたって困るし…って…あれ?」
『確かに困った。ビックリもしたな。』
サ「あ、あぁ…。で、で?今…何て…?」
『ふふふ♪』
サ「仲間でいたい…?」
『うぅん。』
サ「急に言われて困った…?」
『うん。』
サ「俺の事…す、好き?」
『うん。好き。』
サ「クソ嬉しい!」
『最初はわかんなかったの。でもね、夢の中でもう2度とサンジ君に会えないかもって思ったらすっごく悲しかったの…。きっとずっと前から好きだったんだと思う。でもサンジ君はいつも私のそばにいてくれて…。それが当たり前になっちゃって気づくのが遅れちゃった…。待たせてごめんね。』
サ「…っ!」
サンジはたまらずフォルテをギュッと抱きしめた。
サ「すげぇ待った!1週間がすげぇ長く感じた…!毎日、不安だった。このままフォルテちゃんが起きねぇんじゃねぇかって…!そう思ったら居ても立っても居られなくて…っ!俺の中でフォルテちゃんの存在がどんなにデカかったのかを改めて認識した!」
『うん。私もサンジ君が大好きってよくわかった。サンジ君。大好き。』
そっと耳元でささやくとサンジはより強くフォルテを抱きしめた。
『ちょ、ちょっと~。痛いよ~。』
サ「あ!悪ぃ。」
『ふふふ♪そんなに嬉しかった?』
サ「あぁ!嬉しい!」
『ふふふ♪』
こうしてフォルテの新たな旅が始まった。
それは笑顔の音に寄り添う旅。
新たなメロディーが鳴り始めるその船で
フォルテはいつまでも笑っていた。
END
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