☆音楽の魔法
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そして数時間後…。
処置は無事に終わり
落ち着きを取り戻したフォルテは医務室のベットに移された。
サ「まだ意識が戻らねぇのか…。」
チョ「うん…。それなりに血も流したからな…。」
サ「フォルテちゃん……。」
意識を失ったフォルテは真っ暗な世界にいた。
誰もいない…。
『誰かー!』
真っ暗な空間にフォルテの声が響く。
…あれ…?
今、私の声…
聞こえてた…?
『あー。』
フォルテが声を発する。
『聞こえる!?私、自分の声が聞こえてる!耳が治ったんだ!…って事は…私もしかして死んじゃったのかな…?……みんな…。』
死んじゃったって事はもうみんなに会えないんだ…。
サンジ君にも………。
『っ…やだ…っ…みんなに会いたい…っ…もっとみんなと一緒にいたいっ…サンジ君ともっ…。』
サンジ君は私を好きって言ってくれた。
でも…私には自分がどう思ってるのかまだわからない…。
だけどサンジ君と離れるのは嫌っ!
神様…お願いします。
もう自分の命を粗末にしません。
それから音楽も楽器達ももっと、もっと大切にします。
例え耳が二度と治らなくても
ずっと、音楽を続けていきます。
たくさんの人に音楽を届けます。
私にできる事は何でもやります。
だから…もう1度みんなに会わせてください!
もう1度みんなと旅をするチャンスをください!
《~~♪》
『音…?』
フォルテはふと何かの音に気がつく。
『これ…バイオリンの音。それも私のバイオリンの音だ。』
思い出すな…。
あの子に出会ったのは町のゴミ捨て場だった。
壊れて捨てられてしまったんだろう…。
何でか気になってその子を拾って
自分で直したの。
弾いたらとっても深くてキレイな音だった。
その時はまだちゃんと弾けなかったけどあなたのために一生懸命に練習したの。
それが私の2つ目の楽器。
《~♪》
『誰が弾いてるんだろう…。ブルックの音とはちょっと違うな…。ちょっぴり不恰好な音。でもすごく安心する。どんな人が弾いてるんだろう…。』
フォルテは目をつぶった。
『あっちから聞こえる。』
フォルテは音のする方へと歩き出した。
だんだんと音は大きくなるが
何も見えない。
『何にもないや…。でも音は大きくなってる。…素敵な音…。疲れちゃったからちょっとだけ休憩♪』
フォルテはそう言うとバイオリンに合わせて歌い始めた。
『~♪』
久しぶりに歌ったな。
今まで自分の声が聞こえなかったから歌えなかったけど
今なら何でも歌えるな。
でも…このままずっとここで歌っていたらみんなには会えない…。
もし、この歌を、私の耳を犠牲にすればみんなに会えるっていうなら
私は歌も聴力も失ったって構わない。
私にとっては大切なものだけど
みんなと過ごす時間も大切だから。
それにね、みんなと一緒ならまた聞こえる気がするの。
また歌えるって思うの。
だって小さなお医者さんが頑張ってくれるから。
それに素敵な音楽家さんがいつも耳を刺激してくれて、健康面をとっても気遣ってくれる優しいコックさんと、思わぬ解決法をとる予測不能の船長さんに、冒険の話をたくさん聞かせてくれる狙撃手さん、いつも一緒にいてくれるお姉ちゃんみたいな2人と便利な物を何でもあっという間に作っちゃう船大工さん、ちょっと不器用だけど私を気遣ってくれる剣士さん。
私にはこんなにたくさんの仲間がいるから。
みんなと一緒ならきっといつか……。
「…ちゃん…。」
『ん?誰か呼んでる…?』
サ「フォルテちゃん。戻ってきて…。」
『あ!サンジ君だ!』
フォルテは再び音のする方へ走り出した。
『サンジ君!今行くよっ!』
処置は無事に終わり
落ち着きを取り戻したフォルテは医務室のベットに移された。
サ「まだ意識が戻らねぇのか…。」
チョ「うん…。それなりに血も流したからな…。」
サ「フォルテちゃん……。」
意識を失ったフォルテは真っ暗な世界にいた。
誰もいない…。
『誰かー!』
真っ暗な空間にフォルテの声が響く。
…あれ…?
今、私の声…
聞こえてた…?
『あー。』
フォルテが声を発する。
『聞こえる!?私、自分の声が聞こえてる!耳が治ったんだ!…って事は…私もしかして死んじゃったのかな…?……みんな…。』
死んじゃったって事はもうみんなに会えないんだ…。
サンジ君にも………。
『っ…やだ…っ…みんなに会いたい…っ…もっとみんなと一緒にいたいっ…サンジ君ともっ…。』
サンジ君は私を好きって言ってくれた。
でも…私には自分がどう思ってるのかまだわからない…。
だけどサンジ君と離れるのは嫌っ!
神様…お願いします。
もう自分の命を粗末にしません。
それから音楽も楽器達ももっと、もっと大切にします。
例え耳が二度と治らなくても
ずっと、音楽を続けていきます。
たくさんの人に音楽を届けます。
私にできる事は何でもやります。
だから…もう1度みんなに会わせてください!
もう1度みんなと旅をするチャンスをください!
《~~♪》
『音…?』
フォルテはふと何かの音に気がつく。
『これ…バイオリンの音。それも私のバイオリンの音だ。』
思い出すな…。
あの子に出会ったのは町のゴミ捨て場だった。
壊れて捨てられてしまったんだろう…。
何でか気になってその子を拾って
自分で直したの。
弾いたらとっても深くてキレイな音だった。
その時はまだちゃんと弾けなかったけどあなたのために一生懸命に練習したの。
それが私の2つ目の楽器。
《~♪》
『誰が弾いてるんだろう…。ブルックの音とはちょっと違うな…。ちょっぴり不恰好な音。でもすごく安心する。どんな人が弾いてるんだろう…。』
フォルテは目をつぶった。
『あっちから聞こえる。』
フォルテは音のする方へと歩き出した。
だんだんと音は大きくなるが
何も見えない。
『何にもないや…。でも音は大きくなってる。…素敵な音…。疲れちゃったからちょっとだけ休憩♪』
フォルテはそう言うとバイオリンに合わせて歌い始めた。
『~♪』
久しぶりに歌ったな。
今まで自分の声が聞こえなかったから歌えなかったけど
今なら何でも歌えるな。
でも…このままずっとここで歌っていたらみんなには会えない…。
もし、この歌を、私の耳を犠牲にすればみんなに会えるっていうなら
私は歌も聴力も失ったって構わない。
私にとっては大切なものだけど
みんなと過ごす時間も大切だから。
それにね、みんなと一緒ならまた聞こえる気がするの。
また歌えるって思うの。
だって小さなお医者さんが頑張ってくれるから。
それに素敵な音楽家さんがいつも耳を刺激してくれて、健康面をとっても気遣ってくれる優しいコックさんと、思わぬ解決法をとる予測不能の船長さんに、冒険の話をたくさん聞かせてくれる狙撃手さん、いつも一緒にいてくれるお姉ちゃんみたいな2人と便利な物を何でもあっという間に作っちゃう船大工さん、ちょっと不器用だけど私を気遣ってくれる剣士さん。
私にはこんなにたくさんの仲間がいるから。
みんなと一緒ならきっといつか……。
「…ちゃん…。」
『ん?誰か呼んでる…?』
サ「フォルテちゃん。戻ってきて…。」
『あ!サンジ君だ!』
フォルテは再び音のする方へ走り出した。
『サンジ君!今行くよっ!』