☆音楽の魔法
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それから数週間の月日が流れた。
今日の船番はフォルテ、サンジ、ブルック。
フォルテは1人、部屋で考え事をしていた。
チョッパーは何に夢中になってるんだろう?
それと最近、サンジ君の様子が変。
私を避けてるみたい…。
もうめんどくさくなっちゃったのかな…。
そう…だよね…。
こんな私…嫌だよね…。
フォルテが俯いているといきなり肩を叩かれた。
『!?』
ブルック?
ブルックはフォルテの手を取ると甲板に連れ出した。
『…?』
なんだろう…?
私に何の用…?
フォルテは少し不安そうにブルックの後をついていった。
するとブルックは甲板に用意しておいた木箱にフォルテを座らせた。
ブ「音楽をしませんか?」
そう書かれたメモにフォルテが驚く。
《何言ってるの?私、聞こえないよ…?もう楽器も吹けないし、歌も歌えない…。》
ブ「では聞いてください♪」
《え…?だから聞こえないって…。》
ブルックはその場に座るとフォルテの手をギターの端に触れさせた。
そしてブルックがギターを弾くと…。
『…!?』
すごい…。
振動が…。
振動でリズムがわかる…。
ブ「ずっと楽器と関わって来た手です。感覚は覚えているでしょう?今まで耳に頼っていたのであまり感じなかったかもしれませんが。あなたならきっとこの音色まで感じ取れるはずです♪」
『…っ…。』
フォルテの目からポロリと雫が落ちた。
わかる…。
ブルックの音だ。
いつも隣で弾いてくれたブルックのギターの音だ。
ブ「感じ取れたようですね♪ではこちらはどうでしょう?」
ブルックはフォルテの手を自分の背中にあてた。
ブ「どうです?わかりますか?」
ブルックが喋ると振動がフォルテの手に伝わった。
『!?』
ブ「骨伝導といいます。ホネに振動が伝わるんです♪私にぴったりでしょう?」
『…!』
すごい。
ブルックの言ってる事がわかる。
完全じゃないけど
まるで聞こえてるみたい…。
ブ「ではそろそろ♪」
ブルックがそう言って手招きするとサンジがやって来た。
サンジはフォルテの手を取るとその手を背中にあてた。
サ「フォルテちゃんがよく吹いてた曲をブルックに教えてもらったんだ。フォルテちゃんに比べたらうまくねぇけどちょっとだけ聞いてくれるかい?」
そう言ってサンジはバイオリンをとりだした。
バイオリン…。
サンジ君…もしかして私のために練習したの…?
それを隠すために最近、私をさけてたの…?
フォルテは自分の手をそっとサンジのバイオリンにあてた。
サンジがそっと弾き始める。
『っ…。』
フォルテがボロボロと涙を流した…。
聞こえるよ…。
サンジ君の音。
すごく一生懸命に練習した音。
私のために…。
私なにやってんだろ…。
勝手に音楽諦めて…。
できる可能性があるのに
勝手に自分で投げ出して…。
一歩を踏み出さなくちゃ。
こんなにも頑張ってくれる人がいるんだもん。
2人が諦めてないのに私が音楽を諦めちゃダメだ!
『か…して。』
フォルテはサンジからバイオリンを受け取ると深呼吸をした。
大丈夫。
感覚はきっと覚えてる。
できる。
絶対できる。
もしできなくても諦めない。
またできるようになる!
フォルテはそっとバイオリンを弾き始めた。
サ「やった!」
ブ「キレイな音色ですよ♪」
『…っ…。』
できた!
弾けた!
フォルテがボロボロと涙を流すと他のクルー達がやってきた。
ナ「ごめんね、隠れてたの。みんなでいるとプレッシャーになるかと思って…。」
『…っ!』
フォルテはナミにギュッと抱きついた。
『ごえんらさいっ…。(ごめんなさい)』
みんなはずっと私の事考えてくれてたんだ…。
なのに私は命を捨てようとして…。
それに音楽も捨てたんだ…。
ずっと私を支えてくれてたのに…。音楽も楽器達もみんなの気持ちも踏みにじっちゃったんだ…。
ごめんなさい。
ナ「ヨシヨシ♪」
ウ「まぁ、気にすんな♪」
『…!』
サ「何だい?」
《もしかしてチョッパーも…?》
サ「あぁ。ずっと治療法を探してるよ。」
『…っ…。』
フォルテはたまらずに図書室へ走り出した。
勢いよくドアを開けるとチョッパーは疲れ切って眠っていた…。
フォルテはそばにあった毛布をそっとチョッパーにかけると優しく頭を撫でた。
ごめんね、チョッパー…。
ずっとここで調べててくれたんだね…。
時々、薬が変わってたのはたくさん調べて色んな薬を試してくれてたんだね…。
これからは私もやる。
チョッパーがこんなにも頑張ってくれてたんだもん。
私も諦めない!
フォルテはチョッパーにそう誓うとそっと図書室を出た。
今日の船番はフォルテ、サンジ、ブルック。
フォルテは1人、部屋で考え事をしていた。
チョッパーは何に夢中になってるんだろう?
それと最近、サンジ君の様子が変。
私を避けてるみたい…。
もうめんどくさくなっちゃったのかな…。
そう…だよね…。
こんな私…嫌だよね…。
フォルテが俯いているといきなり肩を叩かれた。
『!?』
ブルック?
ブルックはフォルテの手を取ると甲板に連れ出した。
『…?』
なんだろう…?
私に何の用…?
フォルテは少し不安そうにブルックの後をついていった。
するとブルックは甲板に用意しておいた木箱にフォルテを座らせた。
ブ「音楽をしませんか?」
そう書かれたメモにフォルテが驚く。
《何言ってるの?私、聞こえないよ…?もう楽器も吹けないし、歌も歌えない…。》
ブ「では聞いてください♪」
《え…?だから聞こえないって…。》
ブルックはその場に座るとフォルテの手をギターの端に触れさせた。
そしてブルックがギターを弾くと…。
『…!?』
すごい…。
振動が…。
振動でリズムがわかる…。
ブ「ずっと楽器と関わって来た手です。感覚は覚えているでしょう?今まで耳に頼っていたのであまり感じなかったかもしれませんが。あなたならきっとこの音色まで感じ取れるはずです♪」
『…っ…。』
フォルテの目からポロリと雫が落ちた。
わかる…。
ブルックの音だ。
いつも隣で弾いてくれたブルックのギターの音だ。
ブ「感じ取れたようですね♪ではこちらはどうでしょう?」
ブルックはフォルテの手を自分の背中にあてた。
ブ「どうです?わかりますか?」
ブルックが喋ると振動がフォルテの手に伝わった。
『!?』
ブ「骨伝導といいます。ホネに振動が伝わるんです♪私にぴったりでしょう?」
『…!』
すごい。
ブルックの言ってる事がわかる。
完全じゃないけど
まるで聞こえてるみたい…。
ブ「ではそろそろ♪」
ブルックがそう言って手招きするとサンジがやって来た。
サンジはフォルテの手を取るとその手を背中にあてた。
サ「フォルテちゃんがよく吹いてた曲をブルックに教えてもらったんだ。フォルテちゃんに比べたらうまくねぇけどちょっとだけ聞いてくれるかい?」
そう言ってサンジはバイオリンをとりだした。
バイオリン…。
サンジ君…もしかして私のために練習したの…?
それを隠すために最近、私をさけてたの…?
フォルテは自分の手をそっとサンジのバイオリンにあてた。
サンジがそっと弾き始める。
『っ…。』
フォルテがボロボロと涙を流した…。
聞こえるよ…。
サンジ君の音。
すごく一生懸命に練習した音。
私のために…。
私なにやってんだろ…。
勝手に音楽諦めて…。
できる可能性があるのに
勝手に自分で投げ出して…。
一歩を踏み出さなくちゃ。
こんなにも頑張ってくれる人がいるんだもん。
2人が諦めてないのに私が音楽を諦めちゃダメだ!
『か…して。』
フォルテはサンジからバイオリンを受け取ると深呼吸をした。
大丈夫。
感覚はきっと覚えてる。
できる。
絶対できる。
もしできなくても諦めない。
またできるようになる!
フォルテはそっとバイオリンを弾き始めた。
サ「やった!」
ブ「キレイな音色ですよ♪」
『…っ…。』
できた!
弾けた!
フォルテがボロボロと涙を流すと他のクルー達がやってきた。
ナ「ごめんね、隠れてたの。みんなでいるとプレッシャーになるかと思って…。」
『…っ!』
フォルテはナミにギュッと抱きついた。
『ごえんらさいっ…。(ごめんなさい)』
みんなはずっと私の事考えてくれてたんだ…。
なのに私は命を捨てようとして…。
それに音楽も捨てたんだ…。
ずっと私を支えてくれてたのに…。音楽も楽器達もみんなの気持ちも踏みにじっちゃったんだ…。
ごめんなさい。
ナ「ヨシヨシ♪」
ウ「まぁ、気にすんな♪」
『…!』
サ「何だい?」
《もしかしてチョッパーも…?》
サ「あぁ。ずっと治療法を探してるよ。」
『…っ…。』
フォルテはたまらずに図書室へ走り出した。
勢いよくドアを開けるとチョッパーは疲れ切って眠っていた…。
フォルテはそばにあった毛布をそっとチョッパーにかけると優しく頭を撫でた。
ごめんね、チョッパー…。
ずっとここで調べててくれたんだね…。
時々、薬が変わってたのはたくさん調べて色んな薬を試してくれてたんだね…。
これからは私もやる。
チョッパーがこんなにも頑張ってくれてたんだもん。
私も諦めない!
フォルテはチョッパーにそう誓うとそっと図書室を出た。