翌日。

早朝にサンジが何度か潜ったが鍵は見つからなかった。



ｻ「ダメか…。」



ﾅ「おはよ♪」



ｻ「おはようございます♪」



ﾛ「あら？朝からお風呂？髪が濡れてるけど。」



ｻ「ちょっと潜ったんです。」



ﾅ「珍しい。」



ｻ「実は昨日…。」




サンジは昨夜の事を話した。



ﾅ「そう…。やっぱり思い詰めてるのね…。」



ﾛ「無理もないわ…。」



ﾅ「毎日あんなに楽しそうに楽器吹いてたものね…。」



ｻ「フォルテちゃんにとって1番大切なものだったんでしょうね…。」



ﾌﾞ「おはようございます♪おや？みなさん暗い顔してどうしました？」



ﾅ「それがね………。」



ﾌﾞ「そうですか…。では！音楽をやりましょう！」



ﾛ「どういう事かしら？」



ﾌﾞ「私、ホネなので。きっとうまくできると思うんですよ～♪」



ブルックはそう言って話し始めた。



ﾅ「なるほど。」



ﾛ「それなら感じられるかもしれないわね。」



ｻ「なぁ、ブルック。それ俺にもできねぇか？」



ﾌﾞ「そうですね～。フォルテさんが少し慣れたら人間の肉体でも大丈夫でしよう♪」



ｻ「俺に教えてくれ！俺もやる。」



ﾌﾞ「わかりました♪」



それからしばらくして他のクルー達とフォルテがやってきた。



ｻ「おはよ♪」



ﾅ「ちゃんと寝れた？」



自分に笑顔を向けるクルー達にフォルテが軽く頭をさげて挨拶した。



そうしていつもの朝食が始まった。



『……？』



あれ…？
チョッパーがいない。
どうしたんだろ？



ｻ「どうした？」



フォルテはポケットからメモを出した。



《チョッパーは？》



ｻ「多分、図書室だ。メシはあとで持っていくよ♪」



『？』


図書室？



朝食を終えたフォルテは図書室へ向かった。



そっとドアを開けると
たくさんの本を積んでチョッパーが読みふけっていた。



『…？』



何読んでるのかな？



フォルテが覗き込んでいると肩を軽く叩かれた。



『！？』



ｻ「ごめんごめん。びっくりさせちまったな。」



サンジはそう言って図書室に入るとチョッパーに朝食を出した。



ﾁｮ「ありがとな♪もうそんな時間だったのか。」




ｻ「あんまり無理すんな。少し寝ろよ？」



ﾁｮ「ありがとな♪でも俺よりフォルテの方がツラいから。少しでも早くなんとかしてやりたいんだ。」



ｻ「そうか。」



ﾁｮ「フォルテのこと頼めるか？」



ｻ「あぁ。任せとけ♪」



サンジはそう言って図書室を出た。



『…？』



何の話してたんだろ…。