思いを言葉に
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それからクラスは真希の話で持ちきりとなった。
そんな中、文化祭のクラスの出し物が決まった。
今回は女子の提案により
メイド&執事カフェとなった。
「ねぇ!ねぇ!浅井さんって服のデザインとかもできる?」
『え?』
授業の合間にクラスの女子からなげかれられた一言に真希が考え込む。
『う~ん。やったことないから…。』
「そっか~。ちょっとやってみたかったんだよね~。」
『何を?』
「ポスターの絵に制服じゃない生徒が書いてあったじゃない?」
『うん。演劇部のつもりで描いたの。』
「やっぱり?それって演劇部が使ってる衣装を実際に見て描いた?」
『うぅん。私の想像。』
「じゃあできるじゃん!」
『え?』
「服のデザイン!メイド服と執事の制服のデザインをしてほしいの!それを私が実際に作るから!」
『わ、私が!?メイド服なんてちゃんと見た事ないよ…?』
「浅井さんの想像でいい!私ね、浅井さんの世界観すっごく好き!だからそれを形にしてみたかったの!」
『できるかな…?』
「できるよ!」
『でも形にするって…どうやって?』
「大丈夫!私、家庭科部だから。裁縫は得意だよ♪」
『そっか。…ちょっと考えてみる。』
「ありがとう!」
そうして昼休み。
真希は悩ましげな表情でお弁当を食べる。
サ「何かあったの?」
『それがね…。文化祭の衣装をデザインしてほしいって頼まれちゃって。』
サ「嫌なの?」
『嫌じゃないけど…。ちゃんと出来るか不安で…。メイド服なんてちゃんと見た事ないし…。』
「なら今時のメイド服を見ればいいじゃん♪」
『ユリ?どうしたの?』
「真希に資料持ってきた♪」
『資料?』
「家庭科部の子から聞いたよ?メイド服と執事の制服デザインするんでしょ?」
『できるかどうかわかんないよ…?』
「とりあえずやってみなよ♪ダメだったらあたしも手伝うから。」
『ほんと?』
「うん♪」
『じゃあ、やってみる。』
「じゃ、資料ね♪」
ユリはそう言って自分の携帯を見せた。
『これ何?』
「知らないの?コスプリ!コスプレしてプリ撮るの。最近メイド服とか置いてあるゲーセン多いよ♪」
『そうなんだ。』
「真希の携帯教えて?これ何枚か送ってあげる♪」
『え…っと…。どうやるの…?』
「ちょっと~。それも知らないの?」
『家族以外に教えた事なくて。』
「全く~!貸して♪」
ユリは慣れた手つきで真希の携帯を操作する。
「はい、できた!」
『もう!?』
「簡単だもん♪」
サ「じゃ、ついでに俺にも教えてもらおうかな~?」
「え?サンジ君まだ真希の連絡先知らなかったの!?」
サ「何か聞くタイミング逃しちまった(笑)」
「も~!よし!真希!この際だから覚えちゃいなさい!」
『え?』
「まずここ押す!」
『え!?あ、うん。』
「次はこれ。そのまま画面をサンジ君の携帯で読み込む!」
『えっと、はい。』
サ「できた♪」
「終わり!」
『意外と簡単。』
「でしょ?」
『ありがとう♪』
「じゃ、あとでいくつかプリ送っておくね♪それとネットで調べた画像も一緒に送ってあげる。どうせネットもできないでしょ?」
『ネットはできる♪』
「え!?じゃあ、最初からそれで調べればいいじゃん!」
『???』
サ「あ。もしかしてパソコンでしか見た事ない?」
『うん。』
「あんたね~。携帯でもできるの!」
『そうなの!?』
「原始人か!全く~!ほら、貸して!」
ユリは真希に携帯の使い方を教える。
『ほんとだ~!パソコンでしか見られないと思ってた(笑)』
サ「絵描く時もパソコンで見てたしな(笑)」
『パソコンの方が画面が大きくて便利だよ?ちょっと重たいけど。』
「だから携帯があるんでしょ(笑)」
『あ。そっか(笑)』
「真希がこんなにも天然だったとは…。」
サ「学年トップの成績の持ち主とは思えねぇな(笑)」
「ほんとね(笑)」
『む~。でももう覚えたもん!』
「はいはい(笑)」
そんな中、文化祭のクラスの出し物が決まった。
今回は女子の提案により
メイド&執事カフェとなった。
「ねぇ!ねぇ!浅井さんって服のデザインとかもできる?」
『え?』
授業の合間にクラスの女子からなげかれられた一言に真希が考え込む。
『う~ん。やったことないから…。』
「そっか~。ちょっとやってみたかったんだよね~。」
『何を?』
「ポスターの絵に制服じゃない生徒が書いてあったじゃない?」
『うん。演劇部のつもりで描いたの。』
「やっぱり?それって演劇部が使ってる衣装を実際に見て描いた?」
『うぅん。私の想像。』
「じゃあできるじゃん!」
『え?』
「服のデザイン!メイド服と執事の制服のデザインをしてほしいの!それを私が実際に作るから!」
『わ、私が!?メイド服なんてちゃんと見た事ないよ…?』
「浅井さんの想像でいい!私ね、浅井さんの世界観すっごく好き!だからそれを形にしてみたかったの!」
『できるかな…?』
「できるよ!」
『でも形にするって…どうやって?』
「大丈夫!私、家庭科部だから。裁縫は得意だよ♪」
『そっか。…ちょっと考えてみる。』
「ありがとう!」
そうして昼休み。
真希は悩ましげな表情でお弁当を食べる。
サ「何かあったの?」
『それがね…。文化祭の衣装をデザインしてほしいって頼まれちゃって。』
サ「嫌なの?」
『嫌じゃないけど…。ちゃんと出来るか不安で…。メイド服なんてちゃんと見た事ないし…。』
「なら今時のメイド服を見ればいいじゃん♪」
『ユリ?どうしたの?』
「真希に資料持ってきた♪」
『資料?』
「家庭科部の子から聞いたよ?メイド服と執事の制服デザインするんでしょ?」
『できるかどうかわかんないよ…?』
「とりあえずやってみなよ♪ダメだったらあたしも手伝うから。」
『ほんと?』
「うん♪」
『じゃあ、やってみる。』
「じゃ、資料ね♪」
ユリはそう言って自分の携帯を見せた。
『これ何?』
「知らないの?コスプリ!コスプレしてプリ撮るの。最近メイド服とか置いてあるゲーセン多いよ♪」
『そうなんだ。』
「真希の携帯教えて?これ何枚か送ってあげる♪」
『え…っと…。どうやるの…?』
「ちょっと~。それも知らないの?」
『家族以外に教えた事なくて。』
「全く~!貸して♪」
ユリは慣れた手つきで真希の携帯を操作する。
「はい、できた!」
『もう!?』
「簡単だもん♪」
サ「じゃ、ついでに俺にも教えてもらおうかな~?」
「え?サンジ君まだ真希の連絡先知らなかったの!?」
サ「何か聞くタイミング逃しちまった(笑)」
「も~!よし!真希!この際だから覚えちゃいなさい!」
『え?』
「まずここ押す!」
『え!?あ、うん。』
「次はこれ。そのまま画面をサンジ君の携帯で読み込む!」
『えっと、はい。』
サ「できた♪」
「終わり!」
『意外と簡単。』
「でしょ?」
『ありがとう♪』
「じゃ、あとでいくつかプリ送っておくね♪それとネットで調べた画像も一緒に送ってあげる。どうせネットもできないでしょ?」
『ネットはできる♪』
「え!?じゃあ、最初からそれで調べればいいじゃん!」
『???』
サ「あ。もしかしてパソコンでしか見た事ない?」
『うん。』
「あんたね~。携帯でもできるの!」
『そうなの!?』
「原始人か!全く~!ほら、貸して!」
ユリは真希に携帯の使い方を教える。
『ほんとだ~!パソコンでしか見られないと思ってた(笑)』
サ「絵描く時もパソコンで見てたしな(笑)」
『パソコンの方が画面が大きくて便利だよ?ちょっと重たいけど。』
「だから携帯があるんでしょ(笑)」
『あ。そっか(笑)』
「真希がこんなにも天然だったとは…。」
サ「学年トップの成績の持ち主とは思えねぇな(笑)」
「ほんとね(笑)」
『む~。でももう覚えたもん!』
「はいはい(笑)」