いつもの教室。
いつもの授業。
いつもの昼休み。

真希ちゃんがいないだけでこんなにも違って見えるのか…。



ｻ「久しぶりに昼寝でもしにいくか…。」



サンジは保健室へ向かった。



ドアを開けると保健室には誰もいなかった。



ｻ「誰もいねぇのか…。」



サンジはそのままベットに寝転ぶ。



ｻ「はぁ…。」



「あら？今日は1人？」



ｻ「うぉっ！？ビックリたー。居たのか。」



「今戻ってきたの。で？今日、浅井さんは？」



ｻ「今日は休みだ。…って何で俺が真希ちゃんと仲良くなった事知ってんだ。」



「毎日、毎日、丸見えなの！まったく！ラブラブ見せつけてくれちゃって～(笑)」



そういって保健医はカーテンを開けた。



窓の目の前にはいつも座っている中庭のベンチが見えた。



ｻ「あ…。」



「で？いつから名前で呼び合うような仲になったわけ？」



ｻ「えーっとこの前の…って何聞いてんだよっ///」



「カワイイ顔しちゃって～(笑)」



ｻ「う、うるせぇ///」



「浅井さん風邪？」



ｻ「あぁ。昨日から熱が下がんないらしい…。」



「そう…。心配ね…。」



ｻ「俺が行く頃には熱下がってるといいけど…。」



「行くんだ(笑)2人きりでも病人を襲っちゃダメよ？」



ｻ「な！？真希ちゃんとはそんなんじゃねぇっ///」



「あはは！ちょっとからかっただけよ～(笑)ほら、もうすぐ授業だから教室戻りなさい。」



ｻ「わ、わかってるよ///」



サンジは顔を赤くしながらも午後の授業へと戻って行った。



そして放課後。
コンビニに寄り道してから真希ちゃんの家へ向かった。



インターフォンを押すと妹の舞ちゃんが出て来た。



「ここがお姉ちゃんの部屋です。じゃ、ごゆっくり♪」



ｻ「ありがとな。」



《コンコン》



ｻ「真希ちゃん？入るよ？」