思いを言葉に
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そんなある日。
『今日も放課後に病院行くんだけどさ…。よかったらサンジ君も来てみる…?』
サ「いいのかい?」
『うん。…サンジ君いつも私の手をマッサージしてくれてるでしょ…?私ね、それがすごく嬉しいの。でも…。』
サ「でも?」
『ごめんなさい…。まだ動かないの…。私がいけないの…。うまくできないから…。…だから…その…ね…。今日、現状を見てほしいなって…。見てもらったらきっとわかると思うの…。もう無理だって…。このままサンジ君に気を使わせたくないから…。』
サ「真希ちゃん……。…わかった。行くよ。ただし現状を見ても俺はマッサージはやめないよ?」
『え…?』
サ「俺は好きでやってんだ。気を使ってるとかそんなんじゃねぇさ。なんつーかさ、マッサージしてる時の真希ちゃんが嬉しそうでさ。その顔見たさっていうか…///」
『わ、私そんな嬉しそうな顔してた…?』
サ「してた♪」
『恥かしい///』
サ「ははは♪やっぱり自覚なかったんだな。」
『これから気になっちゃうよ~///』
サ「ははは♪」
そんな会話と共にいつもの昼休みが終わった。
授業も終わり
放課後。
病院へは学校からバスで20分程。
病院へ着くと真希はいつものようにリハビリ室へと向かった。
『先生。こんにちは。』
「真希ちゃん♪あれ?今日はお友達も一緒なの?」
『はい。リハビリをちょっと見てほしくて。』
「そっか♪僕はリハビリ科の白石です。」
サ「俺はサンジって言います。真希ちゃんと同じクラスです。」
「真希ちゃんの彼氏さん?」
『え!?ち、違いますよ!サンジ君はそんなんじゃないです…///』
「な~んだ残念(笑)でも真希ちゃんが友達連れてくるなんて初めてだね♪」
『サンジ君はいつも私の事を気にかけてくれてて…。だから見てほしかったんです。ちゃんと今の私を知ってもらおうと思って。」
「そっか♪じゃあ、リハビリメニューはいつも通りでいいかな?」
『はい。お願いします。』
「じゃあ、まずはボールからね。」
白石は手のひらより小さなボールをテーブルに並べた。
真希はそのボールを掴もうとする。
だがうまく指が開かず
ボールはなかなか掴めない。
それを見ているサンジに白石が説明する。
「これは掴むために一度、指を広げる動作と、指を閉じて物を掴む動作。それに掴むための握力を鍛える練習。まずは掴むために指を広げる所からやってるんだけど真希ちゃんの今の手だとこのサイズのボールが限界かな。」
サ「前よりは開いてるんですか…?」
「うん。前と比べたらかなり進歩してると思うよ♪真希ちゃん本人はそうは思ってないみたいだけどね。」
白石は小声でそう言うと真希の元へ戻った。
「真希ちゃん。肩の力を抜いてみて。」
『はい。』
「そうそう。そのまま意識は指先に集中ね。」
『…んっ…。』
真希は腕に力を込める。
『はぁ…。やっぱり動かない…。』
「じゃあ、もう少し筋肉をほぐしてみようか♪」
白石は真希の手をマッサージする。
「指がだいぶ柔らかくなったね♪」
『え?』
「この前と違うよ?変化がちゃんと出てる。お家で何かやってる?」
『今まで通りに練習はしてますけど…。あ…。もしかして…。』
「何?」
『サンジ君のマッサージかも…。』
「マッサージしてくれてるの?」
サ「はい。まぁ、本屋で見つけた本の見よう見まねですけど。」
「そのマッサージ、一度見せてもらってもいい?」
サ「いいですけど。真希ちゃんいい?」
『うん。』
サンジはいつものように真希の手をマッサージする。
「へぇ~。ちゃんと的を得てるよ。手先も器用そうだし、この仕事向いてるかもね♪」
『ふふふ♪サンジ君は将来はコックさんって決まってるから勧誘しても無駄ですよ?(笑)』
「そっか~。そりゃ残念。」
そんな会話をしつつ
マッサージをし、ボールを掴む練習を繰り返し、歩行練習をして今日のリハビリは終わった。
『主治医の先生の話聞いてくるからちょっとだけ待っててくれる?』
サ「わかった。ここにいるよ♪」
『すぐ戻ってくるね!』
真希はリハビリ室を出ていった。
「サンジ君さ、あの子にどんな魔法かけたの?」
サ「魔法?」
「真希ちゃんとは結構付き合い長いけど家族以外の人を連れてくるの初めてだし、あんな風に笑う顔見るのも初めてだよ。」
サ「俺は特に変わった事はしてないですよ♪ただ真希ちゃんが頑なに拒むからちょっと意地になって踏み込んだだけです。」
「キミすごいね(笑)」
サ「なんつーか。ほっとけなくて。」
そんな会話をしてしばらく待っていると真希ちやんが戻ってきた。
『サンジ君お待たせ。帰ろ♪』
サ「おぅ。じゃあ、俺はこれで。」
「うん。またおいで♪」
『先生。今日もありがとうございました♪』
「いいえ♪それじゃまた来週ね。」
『はーい♪』
『今日も放課後に病院行くんだけどさ…。よかったらサンジ君も来てみる…?』
サ「いいのかい?」
『うん。…サンジ君いつも私の手をマッサージしてくれてるでしょ…?私ね、それがすごく嬉しいの。でも…。』
サ「でも?」
『ごめんなさい…。まだ動かないの…。私がいけないの…。うまくできないから…。…だから…その…ね…。今日、現状を見てほしいなって…。見てもらったらきっとわかると思うの…。もう無理だって…。このままサンジ君に気を使わせたくないから…。』
サ「真希ちゃん……。…わかった。行くよ。ただし現状を見ても俺はマッサージはやめないよ?」
『え…?』
サ「俺は好きでやってんだ。気を使ってるとかそんなんじゃねぇさ。なんつーかさ、マッサージしてる時の真希ちゃんが嬉しそうでさ。その顔見たさっていうか…///」
『わ、私そんな嬉しそうな顔してた…?』
サ「してた♪」
『恥かしい///』
サ「ははは♪やっぱり自覚なかったんだな。」
『これから気になっちゃうよ~///』
サ「ははは♪」
そんな会話と共にいつもの昼休みが終わった。
授業も終わり
放課後。
病院へは学校からバスで20分程。
病院へ着くと真希はいつものようにリハビリ室へと向かった。
『先生。こんにちは。』
「真希ちゃん♪あれ?今日はお友達も一緒なの?」
『はい。リハビリをちょっと見てほしくて。』
「そっか♪僕はリハビリ科の白石です。」
サ「俺はサンジって言います。真希ちゃんと同じクラスです。」
「真希ちゃんの彼氏さん?」
『え!?ち、違いますよ!サンジ君はそんなんじゃないです…///』
「な~んだ残念(笑)でも真希ちゃんが友達連れてくるなんて初めてだね♪」
『サンジ君はいつも私の事を気にかけてくれてて…。だから見てほしかったんです。ちゃんと今の私を知ってもらおうと思って。」
「そっか♪じゃあ、リハビリメニューはいつも通りでいいかな?」
『はい。お願いします。』
「じゃあ、まずはボールからね。」
白石は手のひらより小さなボールをテーブルに並べた。
真希はそのボールを掴もうとする。
だがうまく指が開かず
ボールはなかなか掴めない。
それを見ているサンジに白石が説明する。
「これは掴むために一度、指を広げる動作と、指を閉じて物を掴む動作。それに掴むための握力を鍛える練習。まずは掴むために指を広げる所からやってるんだけど真希ちゃんの今の手だとこのサイズのボールが限界かな。」
サ「前よりは開いてるんですか…?」
「うん。前と比べたらかなり進歩してると思うよ♪真希ちゃん本人はそうは思ってないみたいだけどね。」
白石は小声でそう言うと真希の元へ戻った。
「真希ちゃん。肩の力を抜いてみて。」
『はい。』
「そうそう。そのまま意識は指先に集中ね。」
『…んっ…。』
真希は腕に力を込める。
『はぁ…。やっぱり動かない…。』
「じゃあ、もう少し筋肉をほぐしてみようか♪」
白石は真希の手をマッサージする。
「指がだいぶ柔らかくなったね♪」
『え?』
「この前と違うよ?変化がちゃんと出てる。お家で何かやってる?」
『今まで通りに練習はしてますけど…。あ…。もしかして…。』
「何?」
『サンジ君のマッサージかも…。』
「マッサージしてくれてるの?」
サ「はい。まぁ、本屋で見つけた本の見よう見まねですけど。」
「そのマッサージ、一度見せてもらってもいい?」
サ「いいですけど。真希ちゃんいい?」
『うん。』
サンジはいつものように真希の手をマッサージする。
「へぇ~。ちゃんと的を得てるよ。手先も器用そうだし、この仕事向いてるかもね♪」
『ふふふ♪サンジ君は将来はコックさんって決まってるから勧誘しても無駄ですよ?(笑)』
「そっか~。そりゃ残念。」
そんな会話をしつつ
マッサージをし、ボールを掴む練習を繰り返し、歩行練習をして今日のリハビリは終わった。
『主治医の先生の話聞いてくるからちょっとだけ待っててくれる?』
サ「わかった。ここにいるよ♪」
『すぐ戻ってくるね!』
真希はリハビリ室を出ていった。
「サンジ君さ、あの子にどんな魔法かけたの?」
サ「魔法?」
「真希ちゃんとは結構付き合い長いけど家族以外の人を連れてくるの初めてだし、あんな風に笑う顔見るのも初めてだよ。」
サ「俺は特に変わった事はしてないですよ♪ただ真希ちゃんが頑なに拒むからちょっと意地になって踏み込んだだけです。」
「キミすごいね(笑)」
サ「なんつーか。ほっとけなくて。」
そんな会話をしてしばらく待っていると真希ちやんが戻ってきた。
『サンジ君お待たせ。帰ろ♪』
サ「おぅ。じゃあ、俺はこれで。」
「うん。またおいで♪」
『先生。今日もありがとうございました♪』
「いいえ♪それじゃまた来週ね。」
『はーい♪』