クルーやぬいぐるみ達が出かけて行き、家にはチョッパーとうさちゃん、エリカが残った。



『はぁ…。』



ﾁｮ「まだ辛いだろ？少し休もう。」



「そうね。熱も下がってないし…。」



『うん…。みんな心配してるかな…。』



「もちろんよ！みんなエリカちゃんを大切に思ってるもの♪」



『心配かけちゃった…。早く治すね。』



「もう～。気にしなくていいの。ゆっくり休みなさい。」



『はぁい…。…ふふっ♪』



「なぁに？」



『うさちゃんってお母さんみたいだなって。』



「そう？ふふ♪」



『…ねぇ、うさちゃん…。』



「わかってるわよ♪エリカちゃんは昔からこうなんだから。しょうがないわね～。」



うさちゃんはそう言うとベットに入った。



エリカはうまく動かない体でなんとか、うさちゃんをぎゅっと抱きしめる。



「おやすみ♪」



『うん…おやすみ。』



しばらく頬を撫でているとエリカは眠りについた。



「ほんと、いつまで経っても子供ね♪」



うさちゃんはそう言ってクスクスと笑う。



「この子ね、1人で眠れないの。子供みたいでしょ？もう17歳なのに。」



そう言ってうさちゃんは少し切ない顔をした。



「あの日、捨てられてからこの子は1人になる事をずっと怖がってるの。よほどショックだったのね…。」



ﾁｮ「そうだろうな…。信じてた親に捨てられるなんて…。子供は無条件で親を信頼する。でもその親に裏切られたんだ…。無理もないよ…。」