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ヒロイン

チョッパーはエリカを海賊達から少し離れた安全な場所に降ろすと治療を始めた。



チョ「途中で転んだだろ。ヒザ擦りむいてる。」



そう言うチョッパーにエリカはただ不安そうにポッケ達を見ていた。



エリカちゃん…。」



うさちゃんはそっとエリカに近づく。



「私達もね、エリカちゃんと同じ気持ちなの。」



『同じ…?』



「そう。エリカちゃんが、家族が、みんなが大切。だから守りたいって思うの。エリカちゃんもそうでしょ?」




『うん…。誰かが傷つくのは嫌…。』



「私達も同じ。エリカちゃんが傷つくのは嫌よ。そうやって1人で無理をするのも。…私達は寂しいの。」



『え…?』



「大切な人が辛い時に頼ってもらえないのが寂しいの。私達じゃ役立たずなのかなって思うのよ。」



『そんな事ない!役立たずなんかじゃないよ!』



「よかった♪ここはみんなで暮らす大切な場所だからみんなで守っていきたいの。」



『でもみんながケガしちゃう…。』



「大丈夫♪ここには私達を治せるお医者さんもいるし、エリカちゃんだっているもの。」



『そうだけど……。』



うつむくエリカに声がかかった。



ル「信じてやれねぇのかよ。お前の仲間はそんなに弱いのか?」



『……?』



ルフィは海賊達と戦うサンジを見るとエリカの隣にあぐらをかいて座った。



『行かないの…?』



ル「行かねぇ。あれくらいでサンジはやられねぇからな。」



ナ「私達だって仲間を大切にしてるわ。でもね、頼る時はちゃんと頼るもんよ♪」



ブ「一緒に支えあって行くのが仲間です♪」



ロ「リーダーは強がりさんではダメよ?」



ゾ「もっと周りを見てやれ。」



『…周り…。』



ウ「おぅ!」



フ「ほらよ!」




そう言うフランキーの視線の先を追うとそこにはたくさんのぬいぐるみやオモチャ達がいた。



『みんな………。』



エリカー!ネコ吉が助けに来てやったんだニャー!もう安心ニャ!」



「ネコ助もいるにゃ!あとは任せろにゃ!」



「海賊なんてぶーがぶっ飛ばしちゃうブ!」



「ふふふ♪みんながいればあっという間に終わるわよ。終わったら美味しいご飯を食べましょ。このカカオが腕によりをかけた手料理でもてなすわ。」



ル「これでもまだ1人でやるか?」



『………。…みんな…ごめ…っ…わ、私…っ…。』



「も~。泣かないの。エリカちゃんは昔から泣き虫ね~。」



『うさちゃん…。だって…みんなが…。』



「ふふ♪これでわかったでしょ?みんなエリカちゃんと同じ気持ちだって。」



『うん…っ…。』



「ふふふ♪よしよし。」



『み、みんな…ポッケがサンジ君と行っちゃったの…。ポッケとサンジ君を助けて…。この島を守って…っ…。』



「任せろにゃ!」



「行くニャー!」



「「おぉー!」」



ル「ニシシ☆そんじゃ俺も!」



ナ「あんまりやりすぎないでよー!…って聞いてないし。」



チョ「ははは♪エリカ。よかったな。」



『うん…っ…。』



「いつまで泣いてるのよ~。」



『だってぇ~…っ…。』



チョ「エリカは泣き虫だな♪」



『チョッパーまで~。』



「ふふふ♪」
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