《コンコン…ガチャ》



ﾁｮ「ん？サンジ？」



ｻ「まだ起きてたのか。」



ﾁｮ「今日はずっとエリカについてるよ。」



ｻ「そっか。」



ﾁｮ「それよりどうした？何か用事か？」



ｻ「いや。エリカちゃんが気になっちまってな。」



ﾁｮ「そっか。」



サンジはエリカの頬に優しく触れた。



ｻ「まだ熱下がんねぇのか…。」



ﾁｮ「うん。今夜が山場だと思う。今夜を越えればあとは回復に向かうよ。」



ｻ「そうか。あと少しだな。頑張れ。」



サンジが優しくエリカに声をかけると隣に寝ていたうさちゃんが目を覚ました。



「あら？」



ｻ「悪い。起こしちまったな。」



「いいえ♪エリカちゃんを心配して来てくれたの？」



ｻ「まぁな。」



「ふふふ♪ありがとう。でも早く戻ってあげないとポッケ君が寂しがるわよ？」



ｻ「ん？何でポッケの家に泊まってるって知ってんだ？さっきの部屋決めにはいなかったよな？」



「さぁ？何でかしらね～♪」



うさちゃんはそう言って窓の外を指差す。



そこにはちょっとだけはみ出たピンクの耳があった。



「ふふふふ♪」



ｻ「アイツ起きてたのか。ったくしょうがねぇな。…エリカちゃん、また来るからな。おやすみ♪」



サンジはエリカにそう告げると家を出た。



ｻ「帰るぞ。」



「ポ！？な、何でバレたポ！？完璧に隠れてたはずだポ！」



ｻ「ははは♪そうだな。完璧だったよ(笑)」




「やっぱり完璧だったポ？なら良かったポ～♪さぁ、帰って一緒に寝るポ！」



ｻ「そうだな♪」



家に帰ってベットに入るとポッケは少し不安気に窓の外を見つめた。




ｻ「エリカちゃんのこと気になるのか？」



「ポ～。エリカはいっつも無理ばっかりするんだポ…。ポッケ心配ポ…。」



ｻ「だろうな。俺達が来た時もかなり無理してたみてぇだし。でも安心しろ。チョッパーがついてるからな。」



「チョッパーはすごいんだポ？」



ｻ「おぅ！」



「そうかポ～♪サンジの仲間はすごいポ～。」



ｻ「お前の仲間はどうなんだ？」



「みんなすごいポ！きっとサンジの仲間にも負けないポ♪」



ｻ「信頼してんだな♪」



「みーんな仲良しポ♪ポッケはエリカの事もみんなの事も大好きなんだポ。」



ｻ「そうか♪」



「さて！そろそろ寝るポ♪」



ｻ「そうだな。」



「サンジおやすみポ～♪」



ｻ「おやすみ♪」