うなされ続けるエリカの頬をうさちゃんは何度も優しく撫でた。



「大丈夫よ。あんな思い二度とさせないから…。」



『いた…い…よ………。』



「エリカちゃん…。」



うさちゃんがエリカの頬を撫でていると誰かがやってきた。



《コンコン》



ﾁｮ「誰だ？」



《ガチャ》



「ここにいたかニャ。」



「あら、ネコ吉君。どうしたの？」



ドアの前に立っているのはポッケと同じような顔と体型をした茶色いブチの猫だった。




「彼らを呼びに来たんだニャ！そろそろ部屋割りを決めるから中央棟に集まるんだニャ！」



ｻ「わかった。」



ﾁｮ「俺は残るよ。エリカが心配だし今夜はついててやりたいんだ。」



「ありがとう♪心強いわ。」



「わかったニャ！じゃあそこのスーツのお兄ちゃんだけ連れて行くニャ！」



ｻ「じゃ、ちょっと行ってくる。何かあったら呼んでくれ。まぁ、俺には病人食を作るくらいしかできねぇが…。」



「じゅうぶんよ♪ありがとう。」



「じゃあ、出発ニャ！あ！その前に…。」



ネコ吉はエリカのそばまで行くとエリカにそっと声をかけた。



「元気になったらまたネコ吉とお遊びしてニャ♪」



ネコ吉はそれだけ伝えるとサンジを連れて家を出た。



ﾁｮ「エリカはみんなに愛されてるんだな♪」



「えぇ♪」