サンジは側にあった氷水でタオルを絞るとエリカの額に乗せた。



『んっ…。』



ｻ「冷たい？」



『うん…。気持ちいい…。』



サンジがエリカの頬に触れる。



ｻ「熱いな…。」



『心配してくれてるの…？』



ｻ「そりゃそうさ。」



『変なの…。』



ｻ「何が？」



『だって…私…全然知らない人なんだよ…？それなのに助けてくれるし、心配もしてくれて…。』



ｻ「チョッパーはそんなの関係ねぇんだ♪」



『じゃあ、サンジ君は…？』



ｻ「俺はレディのためなら何でもするさ♪」



『クスッ……女の子好きなんだ。』



ｻ「でもエリカちゃんは特別だぜ？」



『みんなにそうやって言ってそうだね(笑)』



ｻ「信用ねぇな～。ホントだぜ？」



『ふふふ♪…わかったよ。…痛っ…。』



ｻ「どうした！？」



『動いたらまだ痛かった…。』



ｻ「無理するなって。」



『うん…。でも早く治さないとね…。そうしないとチョッパー達が冒険に戻れないもんね…。』



ｻ「俺達の事は気にすんなって♪今はゆっくり休みな。」



『ありがとう…♪』



エリカが柔らかく微笑む。



ｻ「エリカちゃんって笑顔がカワイイよな♪」



『え…？カワイイって…///』



ｻ「あ、赤くなった(笑)」



『こ、これは熱があるから…///』



エリカが布団で顔を隠す。



ｻ「ははは♪やっぱエリカちゃんはカワイイよ。」



『そ、そんな事…///』



そんな会話をしているとカワイイ足音が近づいて来た。



ｻ「お。誰か来たかな？」



『うさちゃんの足音だ。』



ｻ「足音でわかるのか。」



『うん。みんなそれぞれ違うの。みんなの音わかるよ。』



ｻ「へぇ～♪」



「あら？途中でいなくなったと思ったらここにいたのね♪」



『サンジ君がご飯持ってきてくれたの。』



「よかったわね♪チョッパー君がもうすぐ来てくれるから待っていて。」



『うん…。うさちゃん…。』



「なぁに？」



『今日…どこで寝るの…？』



「ふふふ♪もちろん私の家で寝るわよ？心配しなくても1人になんかしないわよ。」



『よかった…。』