☆怖いのは…?
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メグは医務室に戻るとリボンで髪を後ろで一つに束ねた。
『やっぱこれが一番落ち着く♪』
チョ「似合ってるゾ♪」
『ありがとう♪このリボンはね、おばあちゃんが小さかった私にくれたものなの。お父さんとお母さんがいるお空の色だよって。だからお守りなんだ♪』
チョ「そうだったのか。見つかってよかったな♪」
『うん♪あの人とっても優しいね。』
チョ「サンジの事か?」
『うん♪』
チョ「サンジは女の子には優しいんだ♪」
『ふ~ん。女の子好きなんだ。』
メグは少し残念そうな顔でそう言った。
チョ「でもメグの事はすごく気にかけてると思うゾ♪」
『そう?』
チョ「メロリンしてなかったしな♪」
『メロリン?』
チョ「アレだよ♪」
チョッパーがそう言うと甲板から声が響いた。
サ「ナミすわぁ~ん、ロビンちゅわぁ~ん!お茶が入りましたよ~Vvv」
『いつもあんななの?』
チョ「おぅ!」
『ふ~ん。面白い人だね♪』
そう言ってメグはクスクスと笑った。
その日の夜。
チョッパーが不寝番のため医務室に1人取り残されたメグは眠れずにいた。
誰もいないであろう甲板に出るとラウンジの電気がまだついていた。
『まだ誰か起きてるんだ…。』
メグはラウンジからの明かりを背に甲板の芝生に座った。
メグは薄明かりの中、自分の手首に巻かれた包帯を見つめる。
鮮明に蘇る記憶に少し体が震えた。
『もうあんなのは嫌…。怖いよ……。』
メグの頬を涙が伝う。
サ「メグちゃん?」
ふとかかった声にメグは驚いて振り向いた。
サ「どうした…?」
『あ…。何でもないの…。』
サ「何でもないわけねぇだろ?」
そう言ってサンジは優しくメグの涙を拭った。
『ちょっと…思い出しちゃって……。』
サ「そうか…。ごめんな。俺が隣にいると怖いよな…。」
そう言って立ち去ろうとするサンジにメグがサンジのスーツの袖をつかんだ。
サ「メグちゃん?」
『…1人に…しないで……。』
震えた声でそう言うメグにサンジは何も言わず隣に座った。
『…私…帰りたくない…。』
サ「え…?」
『家に帰っても…もうおばあちゃんはいない…。ずっと1人…。…怖いの……。1人になるのが…。』
サ「なら一緒に来ればいい♪」
『でも…迷惑になる…。』
サ「どうしてそう思うんだい?」
『男の人…怖い…から…。私がいたらみんな気を使うだろうし…。』
サ「それなんだけどさ。俺気づいたんだ。」
『え?』
サ「メグちゃんが怖いのは男じゃなくて襲って来たヤツなんじゃねぇかって。今日、頭を撫でた時も、さっき涙を拭った時もメグちゃんは怖がらなかった。それどころか俺の服を自分から掴んだだろ?」
『あ…。』
サ「今だって俺が隣にいる。今…怖い…?」
そう言うサンジにメグがゆっくりと顔を向けた。
『怖くない…。…不思議…。…最初は怖かったの…。でも…ここのみんな…とても優しくしてくれたから…。特にサンジ君のお料理…。』
サ「俺の飯?」
『おばあちゃんのご飯みたいだったの…。誰かを思って作ってくれたとても安心する味っていうか…。うまく言えないけどとても暖かかった。』
サ「そうか。伝わったんならよかった♪」
『え?』
サ「メグちゃんが落ち着くように、もう怖い思いをしなくて済むようにって思って作ったんだ♪」
『ありがとう♪ちゃんと伝わったよ。』
サ「ねぇ、メグちゃん。」
『なに?』
サ「無理してる…?」
『え?何が?』
サ「いや、敬語やめてくれたんだなって。」
『あ…。』
サ「もしかして無意識だった?」
『うん。』
サ「そっか♪じゃ、俺、メグちゃんと仲良くなれたかな~?」
『仲良くなれた…かな…?多分…なれた…かも…。』
サ「曖昧だな~。」
『何かうまく言えなくて…。でもサンジ君といると何だか落ち着くの…。』
サ「そう?」
『うん。だからきっとこれは仲良しって事かも。』
サ「だといいな~♪そんで大好きなメグちゃんともっとお近づきになりたいな。」
『え…?大好きって…?』
サ「そのままの意味だよ。」
『そのままって…ちょ…ちょっと待って…。』
サ「はは♪動揺しすぎ(笑)」
『えっと…友達として…?』
サ「違うよ。女の子として。」
『嘘だよね…?』
サ「本気。」
『……。』
サ「無理にとは言わねぇさ。あんな事があったんだ。けど俺の気持ちだけは覚えておいて。いつかメグちゃんの支えになりてぇんだ。」
『…私…。』
サ「返事はいつでもいいよ。いつまでだって待つさ♪」
『う、うん……。』
メグはそれだけ言うと少し慌てて医務室へと戻っていった。
『やっぱこれが一番落ち着く♪』
チョ「似合ってるゾ♪」
『ありがとう♪このリボンはね、おばあちゃんが小さかった私にくれたものなの。お父さんとお母さんがいるお空の色だよって。だからお守りなんだ♪』
チョ「そうだったのか。見つかってよかったな♪」
『うん♪あの人とっても優しいね。』
チョ「サンジの事か?」
『うん♪』
チョ「サンジは女の子には優しいんだ♪」
『ふ~ん。女の子好きなんだ。』
メグは少し残念そうな顔でそう言った。
チョ「でもメグの事はすごく気にかけてると思うゾ♪」
『そう?』
チョ「メロリンしてなかったしな♪」
『メロリン?』
チョ「アレだよ♪」
チョッパーがそう言うと甲板から声が響いた。
サ「ナミすわぁ~ん、ロビンちゅわぁ~ん!お茶が入りましたよ~Vvv」
『いつもあんななの?』
チョ「おぅ!」
『ふ~ん。面白い人だね♪』
そう言ってメグはクスクスと笑った。
その日の夜。
チョッパーが不寝番のため医務室に1人取り残されたメグは眠れずにいた。
誰もいないであろう甲板に出るとラウンジの電気がまだついていた。
『まだ誰か起きてるんだ…。』
メグはラウンジからの明かりを背に甲板の芝生に座った。
メグは薄明かりの中、自分の手首に巻かれた包帯を見つめる。
鮮明に蘇る記憶に少し体が震えた。
『もうあんなのは嫌…。怖いよ……。』
メグの頬を涙が伝う。
サ「メグちゃん?」
ふとかかった声にメグは驚いて振り向いた。
サ「どうした…?」
『あ…。何でもないの…。』
サ「何でもないわけねぇだろ?」
そう言ってサンジは優しくメグの涙を拭った。
『ちょっと…思い出しちゃって……。』
サ「そうか…。ごめんな。俺が隣にいると怖いよな…。」
そう言って立ち去ろうとするサンジにメグがサンジのスーツの袖をつかんだ。
サ「メグちゃん?」
『…1人に…しないで……。』
震えた声でそう言うメグにサンジは何も言わず隣に座った。
『…私…帰りたくない…。』
サ「え…?」
『家に帰っても…もうおばあちゃんはいない…。ずっと1人…。…怖いの……。1人になるのが…。』
サ「なら一緒に来ればいい♪」
『でも…迷惑になる…。』
サ「どうしてそう思うんだい?」
『男の人…怖い…から…。私がいたらみんな気を使うだろうし…。』
サ「それなんだけどさ。俺気づいたんだ。」
『え?』
サ「メグちゃんが怖いのは男じゃなくて襲って来たヤツなんじゃねぇかって。今日、頭を撫でた時も、さっき涙を拭った時もメグちゃんは怖がらなかった。それどころか俺の服を自分から掴んだだろ?」
『あ…。』
サ「今だって俺が隣にいる。今…怖い…?」
そう言うサンジにメグがゆっくりと顔を向けた。
『怖くない…。…不思議…。…最初は怖かったの…。でも…ここのみんな…とても優しくしてくれたから…。特にサンジ君のお料理…。』
サ「俺の飯?」
『おばあちゃんのご飯みたいだったの…。誰かを思って作ってくれたとても安心する味っていうか…。うまく言えないけどとても暖かかった。』
サ「そうか。伝わったんならよかった♪」
『え?』
サ「メグちゃんが落ち着くように、もう怖い思いをしなくて済むようにって思って作ったんだ♪」
『ありがとう♪ちゃんと伝わったよ。』
サ「ねぇ、メグちゃん。」
『なに?』
サ「無理してる…?」
『え?何が?』
サ「いや、敬語やめてくれたんだなって。」
『あ…。』
サ「もしかして無意識だった?」
『うん。』
サ「そっか♪じゃ、俺、メグちゃんと仲良くなれたかな~?」
『仲良くなれた…かな…?多分…なれた…かも…。』
サ「曖昧だな~。」
『何かうまく言えなくて…。でもサンジ君といると何だか落ち着くの…。』
サ「そう?」
『うん。だからきっとこれは仲良しって事かも。』
サ「だといいな~♪そんで大好きなメグちゃんともっとお近づきになりたいな。」
『え…?大好きって…?』
サ「そのままの意味だよ。」
『そのままって…ちょ…ちょっと待って…。』
サ「はは♪動揺しすぎ(笑)」
『えっと…友達として…?』
サ「違うよ。女の子として。」
『嘘だよね…?』
サ「本気。」
『……。』
サ「無理にとは言わねぇさ。あんな事があったんだ。けど俺の気持ちだけは覚えておいて。いつかメグちゃんの支えになりてぇんだ。」
『…私…。』
サ「返事はいつでもいいよ。いつまでだって待つさ♪」
『う、うん……。』
メグはそれだけ言うと少し慌てて医務室へと戻っていった。