いつものようにラウンジのテーブルにレシピを広げているとメグちゃんが恐るおそる入ってきた。




ｻ「どうした？何か飲むかい？」



『あ、あの…。』



すると後ろにいたチョッパーがメグの背中をトントンと叩く。



ﾁｮ「大丈夫。サンジは怖くないゾ♪」



『う、うん…。あ…あの…青いリボン持ってませんか…？』



ｻ「リボン？あ。ちょっと待って。」



サンジはそう言ってジャケットのポケットに手を入れた。



ｻ「これかい？」



『それです！』



ｻ「はい♪」



『ありがとうございます！』



メグはサンジからリボンを受け取ると大切そうにリボンをみつめた。



ｻ「大事な物だったのかい？」



『はい…。おばあちゃんがくれたんです。よかった…。本当にありがとうございます。』



メグはサンジに頭を下げた。



ｻ「いいって。それよりレディにそんな事させる訳にはいかねぇ。顔をあげて♪」



『は、はい。』



ﾁｮ「よかったな♪」



『うん♪』



ｻ「かわいいレディには笑顔が一番だな♪」



『あ、ありがとうございます///』



ｻ「プリンセス。お飲み物はいかがですか？」



急に丁寧な言葉使いになるサンジにメグは戸惑った。



『え、えっと…その…プリンセスって…。』



ｻ「メグちゃんが敬語使うから俺もそうしようかと思って♪」



『え…っと…。』



ｻ「メグちゃんともっと仲良くなりたいな♪まぁ、ゆっくりでいいよ。」



『は、はい…じゃなくて…うん…。』



ｻ「無理にとは言わねぇさ♪」



サンジはそう言ってメグの頭を撫でた。



大きくて優しい手…。
なんだか安心する…。
どうしてだろ？
男の人なのに。