夜、眠るまでの間チョッパーがクルーの話をしてくれた。



ﾁｮ「それでな！フランキーは何でも作れるんだ♪それからウソップはいつもすごい大冒険の話をしてくれるんだ！」



『ふ～ん♪チョッパーはみんなが大好きなんだね♪』



ﾁｮ「うん♪みんな優しいゾ♪」



『ねぇ…あのコックさんはどんな人
…？』



ﾁｮ「サンジか？サンジは料理がうまくて女の子に優しいんだ♪」



『ふ～ん。』



ﾁｮ「きっとこの船の中でメグの事、一番心配してるゾ？」



『でも…私、失礼な事しちゃった…。』



ﾁｮ「大丈夫♪サンジは気にしてないと思うゾ。」



『だといいな…。』



ﾁｮ「さ！そろそろ寝ないと体に良くないゾ？」



『うん。みんなの話聞かせてくれてありがとう♪…ちょっと会ってみたくなった。』



ﾁｮ「そっか♪でも無理はしちゃダメだゾ？」



『うん。』



小さく頷くメグにチョッパーが布団をかけた。



『チョッパー…。』




ﾁｮ「なんだ？」



『やっぱり…一人で寝るの怖い…。一緒に寝て…？』



ﾁｮ「いいゾ♪」



『ありがと。』



チョッパーをベットに招き入れるとメグはチョッパーをギュっと抱きしめた。



ﾁｮ「ははは♪くすぐったいゾ～。」



『えへへ♪チョッパーフワフワで気持ちいい。』



そう言うメグの頭をチョッパーが優しく撫でる。



しばらく撫でているとメグはゆっくりと眠りに落ちて行った。



ﾁｮ「おやすみ♪」




翌日。



メグの事がどうしても気になったサンジはまだメグが寝ているであろう早朝にそっと医務室のドアを開けた。



中を覗くとチョッパーを抱きしめて穏やかな表情で眠るメグの姿があった。



サンジはそれを見て安心するとそっとドアを閉めた。