☆その輪の中へ。
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マキが眠りについたのを確認するとチョッパーはクルー達の集まるラウンジへと向かった。
サ「マキちゃんは?」
チョ「眠ったとこだ。高熱が1週間近く続くからしばらくは辛いと思う。」
サ「そうか…。」
ナ「ねぇ、チョッパー。さっきのマキの事…。」
チョ「その事なんだけど…。実はマキは…心が崩壊寸前だったんだ…。」
ウ「崩壊寸前ってどういう事だ?」
チョ「マキは幼い時に両親を事故で亡くしたらしい…。それで親戚中をたらい回しにされてそこでヒドい扱いを受けていたんだ…。さっきのはその時の癖みたいな物…。どんな時でも家の仕事をして存在意義を作らないとマキは捨てられると思って必死に生きてきた…。どんな事をされてもずっと耐えて……。まわりにもできるだけ悟られないようにして…。それで今日もあんな状態になるまで我慢してたんだと思う…。」
ゾ「それであん時隠してたのか…。」
フ「あの時ってなんだ?」
ゾ「マキのヤツに会った日の話だ。」
そう言ってゾロは話し始めた。
とある島に上陸した麦わらの一味。
クルー達はそれぞれの用事を済ませる為に船を降りた。
そしてゾロはいつものように島で迷っていた。
街の中心にある広場にたどり着く。
ここに来るのはもう5回目だ。
ゾ「ったく…。船はどっちだ?」
そこへやってきたのがマキだった。
『きゃっ!』
マキはゾロの目の前でつまづいて転んだ。
ゾ「大丈夫か?」
『あ…。すみません。』
マキは差し出された手を取り立ち上がる。
『ありがとうございます♪』
ゾ「ケガは?」
『大丈夫です♪』
マキはそう言ってロングスカートをパンパンとはたいた。
『ありがとうございました♪』
マキはゾロに頭をさげると再び歩き出した。
その時、風でふわりと揺れたロングスカートの裾から腫れ上がった足が見えた。
ゾ「ケガしてんじゃねぇか。」
ゾロはそう言ってマキの腕を掴んだ。
『!?…こ、これは…。何でもないんで…。』
ゾ「んなわけねぇだろ。」
『だ、大丈夫ですから。ほんとに…。…離してください…。これから買い物に行かないと……。』
ゾ「その足でか。」
『もう治りかけですし…歩けますから…。』
マキはそう言いながらゾロから目を背ける。
するとゾロはマキを無理やり抱き上げた。
『ちょ、ちょっと!何するんですか!』
ゾ「医者に診せる。」
『大丈夫ですから!降ろしてください!』
バタバタと暴れて抵抗するマキ。
ゾ「暴れんなって!」
その様子を街の人が見つめる。
「おい!誘拐だ!」
「あ!あれは麦わらの一味だ!」
ゾ「クッソ!」
ゾロはマキを抱き上げたまま逃げた。
『ちょっと!どこ行くんですか!?離してー!』
ゾ「うるせぇ!騒ぎがデカくなるだろ!」
ゾロは闇雲に走って街の人達を巻いた。
サ「マキちゃんは?」
チョ「眠ったとこだ。高熱が1週間近く続くからしばらくは辛いと思う。」
サ「そうか…。」
ナ「ねぇ、チョッパー。さっきのマキの事…。」
チョ「その事なんだけど…。実はマキは…心が崩壊寸前だったんだ…。」
ウ「崩壊寸前ってどういう事だ?」
チョ「マキは幼い時に両親を事故で亡くしたらしい…。それで親戚中をたらい回しにされてそこでヒドい扱いを受けていたんだ…。さっきのはその時の癖みたいな物…。どんな時でも家の仕事をして存在意義を作らないとマキは捨てられると思って必死に生きてきた…。どんな事をされてもずっと耐えて……。まわりにもできるだけ悟られないようにして…。それで今日もあんな状態になるまで我慢してたんだと思う…。」
ゾ「それであん時隠してたのか…。」
フ「あの時ってなんだ?」
ゾ「マキのヤツに会った日の話だ。」
そう言ってゾロは話し始めた。
とある島に上陸した麦わらの一味。
クルー達はそれぞれの用事を済ませる為に船を降りた。
そしてゾロはいつものように島で迷っていた。
街の中心にある広場にたどり着く。
ここに来るのはもう5回目だ。
ゾ「ったく…。船はどっちだ?」
そこへやってきたのがマキだった。
『きゃっ!』
マキはゾロの目の前でつまづいて転んだ。
ゾ「大丈夫か?」
『あ…。すみません。』
マキは差し出された手を取り立ち上がる。
『ありがとうございます♪』
ゾ「ケガは?」
『大丈夫です♪』
マキはそう言ってロングスカートをパンパンとはたいた。
『ありがとうございました♪』
マキはゾロに頭をさげると再び歩き出した。
その時、風でふわりと揺れたロングスカートの裾から腫れ上がった足が見えた。
ゾ「ケガしてんじゃねぇか。」
ゾロはそう言ってマキの腕を掴んだ。
『!?…こ、これは…。何でもないんで…。』
ゾ「んなわけねぇだろ。」
『だ、大丈夫ですから。ほんとに…。…離してください…。これから買い物に行かないと……。』
ゾ「その足でか。」
『もう治りかけですし…歩けますから…。』
マキはそう言いながらゾロから目を背ける。
するとゾロはマキを無理やり抱き上げた。
『ちょ、ちょっと!何するんですか!』
ゾ「医者に診せる。」
『大丈夫ですから!降ろしてください!』
バタバタと暴れて抵抗するマキ。
ゾ「暴れんなって!」
その様子を街の人が見つめる。
「おい!誘拐だ!」
「あ!あれは麦わらの一味だ!」
ゾ「クッソ!」
ゾロはマキを抱き上げたまま逃げた。
『ちょっと!どこ行くんですか!?離してー!』
ゾ「うるせぇ!騒ぎがデカくなるだろ!」
ゾロは闇雲に走って街の人達を巻いた。