ドアを開けて外を確認するとそこには洗濯物を抱えたマキが座り込んでいた。



ｻ「マキちゃん！？」



どうやらよろけて壁にぶつかったようだ。



ﾁｮ「寝てなきゃダメだ！ひどい熱なんだゾ！？」



『洗濯…を…。』



ｳ「そんなのいいから寝とけって。」



ウソップはマキを気づかいマキから洗濯物を取り上げる。



『ちゃんと……ちゃんと仕事をしますからっ…。私、大丈夫です…！…何でもできますから…っ！…だから…だから…！』



ﾁｮ「マキ…。」



チョッパーはマキの手を優しく握るとマキの目をまっすぐ見て話し始めた。



ﾁｮ「もういいんだ。ここはそういう所じゃない。ここはサニー号だゾ。」



『サニー…号……？…あ………。あ、あれ…？私…何やってんだろ…。ごめんチョッパー…。どうかしてたみたい…。」



ﾁｮ「医務室に戻ろう。」



チョッパーは落ち着きを取り戻したマキを医務室へと連れて行った。



マキを医務室のベットに寝かせるとマキが消え入りそうな声で言った。



『ごめんなさい……。』



ﾁｮ「何で謝るんだ？」



『チョッパーは私の事…隠しておいてくれたのに…。さっきのできっと…みんな気づいたと思う……。』



ﾁｮ「大丈夫♪前にも話したけどみんなは受け入れてくれると思うゾ？」



『そうだね…………。どの道もう隠せそうにないし…。みんなに聞かれたら話していいよ…。隠し事させてごめんね…。」



ﾁｮ「わかった。気にすんなって♪それより今はゆっくり休んだ方がいいゾ。熱も高いし。」



『うん………。ねぇ…チョッパー…。』



ﾁｮ「なんだ？」



『この病気…死んじゃう…？』



ﾁｮ「大丈夫♪今は辛いけど1週間くらいでよくなるゾ♪」




『そっか…。』



ﾁｮ「だから心配しなくても大丈夫だ♪」



『うん…。ありがと…。』




チョッパーはそう言うと氷水でしぼったタオルをマキの額に乗せる。



『冷たい……。』


マキは気持ちよさそうに目を閉じる。


ﾁｮ「少し休もうな。」



『うん………。』




マキはゆっくりと眠りに入った。