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ナナミtちゃんは鞄を肩にかけると杖を手に取った。
サ「立てるかい?」
『うん、大丈夫だよ♪』
サ「手、繋ぐか?」
『慣れてるから杖だけで大丈夫だよ♪でも…///』
サ「でも?」
『こういうのも楽しそうだから手、繋ぎたいな♪』
サ「喜んで♪」
サンジはナナミの手を取った。
『んふふ♪なんか嬉しい♪』
サ「俺も♪」
ナナミちゃんは俺と手を繋ぎ杖を突きながら歩き出した。
『サンジ君の手、大きいね。』
サ「そうかい?」
『男の人と手、繋ぐのお父さん以来だからすごく新鮮♪何か彼氏と彼女みたいだね(笑)』
サ「そ、そうだな///」
ナナミちゃんにそんな風に言われて一瞬、ドキッとした。
この感覚はなんだ?
ナミさんやロビンちゃんと一緒にいる時とは違う。
『もうすぐ着くよ♪』
サ「あ、あぁ。ナナミちゃんは家までの道をどうやって覚えたんだい?」
『これだよ♪』
ナナミはカツカツと杖で地面を突く。
サ「杖?」
『違うよ。杖じゃなくてこっち。』
ナナミの杖の先を見ると地面に細い溝が掘られていた。
『村の人が掘ってくれたの♪これを杖でたどれば家に着けるんだ♪』
サ「へぇ~、すげぇな~。みんな優しいんだな。」
『うん。時々、島の外から来た人にからかわれたりするけど村のみんなが優しくしてくれるから幸せ♪』
サ「そっか♪」
『着いたよ。お母さ~ん、ただいま~♪』
「あらあら、早かったわね♪」
『サンジ君も一緒だよ♪』
「まぁ、わざわざ送ってもらっちゃって~。」
サ「いえいえ。今日はちょっと話があって来ました。」
「あらどんな話かしら?まぁとにかく入って♪」
ナナミの母は嬉しそうにそう言った。
母はサンジをダイニングに案内するとナナミを椅子に座らせ、自分も席についた。
「お話って何かしら?」
サ「あの…。」
サンジはそう切り出して全てを話した。
「あらそうなの。海賊だなんてカッコイイじゃない♪」
『ほら、大丈夫だったでしょ?』
サ「あぁ♪」
『あとね、お母さん。サンジ君の船にすごいお医者さんがいるんだって。だからこの目…診てもらおうかなって…。もしかしたら手術とかまで…できるかも…だし…。』
「ナナミ…。お母さん嬉しい!診てもらいなさい♪」
『うん。』
「せっかくだから船に泊まったら?」
『え!?』
「ダメかしら?」
サ「こっちは構いませんけど。」
「よかった。お母さんの代わりに海賊気分を味わってきてちょうだい♪」
『え、で、でも…。』
サ「まだ目の事、決心ついてない?」
『そうじゃなくて…。その…サンジ君以外にお仲間さんがいるでしょ…?私…みんなと違うから……。』
サ「大丈夫。アイツらはからかったりなんて絶対しねぇよ。俺が保障する♪」
『ほんとに…?』
サ「あぁ♪それよりさっきからお母さんの姿が見えないけど?」
『え?お母さ~ん?』
「お待たせ~。はい、お泊り用の荷物♪」
『えっ!?い、今からっ!?』
「あら?そのつもりじゃなかったの?」
サ「はは!ナナミちゃん行こうよ♪」
『ま、まだ心の準備が~。』
「はい、杖♪さぁ、行った行った!」
サ「…よし、行くか!」
『えぇ~!?』
サンジは焦るナナミの手を取った。
『わ、わかったよ~。』
「いってらっしゃい♪」
『いってきます♪』
去り際に母の手からサンジの手にそっとメモが渡された。
“娘をよろしくお願いします。”
振り返ると母はポロポロと涙を流していた。
娘がようやく決心を固めてくれたことがよほど嬉しかったのだろう。
『ごめんね。なんかお母さんのテンション高くて。しかも強引だし。』
そりゃ、娘に泣いてると気づかれたくなかったんだろう…。
『サンジ君?聞いてる?』
サ「あ、あぁ…。お母さんきっと嬉しかったんだよ。」
『何が?』
サ「ナナミちゃんが男を連れてきたことかな♪」
『なっ!?そ。そんなわけ///』
サ「はは♪ナナミちゃん動揺しすぎ(笑)」
『も~!サンジ君のイジワル~!」
サ「ははは!ごめんごめん♪」
そうやってしょうもない事を話ながら俺達は船へと向かった。
サ「立てるかい?」
『うん、大丈夫だよ♪』
サ「手、繋ぐか?」
『慣れてるから杖だけで大丈夫だよ♪でも…///』
サ「でも?」
『こういうのも楽しそうだから手、繋ぎたいな♪』
サ「喜んで♪」
サンジはナナミの手を取った。
『んふふ♪なんか嬉しい♪』
サ「俺も♪」
ナナミちゃんは俺と手を繋ぎ杖を突きながら歩き出した。
『サンジ君の手、大きいね。』
サ「そうかい?」
『男の人と手、繋ぐのお父さん以来だからすごく新鮮♪何か彼氏と彼女みたいだね(笑)』
サ「そ、そうだな///」
ナナミちゃんにそんな風に言われて一瞬、ドキッとした。
この感覚はなんだ?
ナミさんやロビンちゃんと一緒にいる時とは違う。
『もうすぐ着くよ♪』
サ「あ、あぁ。ナナミちゃんは家までの道をどうやって覚えたんだい?」
『これだよ♪』
ナナミはカツカツと杖で地面を突く。
サ「杖?」
『違うよ。杖じゃなくてこっち。』
ナナミの杖の先を見ると地面に細い溝が掘られていた。
『村の人が掘ってくれたの♪これを杖でたどれば家に着けるんだ♪』
サ「へぇ~、すげぇな~。みんな優しいんだな。」
『うん。時々、島の外から来た人にからかわれたりするけど村のみんなが優しくしてくれるから幸せ♪』
サ「そっか♪」
『着いたよ。お母さ~ん、ただいま~♪』
「あらあら、早かったわね♪」
『サンジ君も一緒だよ♪』
「まぁ、わざわざ送ってもらっちゃって~。」
サ「いえいえ。今日はちょっと話があって来ました。」
「あらどんな話かしら?まぁとにかく入って♪」
ナナミの母は嬉しそうにそう言った。
母はサンジをダイニングに案内するとナナミを椅子に座らせ、自分も席についた。
「お話って何かしら?」
サ「あの…。」
サンジはそう切り出して全てを話した。
「あらそうなの。海賊だなんてカッコイイじゃない♪」
『ほら、大丈夫だったでしょ?』
サ「あぁ♪」
『あとね、お母さん。サンジ君の船にすごいお医者さんがいるんだって。だからこの目…診てもらおうかなって…。もしかしたら手術とかまで…できるかも…だし…。』
「ナナミ…。お母さん嬉しい!診てもらいなさい♪」
『うん。』
「せっかくだから船に泊まったら?」
『え!?』
「ダメかしら?」
サ「こっちは構いませんけど。」
「よかった。お母さんの代わりに海賊気分を味わってきてちょうだい♪」
『え、で、でも…。』
サ「まだ目の事、決心ついてない?」
『そうじゃなくて…。その…サンジ君以外にお仲間さんがいるでしょ…?私…みんなと違うから……。』
サ「大丈夫。アイツらはからかったりなんて絶対しねぇよ。俺が保障する♪」
『ほんとに…?』
サ「あぁ♪それよりさっきからお母さんの姿が見えないけど?」
『え?お母さ~ん?』
「お待たせ~。はい、お泊り用の荷物♪」
『えっ!?い、今からっ!?』
「あら?そのつもりじゃなかったの?」
サ「はは!ナナミちゃん行こうよ♪」
『ま、まだ心の準備が~。』
「はい、杖♪さぁ、行った行った!」
サ「…よし、行くか!」
『えぇ~!?』
サンジは焦るナナミの手を取った。
『わ、わかったよ~。』
「いってらっしゃい♪」
『いってきます♪』
去り際に母の手からサンジの手にそっとメモが渡された。
“娘をよろしくお願いします。”
振り返ると母はポロポロと涙を流していた。
娘がようやく決心を固めてくれたことがよほど嬉しかったのだろう。
『ごめんね。なんかお母さんのテンション高くて。しかも強引だし。』
そりゃ、娘に泣いてると気づかれたくなかったんだろう…。
『サンジ君?聞いてる?』
サ「あ、あぁ…。お母さんきっと嬉しかったんだよ。」
『何が?』
サ「ナナミちゃんが男を連れてきたことかな♪」
『なっ!?そ。そんなわけ///』
サ「はは♪ナナミちゃん動揺しすぎ(笑)」
『も~!サンジ君のイジワル~!」
サ「ははは!ごめんごめん♪」
そうやってしょうもない事を話ながら俺達は船へと向かった。