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船に戻り、サンジに食材を渡すとサンジは手早く夕飯を作ってくれた。
食後にレディ達用にグリーンスムージーを作るとナミとロビンが嬉しそうに飲んでくれた。
この笑顔がたまんねぇんだよな。
料理の醍醐味の一つだ。
後片付けを終えて甲板でタバコをふかすサンジ。
サ「明日は俺も降りてみるか。いい食材が手に入りそうだ。」
翌日。
俺は騒がしいルフィに引っ張られ、弁当を持って船を降りた。
ルフィに連れられやってきたのは畑だった。
ル「おっさーん!来たぞー!」
ルフィが呼びかけると畑の奥から返事が返ってきた。
「こっちじゃ。そのまま奥まで入っておいで♪」
畑の奥に入ると一人の老人がいた。
「待っていたよ、麦わらの少年。」
ル「おっさん!サンジ連れてきたんだ☆」
「ほぅ、君が昨日言ってた料理人じゃな?」
サ「なんかウチの船長が世話になったみたいで。野菜までもらっちまって。」
「かまわんよ♪」
サ「まぁ、昨日の礼っちゃなんだが弁当持ってきたんだ。良かったら食ってくれ。」
「ありがとう♪それじゃあ、早速頂こうかね♪……んー!こいつはうまい!」
ル「だろ?☆」
「こんなにうまい物を初めて食べたよ!ありがとう♪」
サ「そうか。喜んでもらえてよかったよ♪それじゃ、俺、買い出し行ってくるから。」
ル「おぅ!俺はもう少しおっさんといる☆」
サンジは畑を出ると村の中心へと向かった。
そこはのどかな風景が広がる田舎の小さな村。
サ「結構、自然も多いな。」
しばらく歩いたが市場らしきものが見つからない。
仕方なく近くにあった服屋の店員に聞くと今日の市場はすでに閉まってしまったらしい。
店員いわく、
ここは鮮度を売りにしてるから鮮度がいい内に全て売り切ってしまうのだそうだ。
それを聞いて俺は少しワクワクした。
「明日の市場が楽しみだな。」
時間を持て余した俺はしばらく島をうろついた。
そして小さな丘にたどり着いた。
そこを登ると海が見えた。
海風が心地よく吹くそこで昼寝でもしようかと思うと少し先に少女が座っているのが目に入った。
何故か気になりそっと声をかけてみた。
サ「一人で何してるんだい?」
少女は声のする方を振り返った。
その目は透き通ったエメラルドグリーンだ。
『どちら様ですか…?』
サ「あ、悪ぃ。俺はサンジ。海の上でコックやってる。」
『あ。どうも…。あの…私に何か用でも…?』
サ「あぁ…いや、そういうわけじゃなくて…。なんか…気になったっていうか…。」
『そうですか。…ごめんなさい。よくない人なのかと思って警戒してしまいました。私の名前はナナミ。この島に住んでいます♪』
彼女はそう言って俺に笑いかけた。
サ「よくない人って?」
『時々ここにいるとからかいに来る人がいるので。』
サ「へぇー。いつもここにいるのかい?」
『はい。母が買い物をしている間はいつもここにいます。母ができるだけいろんな人と話をするようにと私を外に連れ出してくれるのですが…。私はここで自然の音を聞く方が好きなんです。』
サ「じゃぁ、普段は家に?」
『はい。外は怖いんです…。』
サ「なんで?」
『うまく歩けなくてつまづくし、ぶつかるし…。それに……時々イジメられちゃうから…。』
サンジは彼女の言葉に少し疑問を持っていたが彼女の隣に置いてある白い杖を見てやっと言葉の意味を理解した。
サ「その杖ってさ…。」
『気づいてしまいましたね。私、見えないんです。何も。』
サ「そうだったのか…。」
『ごめんなさい…。』
サ「なんで謝るんだい?」
『あなたはここの景色を見に来たのでしょう?私が居ては…………。』
サ「そんなことないぜ?俺はナナミちゃんと話してて楽しいさ♪」
『本当ですか…?』
サ「あぁ♪」
『そんなことを言ってもらえるなんて嬉しいです♪』
サ「俺まだまだ時間あるから俺の話し相手になってくれねぇか?」
『私でよければ♪』
サ「それとせっかくだからその敬語もなしで♪」
『いいんですか?』
サ「あぁ♪」
『それではお言葉に甘えて。』
サ「ナナミちゃんは今いくつ?」
『17歳♪えーっとー…。』
サ「サンジでいいよ♪」
『じゃぁ、サンジ君は何歳?』
サ「俺は21♪」
『年上だね♪…ねぇ、聞いてもいい…?』
サ「何でもどうぞ♪」
『今サンジ君が見てる景色はどんな?』
サ「えーっとな。今日はよく晴れてるから海に太陽が反射してキラキラしてるよ♪」
『海か~。海ってどんな?』
サ「青くてキレイだよ♪」
『青…?生まれた時から見えないから色がわからないんだよね~。青ってどんな?』
サ「色を説明するのは難しいな~。」
「ナナミー!そろそろ帰るわよ~。」
その声と共にナナミの母がやってきた。
「あら、ナナミが誰かと話すなんて珍しい。」
サ「サンジっていいます。」
『さっきね、話しかけてくれたの♪』
「楽しかった?」
『うん♪』
「よかった♪すみませんね、娘がお世話になったみたいで。」
サ「いやいや、こっちも話し相手になってもらってたので。」
『ねぇ、サンジ君はいつ島を出ちゃうの?』
「あら、ここの人じゃないの?」
サ「はい、海の上でコックやってます。でも、あと1ヶ月はいる予定です。」
『やったぁ♪それなら明日も会える?』
サ「あぁ♪」
『嬉しい♪』
「よかったわね♪」
『うん♪』
「それじゃ、そろそろ薬の時間だから帰るわよ。」
『えー。あともうちょっとだけ!』
「ダーメ!」
『むー。ケチー。』
サ「ははは♪明日も会えるんだからいいじゃねぇか♪」
『そうだね♪』
サ「じゃ、また明日な♪」
『うん♪』
ナナミは杖を片手に母と帰っていった。
サ「さて、俺もそろそろ夕飯の仕込みでもするか。」
サンジは伸びをすると船へと戻った。
その日の夕食後。
紅茶を片手に俺を見るナミさんとロビンちゃん。
ロ「何かいいことでもあったのかしら?」
サ「え…?」
ナ「ずっとニヤニヤしてるしね。」
サ「俺、そんな顔してます?」
ロ「えぇ♪」
サ「なんていうか……。昼間に女の子に会いまして。」
ナ「やっぱ女の子なのね。またナンパでもしてたの?」
サ「いやいや、そうじゃなくて…。その子、目が見えないんですけど、すごく明るくて、笑顔もキラキラしてて…。」
ナ「あーぁ。」
ロ「んふふふ♪」
サ「な、なんですか?」
ナ「自分で気づいてないわけ?」
サ「え…??」
ナ「恋よ、恋!」
サ「恋?俺が…??」
まさか、このラブコックの俺が恋?
しかも今日会ったばかりの子に?
サ「え……あ…その……///」
ロ「んふふふ。カワイイわよ今のあなた♪」
ナ「サンジ君って案外そういうの疎いのね♪」
サ「ち、違いますよ~///彼女とはちょっと話しただけですし…///」
ナ「顔赤いわよ♪」
サ「…!?」
こうしてすっかり2人にからかわれて夜は更けていった。
食後にレディ達用にグリーンスムージーを作るとナミとロビンが嬉しそうに飲んでくれた。
この笑顔がたまんねぇんだよな。
料理の醍醐味の一つだ。
後片付けを終えて甲板でタバコをふかすサンジ。
サ「明日は俺も降りてみるか。いい食材が手に入りそうだ。」
翌日。
俺は騒がしいルフィに引っ張られ、弁当を持って船を降りた。
ルフィに連れられやってきたのは畑だった。
ル「おっさーん!来たぞー!」
ルフィが呼びかけると畑の奥から返事が返ってきた。
「こっちじゃ。そのまま奥まで入っておいで♪」
畑の奥に入ると一人の老人がいた。
「待っていたよ、麦わらの少年。」
ル「おっさん!サンジ連れてきたんだ☆」
「ほぅ、君が昨日言ってた料理人じゃな?」
サ「なんかウチの船長が世話になったみたいで。野菜までもらっちまって。」
「かまわんよ♪」
サ「まぁ、昨日の礼っちゃなんだが弁当持ってきたんだ。良かったら食ってくれ。」
「ありがとう♪それじゃあ、早速頂こうかね♪……んー!こいつはうまい!」
ル「だろ?☆」
「こんなにうまい物を初めて食べたよ!ありがとう♪」
サ「そうか。喜んでもらえてよかったよ♪それじゃ、俺、買い出し行ってくるから。」
ル「おぅ!俺はもう少しおっさんといる☆」
サンジは畑を出ると村の中心へと向かった。
そこはのどかな風景が広がる田舎の小さな村。
サ「結構、自然も多いな。」
しばらく歩いたが市場らしきものが見つからない。
仕方なく近くにあった服屋の店員に聞くと今日の市場はすでに閉まってしまったらしい。
店員いわく、
ここは鮮度を売りにしてるから鮮度がいい内に全て売り切ってしまうのだそうだ。
それを聞いて俺は少しワクワクした。
「明日の市場が楽しみだな。」
時間を持て余した俺はしばらく島をうろついた。
そして小さな丘にたどり着いた。
そこを登ると海が見えた。
海風が心地よく吹くそこで昼寝でもしようかと思うと少し先に少女が座っているのが目に入った。
何故か気になりそっと声をかけてみた。
サ「一人で何してるんだい?」
少女は声のする方を振り返った。
その目は透き通ったエメラルドグリーンだ。
『どちら様ですか…?』
サ「あ、悪ぃ。俺はサンジ。海の上でコックやってる。」
『あ。どうも…。あの…私に何か用でも…?』
サ「あぁ…いや、そういうわけじゃなくて…。なんか…気になったっていうか…。」
『そうですか。…ごめんなさい。よくない人なのかと思って警戒してしまいました。私の名前はナナミ。この島に住んでいます♪』
彼女はそう言って俺に笑いかけた。
サ「よくない人って?」
『時々ここにいるとからかいに来る人がいるので。』
サ「へぇー。いつもここにいるのかい?」
『はい。母が買い物をしている間はいつもここにいます。母ができるだけいろんな人と話をするようにと私を外に連れ出してくれるのですが…。私はここで自然の音を聞く方が好きなんです。』
サ「じゃぁ、普段は家に?」
『はい。外は怖いんです…。』
サ「なんで?」
『うまく歩けなくてつまづくし、ぶつかるし…。それに……時々イジメられちゃうから…。』
サンジは彼女の言葉に少し疑問を持っていたが彼女の隣に置いてある白い杖を見てやっと言葉の意味を理解した。
サ「その杖ってさ…。」
『気づいてしまいましたね。私、見えないんです。何も。』
サ「そうだったのか…。」
『ごめんなさい…。』
サ「なんで謝るんだい?」
『あなたはここの景色を見に来たのでしょう?私が居ては…………。』
サ「そんなことないぜ?俺はナナミちゃんと話してて楽しいさ♪」
『本当ですか…?』
サ「あぁ♪」
『そんなことを言ってもらえるなんて嬉しいです♪』
サ「俺まだまだ時間あるから俺の話し相手になってくれねぇか?」
『私でよければ♪』
サ「それとせっかくだからその敬語もなしで♪」
『いいんですか?』
サ「あぁ♪」
『それではお言葉に甘えて。』
サ「ナナミちゃんは今いくつ?」
『17歳♪えーっとー…。』
サ「サンジでいいよ♪」
『じゃぁ、サンジ君は何歳?』
サ「俺は21♪」
『年上だね♪…ねぇ、聞いてもいい…?』
サ「何でもどうぞ♪」
『今サンジ君が見てる景色はどんな?』
サ「えーっとな。今日はよく晴れてるから海に太陽が反射してキラキラしてるよ♪」
『海か~。海ってどんな?』
サ「青くてキレイだよ♪」
『青…?生まれた時から見えないから色がわからないんだよね~。青ってどんな?』
サ「色を説明するのは難しいな~。」
「ナナミー!そろそろ帰るわよ~。」
その声と共にナナミの母がやってきた。
「あら、ナナミが誰かと話すなんて珍しい。」
サ「サンジっていいます。」
『さっきね、話しかけてくれたの♪』
「楽しかった?」
『うん♪』
「よかった♪すみませんね、娘がお世話になったみたいで。」
サ「いやいや、こっちも話し相手になってもらってたので。」
『ねぇ、サンジ君はいつ島を出ちゃうの?』
「あら、ここの人じゃないの?」
サ「はい、海の上でコックやってます。でも、あと1ヶ月はいる予定です。」
『やったぁ♪それなら明日も会える?』
サ「あぁ♪」
『嬉しい♪』
「よかったわね♪」
『うん♪』
「それじゃ、そろそろ薬の時間だから帰るわよ。」
『えー。あともうちょっとだけ!』
「ダーメ!」
『むー。ケチー。』
サ「ははは♪明日も会えるんだからいいじゃねぇか♪」
『そうだね♪』
サ「じゃ、また明日な♪」
『うん♪』
ナナミは杖を片手に母と帰っていった。
サ「さて、俺もそろそろ夕飯の仕込みでもするか。」
サンジは伸びをすると船へと戻った。
その日の夕食後。
紅茶を片手に俺を見るナミさんとロビンちゃん。
ロ「何かいいことでもあったのかしら?」
サ「え…?」
ナ「ずっとニヤニヤしてるしね。」
サ「俺、そんな顔してます?」
ロ「えぇ♪」
サ「なんていうか……。昼間に女の子に会いまして。」
ナ「やっぱ女の子なのね。またナンパでもしてたの?」
サ「いやいや、そうじゃなくて…。その子、目が見えないんですけど、すごく明るくて、笑顔もキラキラしてて…。」
ナ「あーぁ。」
ロ「んふふふ♪」
サ「な、なんですか?」
ナ「自分で気づいてないわけ?」
サ「え…??」
ナ「恋よ、恋!」
サ「恋?俺が…??」
まさか、このラブコックの俺が恋?
しかも今日会ったばかりの子に?
サ「え……あ…その……///」
ロ「んふふふ。カワイイわよ今のあなた♪」
ナ「サンジ君って案外そういうの疎いのね♪」
サ「ち、違いますよ~///彼女とはちょっと話しただけですし…///」
ナ「顔赤いわよ♪」
サ「…!?」
こうしてすっかり2人にからかわれて夜は更けていった。