☆大好き!
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しばらく走ると人気のない野原に出た。
『あの…。…降ろして…。もう大丈夫だから…。サンジ君にこれ以上、迷惑かけられないし…。自分で歩けるから…。』
そう言う彩夏ちゃんを俺は何も言わずに野原に降ろした。
『…っ!』
だが立つこともできずその場に崩れた。
サ「どう見ても足の骨が折れてる。それに腕も。」
『ごめんなさい…。』
彩夏が小さな声で謝るとサンジはしゃがんで彩夏に目線を合わせた。
サ「謝るのは俺の方だよ…。」
彩夏が顔を上げるとサンジの目には涙がたまっていた。
『サンジ君…?』
サ「俺、彩夏ちゃんのこと何もわかってなかった。彩夏ちゃんが触れられると反応しちゃうことも。」
『ごめんなさい。それは…。』
サ「大丈夫。もう全部わかってるから。怒鳴りつけてごめんな…。俺、怖かったんだ。本当は彩夏ちゃんに嫌われてるんじゃないかって。」
『サンジ君…。私はサンジ君を嫌いになったりしないよ。』
サ「それを聞いて安心したよ。」
『でもどうして助けに来てくれたの…?』
サ「チョッパーたちが教えてくれたんだ。彩夏ちゃんの様子がおかしいって。歌えなくなるし、俺に作り笑顔するし。」
『作り笑顔ってわかってたんだ…。』
サ「そりゃわかるさ。今までずっと彩夏ちゃんを見てきたんだから。」
『サンジ君…。』
サ「彩夏ちゃんのしぐさの全てが繋がった時、すげぇ怖かったんだ。このまま彩夏ちゃんに会えなくなっちまうんじゃねぇかって…。ほんと…無事でよかった…。」
そう言ってサンジは彩夏のケガを気遣いそっと抱きしめた。
サンジに抱きしめられ
緊張の糸が切れると
一気に怖さがこみあげてきた。
『サンジ君っ…。』
彩夏はポロポロと涙を流す。
サ「怖かったな。痛かったな。」
『うんっ…っ…。』
サ「よしよし。さぁ、みんなが心配してるから船に戻ろう?」
『うん。』
サンジは彩夏をそっと抱き上げると歩きだした。
船に戻るまでの間、彩夏は今まで自分がされてきた事、自分の思いを全て話した。
船に戻ると
クルー達は安堵の声を漏らした。
彩夏ちゃんを医務室に運ぶとすぐに手当が始まった。
チョ「ごめんな彩夏…。もう一回だけ痛いのガマンしてくれ。」
チョッパーは申し訳なさそうに言った。
『大丈夫だよ。』
チョ「よし、行くぞ。」
そう言っチョッパーは外れた彩夏の腕をそっと持ち上げた。
『…んっ…。』
《バキ》
という音が鳴ると彩夏の関節がハマった。
チョ「ごめんな。痛かっただろ…?」
『外れた時に比べたら全然。さすがチョッパーうまいね♪』
チョ「褒められても嬉しくねぇ~ぞコノヤロがぁ~☆」
チョッパーは照れながらもテキパキと治療をこなした。
チョ「これでよし!あとは絶対安静だゾ!」
『わかった。ありがとう♪』
サ「少し休みな。俺、ここにいるから。」
『うん。サンジ君…。』
サ「ん~?」
『手……。』
そう言って震える小さな手が差し伸べられた。
サ「触ってもいいかい?」
『うん。私が寝るまでギュってしてて…。』
そう言う彩夏の手をそっと握ると彩夏は幸せそうに笑った。
サ「おやすみ。」
『おやすみ。』
『あの…。…降ろして…。もう大丈夫だから…。サンジ君にこれ以上、迷惑かけられないし…。自分で歩けるから…。』
そう言う彩夏ちゃんを俺は何も言わずに野原に降ろした。
『…っ!』
だが立つこともできずその場に崩れた。
サ「どう見ても足の骨が折れてる。それに腕も。」
『ごめんなさい…。』
彩夏が小さな声で謝るとサンジはしゃがんで彩夏に目線を合わせた。
サ「謝るのは俺の方だよ…。」
彩夏が顔を上げるとサンジの目には涙がたまっていた。
『サンジ君…?』
サ「俺、彩夏ちゃんのこと何もわかってなかった。彩夏ちゃんが触れられると反応しちゃうことも。」
『ごめんなさい。それは…。』
サ「大丈夫。もう全部わかってるから。怒鳴りつけてごめんな…。俺、怖かったんだ。本当は彩夏ちゃんに嫌われてるんじゃないかって。」
『サンジ君…。私はサンジ君を嫌いになったりしないよ。』
サ「それを聞いて安心したよ。」
『でもどうして助けに来てくれたの…?』
サ「チョッパーたちが教えてくれたんだ。彩夏ちゃんの様子がおかしいって。歌えなくなるし、俺に作り笑顔するし。」
『作り笑顔ってわかってたんだ…。』
サ「そりゃわかるさ。今までずっと彩夏ちゃんを見てきたんだから。」
『サンジ君…。』
サ「彩夏ちゃんのしぐさの全てが繋がった時、すげぇ怖かったんだ。このまま彩夏ちゃんに会えなくなっちまうんじゃねぇかって…。ほんと…無事でよかった…。」
そう言ってサンジは彩夏のケガを気遣いそっと抱きしめた。
サンジに抱きしめられ
緊張の糸が切れると
一気に怖さがこみあげてきた。
『サンジ君っ…。』
彩夏はポロポロと涙を流す。
サ「怖かったな。痛かったな。」
『うんっ…っ…。』
サ「よしよし。さぁ、みんなが心配してるから船に戻ろう?」
『うん。』
サンジは彩夏をそっと抱き上げると歩きだした。
船に戻るまでの間、彩夏は今まで自分がされてきた事、自分の思いを全て話した。
船に戻ると
クルー達は安堵の声を漏らした。
彩夏ちゃんを医務室に運ぶとすぐに手当が始まった。
チョ「ごめんな彩夏…。もう一回だけ痛いのガマンしてくれ。」
チョッパーは申し訳なさそうに言った。
『大丈夫だよ。』
チョ「よし、行くぞ。」
そう言っチョッパーは外れた彩夏の腕をそっと持ち上げた。
『…んっ…。』
《バキ》
という音が鳴ると彩夏の関節がハマった。
チョ「ごめんな。痛かっただろ…?」
『外れた時に比べたら全然。さすがチョッパーうまいね♪』
チョ「褒められても嬉しくねぇ~ぞコノヤロがぁ~☆」
チョッパーは照れながらもテキパキと治療をこなした。
チョ「これでよし!あとは絶対安静だゾ!」
『わかった。ありがとう♪』
サ「少し休みな。俺、ここにいるから。」
『うん。サンジ君…。』
サ「ん~?」
『手……。』
そう言って震える小さな手が差し伸べられた。
サ「触ってもいいかい?」
『うん。私が寝るまでギュってしてて…。』
そう言う彩夏の手をそっと握ると彩夏は幸せそうに笑った。
サ「おやすみ。」
『おやすみ。』