翌日。
目が覚めると昨日のことが嘘のように頭はスッキリしていた。



『ん～。』



起き上がり、大きく伸びをていると松葉づえの音が近づいてきた。



『あ♪』


穂乃花はその音だけで嬉しくてたまらないような表情をした。



ｻ｢穂乃花ちゃん♪｣



『サンジ君♪』



ｻ｢体調はどう？｣



『もうすっかり元気♪』



ｻ｢そりゃよかった♪｣



『今起きたばっかだから髪がボサボサだ(笑)』



ｻ｢ははっ♪ブラシかして。とかしてあげる。｣



『ありがと♪』



サンジが穂乃花の長い金髪をゆっくり、とかし始める。



ｻ｢キレイだね。｣



『そう？うれしい♪』






ｻ｢はい、できたよ♪｣



『ありがと♪』



穂乃花はとかし終わった髪を一つにまとめて横で結んだ。



ｻ｢結ぶなんて珍しいな。｣


『サンジ君がせっかくとかしてくれたからグチャグチャにならないように♪』



ｻ｢ははっ♪そんなに嬉しい？｣



『うん♪』



ｻ｢これくらいいつでもやってあげるよ♪｣



『やったぁ♪』



そう言って穂乃花ちゃんは嬉しそうに笑った。



俺はその笑顔を見て穂乃花ちゃんにマジで惚れていることを確信した。