夢のその先へ
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それから数日後。
俺達はデートを重ねた。
デートと言っても弱った筋力を戻すためのリハビリ代わりに穂乃花ちゃんと院内や庭を歩いて好きな話をいつものようにするだけ。
それでも穂乃花ちゃんは本当に嬉しそうに笑ってくれる。
だけど最近、穂乃花ちゃんは時折切なそうな笑顔を見せる。
その笑顔が語ることを俺はなんとなくわかってる…。
だが俺にはどうすることも………。
『サンジ君?』
サ「あ、悪ぃ悪ぃ。考え事してた。」
『そっか…。』
サ「やっべっ!もうこんな時間だ!今日は夕方から仕事だからそろそろ行くな。」
『うん。お仕事頑張ってね♪』
サ「あぁ♪」
『いってらっしゃい♪』
サ「いってきます☆」
サンジは笑顔で手を振ると病室を出ていった。
普通はこんなじゃないんだろうな…。
一緒に遊園地に行ったり、映画を見たり、海に行ったり…。
普通のカップルみたいにデート…してみたいな………。
でもこの体じゃ…ね……………。
それからもサンジ君は私のリハビリに付き合ってくれる。
とても嬉しい。
でも…時々、不安になる…。
私みたいなのといるより他の子といる方が楽しいんじゃないか…。
ドライブに行ったり、ショッピングしたり、一緒に食事をしたり……
そういうことがしたいんじゃないんだろうか………。
サ「穂乃花ちゃん?」
『ん?』
サ「疲れた?なんかぼーっとしてたから。」
『ちょっとね。でも大丈夫だよ♪』
サ「ならいいけどあんま無理すんなよ?」
『うん。ありがと♪』
サ「じゃ、病室戻るか。」
『うん♪』
病室に戻った俺達はいつものように話を始めた。
サ「だいぶ歩けるようになったな♪」
『サンジ君のお陰だよ♪本当にありがとう。』
サ「なに改まってるんだよ~。」
『ちゃんとお礼が言いたくて♪』
サ「俺も穂乃花ちゃんに言いたいことがあるんだ。」
『言いたいこと?』
サ「俺、思ってねぇから。」
『え…?』
サ「他の人といた方が幸せだとか。俺はどんな時だってどんな場所だって関係ねぇ。穂乃花ちゃんと一緒にいる時間が、場所が好きなんだ。穂乃花ちゃんの言う普通のデートってのも穂乃花ちゃん意外としてたって楽しくねぇよ。」
『サンジ君…。いつから気づいてたの…?』
サ「最近、穂乃花ちゃんの表情が悲しげになってから」
『私…顔に出てたんだね。ゴメン…。』
サ「謝ることねぇさ。俺だって穂乃花ちゃんを不安にさせちまったんだし。」
『サンジ君…。』
サ「なぁ、穂乃花ちゃん。俺の夢を聞いてくれねぇか?」
『夢…?』
サ「穂乃花ちゃんと一緒に遊園地に行ったり、映画を見たりしたいんだ。」
『無理だよ………。』
サ「無理なんかじゃねぇ!今だってこうして俺と話ができるまでに回復したじゃねぇか!」
『でも…私の体は………。』
サ「大丈夫。一緒ならきっと大丈夫だ。」
『サンジ君…。私…ここを出たい…っ…助けて…っ…。』
サ「もちろんさ、プリンセス。」
サンジは涙を流す穂乃花をそっと抱き寄せた。
俺達はデートを重ねた。
デートと言っても弱った筋力を戻すためのリハビリ代わりに穂乃花ちゃんと院内や庭を歩いて好きな話をいつものようにするだけ。
それでも穂乃花ちゃんは本当に嬉しそうに笑ってくれる。
だけど最近、穂乃花ちゃんは時折切なそうな笑顔を見せる。
その笑顔が語ることを俺はなんとなくわかってる…。
だが俺にはどうすることも………。
『サンジ君?』
サ「あ、悪ぃ悪ぃ。考え事してた。」
『そっか…。』
サ「やっべっ!もうこんな時間だ!今日は夕方から仕事だからそろそろ行くな。」
『うん。お仕事頑張ってね♪』
サ「あぁ♪」
『いってらっしゃい♪』
サ「いってきます☆」
サンジは笑顔で手を振ると病室を出ていった。
普通はこんなじゃないんだろうな…。
一緒に遊園地に行ったり、映画を見たり、海に行ったり…。
普通のカップルみたいにデート…してみたいな………。
でもこの体じゃ…ね……………。
それからもサンジ君は私のリハビリに付き合ってくれる。
とても嬉しい。
でも…時々、不安になる…。
私みたいなのといるより他の子といる方が楽しいんじゃないか…。
ドライブに行ったり、ショッピングしたり、一緒に食事をしたり……
そういうことがしたいんじゃないんだろうか………。
サ「穂乃花ちゃん?」
『ん?』
サ「疲れた?なんかぼーっとしてたから。」
『ちょっとね。でも大丈夫だよ♪』
サ「ならいいけどあんま無理すんなよ?」
『うん。ありがと♪』
サ「じゃ、病室戻るか。」
『うん♪』
病室に戻った俺達はいつものように話を始めた。
サ「だいぶ歩けるようになったな♪」
『サンジ君のお陰だよ♪本当にありがとう。』
サ「なに改まってるんだよ~。」
『ちゃんとお礼が言いたくて♪』
サ「俺も穂乃花ちゃんに言いたいことがあるんだ。」
『言いたいこと?』
サ「俺、思ってねぇから。」
『え…?』
サ「他の人といた方が幸せだとか。俺はどんな時だってどんな場所だって関係ねぇ。穂乃花ちゃんと一緒にいる時間が、場所が好きなんだ。穂乃花ちゃんの言う普通のデートってのも穂乃花ちゃん意外としてたって楽しくねぇよ。」
『サンジ君…。いつから気づいてたの…?』
サ「最近、穂乃花ちゃんの表情が悲しげになってから」
『私…顔に出てたんだね。ゴメン…。』
サ「謝ることねぇさ。俺だって穂乃花ちゃんを不安にさせちまったんだし。」
『サンジ君…。』
サ「なぁ、穂乃花ちゃん。俺の夢を聞いてくれねぇか?」
『夢…?』
サ「穂乃花ちゃんと一緒に遊園地に行ったり、映画を見たりしたいんだ。」
『無理だよ………。』
サ「無理なんかじゃねぇ!今だってこうして俺と話ができるまでに回復したじゃねぇか!」
『でも…私の体は………。』
サ「大丈夫。一緒ならきっと大丈夫だ。」
『サンジ君…。私…ここを出たい…っ…助けて…っ…。』
サ「もちろんさ、プリンセス。」
サンジは涙を流す穂乃花をそっと抱き寄せた。