夢のその先へ
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あれから数週間。
穂乃花ちゃんは相変わらずミサキちゃんのためにウサギを毎日編んでいる。
若いナースの話によると俺が来てない日はかなり寂しそうにしてたらしいが今はミサキちゃんが病室に来てくれてるおかげで穂乃花ちゃんの笑顔がかなり増えたらしい。
俺も安心だ。
そんなことを考えながら仕事終わりの帰り道。
穂乃花ちゃんの所に行く前に寄り道。
サ「穂乃花ちゃん♪」
『サンジ君♪遅いから今日はもう来てくれないのかと思った。』
サ「ごめんごめん。お土産買ってきたんだ。」
『なぁに?』
サ「新しい毛糸♪」
『うわぁ~。ありがとう♪』
サ「そろそろ切れる頃かと思ってさ♪」
『ちょうどなくなりそうだったの。ありがとう☆』
サ「いいえ♪」
『明日もお仕事?』
サ「あぁ。明日は遅くなるから会いにこれねぇんだ。」
『そっか。』
サ「ミサキちゃんいるから寂しくねぇだろ?」
『…うん♪』
サ「じゃ、また来るな♪」
『うん、またね♪』
そう言ってサンジは病室を出た。
ほんとはちょっぴり寂しいな……。
そりゃ、ミサキちゃんと一緒はとっても楽しいけどサンジといる時とはなんか違う………。
これって何かな…。
穂乃花ちゃんの病室を出て家に帰ろうとしていたら病院の入り口で1人の医者に声をかけられた。
「あなた5階の彼女の部屋によくいらっしゃいますよね?」
サ「あぁ。」
「もしかしてご親族の方ですか?」
サ「いや、違うが。」
「そうですか…。」
サ「なんかあんのか?」
「何度もお電話をしたのですが来ていただけなくて…。書類にサインをしていただけないと彼女の手術ができないんです…。」
サ「手術って…穂乃花ちゃんどっか悪いのか…?」
「あ!いえ……。すみません。今のは患者さんの個人情報なので忘れてください……。お時間を取らせてしまいすいませんでした。では、これで失礼します…。」
医師はサンジに頭を下げると足早にその場を去っていった。
あれから数日。
俺はあの医者の言葉が気になってしたかない。
穂乃花ちゃんを見ていても何も変わりはないように見える。
編み物して、話をして、たくさん笑って。
俺には普通に元気に見えるんだ。
本当に手術が必要なのか…?
「お兄ちゃん?」
サ「え?」
『大丈夫?なんかぼーっとしてたから。』
サ「あぁ、ごめんごめん。考え事してた。」
『お仕事のこと?』
サ「あ、あぁ。」
『疲れてる…?』
サ「大丈夫だよ♪」
『ならいいけど。』
サ「なぁ、穂乃花ちゃん。」
『ん?』
サ「最近、体調悪いとかないか?」
『なんで?』
サ「あ、いや、なんていうか…。」
『私はいつも通りだよ♪』
サ「ならいいんだけど。」
『?』
「お姉ちゃん病気大変…?」
『うぅん。大丈夫♪』
「よかった♪」
『もうこんな時間。そういえばミサキちゃんそろそろお薬の時間じゃない?』
「ほんとだ!お部屋戻らなきゃ。」
『一人で戻れる?』
「大丈夫だよ♪」
『うーん、いつもはお迎え来るんだけど今日は忙しいのかなぁ?』
サ「不安なら俺が送ってくよ♪」
『じゃ、お願いしようかな♪』
「お兄ちゃんとお部屋行く~♪」
サ「よし、行こうか♪」
「うん!お姉ちゃんバイバ~イ♪」
『また明日ねぇ♪』
ミサキはサンジと手を繋ぎ、楽しそうに穂乃花の病室をあとにした。
『ミサキちゃんカワイイ♪よぉし、ウサギも完成までもう少しだから頑張ろ。』
《ドクン》
『…っ…?』
何、今の……?
なんか胸のあたりに違和感が……。
『…気のせい…だよね。さ、編み物編み物!』
穂乃花ちゃんは相変わらずミサキちゃんのためにウサギを毎日編んでいる。
若いナースの話によると俺が来てない日はかなり寂しそうにしてたらしいが今はミサキちゃんが病室に来てくれてるおかげで穂乃花ちゃんの笑顔がかなり増えたらしい。
俺も安心だ。
そんなことを考えながら仕事終わりの帰り道。
穂乃花ちゃんの所に行く前に寄り道。
サ「穂乃花ちゃん♪」
『サンジ君♪遅いから今日はもう来てくれないのかと思った。』
サ「ごめんごめん。お土産買ってきたんだ。」
『なぁに?』
サ「新しい毛糸♪」
『うわぁ~。ありがとう♪』
サ「そろそろ切れる頃かと思ってさ♪」
『ちょうどなくなりそうだったの。ありがとう☆』
サ「いいえ♪」
『明日もお仕事?』
サ「あぁ。明日は遅くなるから会いにこれねぇんだ。」
『そっか。』
サ「ミサキちゃんいるから寂しくねぇだろ?」
『…うん♪』
サ「じゃ、また来るな♪」
『うん、またね♪』
そう言ってサンジは病室を出た。
ほんとはちょっぴり寂しいな……。
そりゃ、ミサキちゃんと一緒はとっても楽しいけどサンジといる時とはなんか違う………。
これって何かな…。
穂乃花ちゃんの病室を出て家に帰ろうとしていたら病院の入り口で1人の医者に声をかけられた。
「あなた5階の彼女の部屋によくいらっしゃいますよね?」
サ「あぁ。」
「もしかしてご親族の方ですか?」
サ「いや、違うが。」
「そうですか…。」
サ「なんかあんのか?」
「何度もお電話をしたのですが来ていただけなくて…。書類にサインをしていただけないと彼女の手術ができないんです…。」
サ「手術って…穂乃花ちゃんどっか悪いのか…?」
「あ!いえ……。すみません。今のは患者さんの個人情報なので忘れてください……。お時間を取らせてしまいすいませんでした。では、これで失礼します…。」
医師はサンジに頭を下げると足早にその場を去っていった。
あれから数日。
俺はあの医者の言葉が気になってしたかない。
穂乃花ちゃんを見ていても何も変わりはないように見える。
編み物して、話をして、たくさん笑って。
俺には普通に元気に見えるんだ。
本当に手術が必要なのか…?
「お兄ちゃん?」
サ「え?」
『大丈夫?なんかぼーっとしてたから。』
サ「あぁ、ごめんごめん。考え事してた。」
『お仕事のこと?』
サ「あ、あぁ。」
『疲れてる…?』
サ「大丈夫だよ♪」
『ならいいけど。』
サ「なぁ、穂乃花ちゃん。」
『ん?』
サ「最近、体調悪いとかないか?」
『なんで?』
サ「あ、いや、なんていうか…。」
『私はいつも通りだよ♪』
サ「ならいいんだけど。」
『?』
「お姉ちゃん病気大変…?」
『うぅん。大丈夫♪』
「よかった♪」
『もうこんな時間。そういえばミサキちゃんそろそろお薬の時間じゃない?』
「ほんとだ!お部屋戻らなきゃ。」
『一人で戻れる?』
「大丈夫だよ♪」
『うーん、いつもはお迎え来るんだけど今日は忙しいのかなぁ?』
サ「不安なら俺が送ってくよ♪」
『じゃ、お願いしようかな♪』
「お兄ちゃんとお部屋行く~♪」
サ「よし、行こうか♪」
「うん!お姉ちゃんバイバ~イ♪」
『また明日ねぇ♪』
ミサキはサンジと手を繋ぎ、楽しそうに穂乃花の病室をあとにした。
『ミサキちゃんカワイイ♪よぉし、ウサギも完成までもう少しだから頑張ろ。』
《ドクン》
『…っ…?』
何、今の……?
なんか胸のあたりに違和感が……。
『…気のせい…だよね。さ、編み物編み物!』