夢のその先へ
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翌朝。
『んー……。』
目を覚ますと昨日より頭はスッキリしていた。
『あちゃ~もうお昼だぁ。寝過ぎちゃった。そういえばサンジ君、お昼過ぎに来るって言ってたっけ?サンジ君が来る前に起きれたからいっか☆(笑)』
《ガタン。》
『ん?』
独り言をぼやいているとドアの方から物音がした。
目をやるとミサキがこちらを心配そうな目で見ていた。
『ミサキちゃん?おいで♪』
穂乃花が手招きするとミサキはゆっくりと穂乃花のベッドまでやってきた。
「お姉ちゃん…。昨日はごめんなさい…。」
『気にしない気にしない♪もう元気だから!ね?』
と、穂乃花はミサキに笑ってみせた。
「ほんと?」
『うん♪』
「よかった♪」
《グゥ~。》
『あ、お腹なっちゃった///』
「お姉ちゃんご飯食べてないの?」
『さっきまで寝てたから食べそびれちゃった(笑)』
サ「それならちょうどよかったかな♪」
『あ!サンジ君♪』
サ「ケーキ作ってきたけど食べる?」
『やったぁ♪ミサキちゃんも一緒に食べよ?』
サ「その子は?」
『小児病棟にいるミサキちゃん。昨日会ったの♪』
サ「俺はサンジ。よろしくな♪」
「よ、よろしく…。」
『サンジ君はね、お姉ちゃんのお友達なんだよ♪』
「友達…。」
『サンジ君はコックさんだから料理がとっても上手なの♪』
サ「ケーキ多めに持ってきたからミサキちゃんのもあるよ♪」
「あり…がとう…。」
サ「はい、どうぞ♪」
『わぁい♪いただきまぁす☆』
「いただきます…。」
『ん~美味しい~♪』
サ「そりゃ、よかった♪」
ふとサンジは穂乃花に繋がれた点滴を見る。
『あ、これはね…。』
穂乃花は昨日の事をサンジに話した。
サ「ったく無茶ばっかして。」
『えへへ(笑)』
「ごめんなさい…。ミサキがいけないの。だからお姉ちゃんを怒らないで…。」
『ミサキちゃんは悪くないよ?』
サ「怒ってないから大丈夫♪」
「ほんと?」
サ「あぁ♪」
「よかった。」
サ「なぁ、ミサキちゃんは病院嫌いかい?」
「キライ…。すぐ一人になる…。」
サ「一人?友達は?小児病棟なら同じ歳くらいの……。」
『サンジ君。』
サンジが言いかけた時、穂乃花がそれを遮った。
サ「穂乃花ちゃん?」
『ミサキちゃん、お姉ちゃんとお友達になろう♪』
「友達……。でもお姉ちゃんも……」
ミサキがそう言い終わる前に穂乃花は首をふった。
『私は大丈夫だよ。絶対約束する。』
「ほんとに?」
『うん♪』
「ミサキと友達になってくれるの…?」
『うん♪』
穂乃花がそう答えるとミサキの表情が明るくなった。
『いつでもここに遊びにおいで♪』
「うん!」
「ミサキちゃ~ん。そろそろお部屋に戻るよ~♪」
ミサキを迎えにきた若いナースの声にミサキは振り替える。
『また明日おいで♪』
「うん♪」
ミサキはナースと手をつなぐと嬉しそうに手を振って病室をあとにした。
サ「さっきのって…?」
『ここはね…すぐに一人ぼっちになっちゃうんだ…。』
サ「どういうことだ?」
『せっかく仲良くなっても先に退院してしまったり、他の病院にうつされたり、中には亡くなってしまうこともあるの……。それはとっても悲しくて寂しいの。ここに長くいればいるほどその寂しさと辛さを思い知ることになる……。最初にサンジ君と話した時に私が"こんな体だから誰もよりつかなくて"って言ったの覚えてる?』
サ「あぁ。」
『あれは嘘。本当は"よりつかない"じゃなくて"よせつけなかった"の。もう惨めな思いはしたくなかったから………。』
サ「穂乃花ちゃん………。」
『でもね、全ての出会いがそうなるわけじゃない。だって私は今もサンジ君といるもの。今、私は幸せだよ♪』
サ「穂乃花ちゃん。」
俺が微笑むと穂乃花ちゃんは嬉しそうに笑った。
《クシュンッ》
サ「おいおい、寝てねぇとまた熱上がるぜ?」
『大丈夫だよ~。』
サ「またミサキちゃんに心配かけるぜ?」
『そ、それはやだ!』
穂乃花は慌ててベッドに潜った。
サ「はははっ♪」
『むぅ~。』
サ「ごめんごめん♪」
そう言いながら穂乃花の頭を優しくなでた。
『暖かい……。』
穂乃花はゆっくりとまぶたを閉じた。
『んー……。』
目を覚ますと昨日より頭はスッキリしていた。
『あちゃ~もうお昼だぁ。寝過ぎちゃった。そういえばサンジ君、お昼過ぎに来るって言ってたっけ?サンジ君が来る前に起きれたからいっか☆(笑)』
《ガタン。》
『ん?』
独り言をぼやいているとドアの方から物音がした。
目をやるとミサキがこちらを心配そうな目で見ていた。
『ミサキちゃん?おいで♪』
穂乃花が手招きするとミサキはゆっくりと穂乃花のベッドまでやってきた。
「お姉ちゃん…。昨日はごめんなさい…。」
『気にしない気にしない♪もう元気だから!ね?』
と、穂乃花はミサキに笑ってみせた。
「ほんと?」
『うん♪』
「よかった♪」
《グゥ~。》
『あ、お腹なっちゃった///』
「お姉ちゃんご飯食べてないの?」
『さっきまで寝てたから食べそびれちゃった(笑)』
サ「それならちょうどよかったかな♪」
『あ!サンジ君♪』
サ「ケーキ作ってきたけど食べる?」
『やったぁ♪ミサキちゃんも一緒に食べよ?』
サ「その子は?」
『小児病棟にいるミサキちゃん。昨日会ったの♪』
サ「俺はサンジ。よろしくな♪」
「よ、よろしく…。」
『サンジ君はね、お姉ちゃんのお友達なんだよ♪』
「友達…。」
『サンジ君はコックさんだから料理がとっても上手なの♪』
サ「ケーキ多めに持ってきたからミサキちゃんのもあるよ♪」
「あり…がとう…。」
サ「はい、どうぞ♪」
『わぁい♪いただきまぁす☆』
「いただきます…。」
『ん~美味しい~♪』
サ「そりゃ、よかった♪」
ふとサンジは穂乃花に繋がれた点滴を見る。
『あ、これはね…。』
穂乃花は昨日の事をサンジに話した。
サ「ったく無茶ばっかして。」
『えへへ(笑)』
「ごめんなさい…。ミサキがいけないの。だからお姉ちゃんを怒らないで…。」
『ミサキちゃんは悪くないよ?』
サ「怒ってないから大丈夫♪」
「ほんと?」
サ「あぁ♪」
「よかった。」
サ「なぁ、ミサキちゃんは病院嫌いかい?」
「キライ…。すぐ一人になる…。」
サ「一人?友達は?小児病棟なら同じ歳くらいの……。」
『サンジ君。』
サンジが言いかけた時、穂乃花がそれを遮った。
サ「穂乃花ちゃん?」
『ミサキちゃん、お姉ちゃんとお友達になろう♪』
「友達……。でもお姉ちゃんも……」
ミサキがそう言い終わる前に穂乃花は首をふった。
『私は大丈夫だよ。絶対約束する。』
「ほんとに?」
『うん♪』
「ミサキと友達になってくれるの…?」
『うん♪』
穂乃花がそう答えるとミサキの表情が明るくなった。
『いつでもここに遊びにおいで♪』
「うん!」
「ミサキちゃ~ん。そろそろお部屋に戻るよ~♪」
ミサキを迎えにきた若いナースの声にミサキは振り替える。
『また明日おいで♪』
「うん♪」
ミサキはナースと手をつなぐと嬉しそうに手を振って病室をあとにした。
サ「さっきのって…?」
『ここはね…すぐに一人ぼっちになっちゃうんだ…。』
サ「どういうことだ?」
『せっかく仲良くなっても先に退院してしまったり、他の病院にうつされたり、中には亡くなってしまうこともあるの……。それはとっても悲しくて寂しいの。ここに長くいればいるほどその寂しさと辛さを思い知ることになる……。最初にサンジ君と話した時に私が"こんな体だから誰もよりつかなくて"って言ったの覚えてる?』
サ「あぁ。」
『あれは嘘。本当は"よりつかない"じゃなくて"よせつけなかった"の。もう惨めな思いはしたくなかったから………。』
サ「穂乃花ちゃん………。」
『でもね、全ての出会いがそうなるわけじゃない。だって私は今もサンジ君といるもの。今、私は幸せだよ♪』
サ「穂乃花ちゃん。」
俺が微笑むと穂乃花ちゃんは嬉しそうに笑った。
《クシュンッ》
サ「おいおい、寝てねぇとまた熱上がるぜ?」
『大丈夫だよ~。』
サ「またミサキちゃんに心配かけるぜ?」
『そ、それはやだ!』
穂乃花は慌ててベッドに潜った。
サ「はははっ♪」
『むぅ~。』
サ「ごめんごめん♪」
そう言いながら穂乃花の頭を優しくなでた。
『暖かい……。』
穂乃花はゆっくりとまぶたを閉じた。