☆ほんとのキモチ
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動き出す船。
私は麦わら帽子をかぶったドクロの帆を追いかけた。
やっとたどり着くと船は陸からだいぶ離れていた。
『サンジ…ごめんね…。』
本当は最後に話したかったけどサンジに病気のこと聞かれたらもう逃げられないから…。
でも最後に一目でいいからサンジの姿を見たかったの…。
船にはこちらを見つめるサンジの姿が…。
これでよかったんだ。
この先何があっても私は一人で生きていく。
そう決めたのは私だから…。
誰かの重荷になるのは嫌だから…。
特に大好きなサンジには……。
ミサキは船に背を向け涙を流し、その場に崩れた。
もう誰もいない。
私を助けてくれる人は誰も…。
いつも支えてくれていたサンジも………。
あの暖かい手にもう一度触れたいとどんなに願ってもそれは叶わない…。
『サンジっ…好きだよ…。』
サ「ミサキ…。」
聞こえるはずのない声…。
そしてゆっくりと後ろから回された腕。
かすかなタバコの香り。
『サン…ジ…?』
サ「ミサキ…。」
『どうしてっ!』
ミサキは振り返りサンジの腕を振り払った。
サ「迎えにきた。ミサキ。俺と一緒に海へ出よう。」
『何言ってんのよ…。私は…私の体はっ…。』
サ「知ってる。全部聞いたんだ。」
『じゃぁどうしてっ!一人じゃ生きていけないと思ったからっ!?それともただの同情っ!?…そんなのいらないっ!』
サ「違う。ミサキのそばにいたいんだ。」
サンジはそっと歩み寄りミサキを抱きしめた。
『嫌!放して!』
サ「聞いてくれ。…俺はミサキが好きだ。」
『え……?な、何言って…。』
サ「俺、ミサキの気持ちにも自分の気持ちにも気づくのが遅かったんだ。ミサキはずっと前から俺を想っていてくれてたのに俺はミサキに何もしてねぇ…。だからこれからはずっとミサキの隣にいたい。今までミサキが想っててくれてた分の何倍もの愛を返すから…。愛してる。ミサキ。」
『サンジ………。私、失明するかもしれないんだよ…?見えなくなったら何もできなくなっちゃうんだよ…?それでもいいの…?』
サ「その時は俺がミサキの目になる。」
『…いつかそんな私を重荷に思うかもしれないよ…?』
サ「思わないさ。」
『嘘…いつか私を捨てるっ…。誰かに捨てられるのはもう嫌っ…。』
サ「捨てるもんか。ミサキ……。どんな時でも俺が守る。だから俺のそばにいてくれ。俺にとってミサキは誰よりも大切な人だ。絶対一人になんかさせねぇから。」
『サンジ………。』
やっと見つけた親に捨てられ
目の前の幸せが一瞬にして崩れた……。
今、私の目の前にある幸せは崩れない…?
消えない…?
私はこの幸せに手を伸ばしていいの………?
もし、それが許されるなら………。
『サンジっ…。』
ミサキはサンジの腰に腕をまわすとギュッと抱きついた。
『サンジの隣にいたいっ…。こんな私でも許されるなら…私を連れていってっ…。』
サ「あぁ。」
ずっと手に入らないと思ってた幸せ。
それが今、私の腕の中にある。
『夢…みたい……。』
サ「ん?」
ミニメリーの上で波に揺られながらサンジの腰に後ろから手をまわすミサキ。
『ずっとサンジとこうしたかった。ねぇ、サンジ。もう少しだけこうしててもいい?』
サ「あぁ。ずっとそばにいるからな。」
『うん。』
ミサキはサンジの背中に体を預けるとゆっくりと目を閉じた。
『ん………。あれ?ここは…。』
ナ「医務室よ。あんたあんまり寝てなかったでしょ?よく寝てたわよ。」
少し笑いながらナミが時計を指差す。
『もうこんな時間!?』
ナ「みんなが宴の準備して待ってるから早くいらっしゃい。」
『宴?』
ナ「あんたの歓迎会よ♪早く来ないとルフィに全部食べられちゃうわよ?」
『ダメー!』
そう言って慌てて甲板に向かうミサキを見ながらクスクス笑うナミ。
甲板に出るとすっかり宴モードのクルー達に笑うミサキ。
その隣で久しぶりのミサキの純粋な笑顔を見つめるサンジ。
ミサキが俺の隣でもっともっと笑えるように俺はずっとそばにいるからな。
例えどんなことがあっても。
サンジの隣ならどんな困難も乗り越えられる気がする。
例えどんなことがあっても私はあなたのそばにいるよ……。
『サンジ。』
サ「ん?」
『好きだよ。』
サ「んっ。」
ミサキはサンジにキスをした。
サ「俺もだ…。」
ナ「ほらほらあんた達、二人の世界に入らないの!」
『あ///』
サ「いやぁ//」
2人を見て笑うクルー達。
ミサキはこれから始まる冒険に胸を踊らせながら笑い声響く船で新しい人生を歩み始めた。
もう1人じゃない
みんなとなら何だってできる。
そして…サンジとならどんなことでも乗り越えられる。
サンジはそっとミサキの肩を抱き寄せた。
サ「絶対に放さねぇからな。」
『うん。大好き☆』
END
アトガキ→
私は麦わら帽子をかぶったドクロの帆を追いかけた。
やっとたどり着くと船は陸からだいぶ離れていた。
『サンジ…ごめんね…。』
本当は最後に話したかったけどサンジに病気のこと聞かれたらもう逃げられないから…。
でも最後に一目でいいからサンジの姿を見たかったの…。
船にはこちらを見つめるサンジの姿が…。
これでよかったんだ。
この先何があっても私は一人で生きていく。
そう決めたのは私だから…。
誰かの重荷になるのは嫌だから…。
特に大好きなサンジには……。
ミサキは船に背を向け涙を流し、その場に崩れた。
もう誰もいない。
私を助けてくれる人は誰も…。
いつも支えてくれていたサンジも………。
あの暖かい手にもう一度触れたいとどんなに願ってもそれは叶わない…。
『サンジっ…好きだよ…。』
サ「ミサキ…。」
聞こえるはずのない声…。
そしてゆっくりと後ろから回された腕。
かすかなタバコの香り。
『サン…ジ…?』
サ「ミサキ…。」
『どうしてっ!』
ミサキは振り返りサンジの腕を振り払った。
サ「迎えにきた。ミサキ。俺と一緒に海へ出よう。」
『何言ってんのよ…。私は…私の体はっ…。』
サ「知ってる。全部聞いたんだ。」
『じゃぁどうしてっ!一人じゃ生きていけないと思ったからっ!?それともただの同情っ!?…そんなのいらないっ!』
サ「違う。ミサキのそばにいたいんだ。」
サンジはそっと歩み寄りミサキを抱きしめた。
『嫌!放して!』
サ「聞いてくれ。…俺はミサキが好きだ。」
『え……?な、何言って…。』
サ「俺、ミサキの気持ちにも自分の気持ちにも気づくのが遅かったんだ。ミサキはずっと前から俺を想っていてくれてたのに俺はミサキに何もしてねぇ…。だからこれからはずっとミサキの隣にいたい。今までミサキが想っててくれてた分の何倍もの愛を返すから…。愛してる。ミサキ。」
『サンジ………。私、失明するかもしれないんだよ…?見えなくなったら何もできなくなっちゃうんだよ…?それでもいいの…?』
サ「その時は俺がミサキの目になる。」
『…いつかそんな私を重荷に思うかもしれないよ…?』
サ「思わないさ。」
『嘘…いつか私を捨てるっ…。誰かに捨てられるのはもう嫌っ…。』
サ「捨てるもんか。ミサキ……。どんな時でも俺が守る。だから俺のそばにいてくれ。俺にとってミサキは誰よりも大切な人だ。絶対一人になんかさせねぇから。」
『サンジ………。』
やっと見つけた親に捨てられ
目の前の幸せが一瞬にして崩れた……。
今、私の目の前にある幸せは崩れない…?
消えない…?
私はこの幸せに手を伸ばしていいの………?
もし、それが許されるなら………。
『サンジっ…。』
ミサキはサンジの腰に腕をまわすとギュッと抱きついた。
『サンジの隣にいたいっ…。こんな私でも許されるなら…私を連れていってっ…。』
サ「あぁ。」
ずっと手に入らないと思ってた幸せ。
それが今、私の腕の中にある。
『夢…みたい……。』
サ「ん?」
ミニメリーの上で波に揺られながらサンジの腰に後ろから手をまわすミサキ。
『ずっとサンジとこうしたかった。ねぇ、サンジ。もう少しだけこうしててもいい?』
サ「あぁ。ずっとそばにいるからな。」
『うん。』
ミサキはサンジの背中に体を預けるとゆっくりと目を閉じた。
『ん………。あれ?ここは…。』
ナ「医務室よ。あんたあんまり寝てなかったでしょ?よく寝てたわよ。」
少し笑いながらナミが時計を指差す。
『もうこんな時間!?』
ナ「みんなが宴の準備して待ってるから早くいらっしゃい。」
『宴?』
ナ「あんたの歓迎会よ♪早く来ないとルフィに全部食べられちゃうわよ?」
『ダメー!』
そう言って慌てて甲板に向かうミサキを見ながらクスクス笑うナミ。
甲板に出るとすっかり宴モードのクルー達に笑うミサキ。
その隣で久しぶりのミサキの純粋な笑顔を見つめるサンジ。
ミサキが俺の隣でもっともっと笑えるように俺はずっとそばにいるからな。
例えどんなことがあっても。
サンジの隣ならどんな困難も乗り越えられる気がする。
例えどんなことがあっても私はあなたのそばにいるよ……。
『サンジ。』
サ「ん?」
『好きだよ。』
サ「んっ。」
ミサキはサンジにキスをした。
サ「俺もだ…。」
ナ「ほらほらあんた達、二人の世界に入らないの!」
『あ///』
サ「いやぁ//」
2人を見て笑うクルー達。
ミサキはこれから始まる冒険に胸を踊らせながら笑い声響く船で新しい人生を歩み始めた。
もう1人じゃない
みんなとなら何だってできる。
そして…サンジとならどんなことでも乗り越えられる。
サンジはそっとミサキの肩を抱き寄せた。
サ「絶対に放さねぇからな。」
『うん。大好き☆』
END
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