☆ほんとのキモチ
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『サンジのバーカ!』
サ「なんだとー!?待てミサキ!」
『やだよ~ん!』
サ「よし!追いつい…おわぁっ!」
《ドスン。》
『必殺!背負い投げ☆』
サ「ってぇー!クソミサキ!」
いつもの朝。
他のクルーより早く起きてキッチンへ向かうサンジ。
サ「なんか懐かしい夢だったな。」
なんて呟きながらタバコに火をつける。
サ「アイツ今頃どうしてんだろうな。」
久しぶりに見た夢。
そこに出てきたのは幼なじみのミサキ。
ミサキは海で遭難していたところをクソジジィが助けた。
男ばかりの環境で育てられたせいか
たちの悪い客を背負い投げするほどになっちまった。
そんなミサキは実の親を探したいと言って俺より1年早く海へ出ていった。
その日、麦わらの一味を乗せたサニー号はとある島についた。
チョ「すげぇ☆」
ウ「なんかこの島はやたらとデカイ建物が多いな。」
ナ「この島はお金持ちがたくさん住んでる島よ。大きいのはみんな家。」
ウ「あれが家かよ!」
ル「すんげぇ☆」
ナ「ここには2日しか滞在しないから買い物は早めに済ませておいて。」
サ「はぁい!わっかりましたぁ!」
ナ「じゃ、船番はチョッパーとブルックね。」
チョ「任せとけ☆」
ナ「じゃ、残りは解散!」
クルー達はそれぞれの用事を済ませるために船を降りていった。
サ「さて、食材を探しに行くか。」
しばらく町を歩いていると見覚えのある姿が目に入った。
サ「ミサキ!?」
『ん?サンジ!?』
サ「久しぶりだな!」
『こんな所で何してんの!?』
サ「お前こそ。」
『あたしは旅の資金稼ぎ。この島ちょっと働けばそこそこいい金額くれるし。』
サ「そうか。」
久しぶりに会ったミサキは心なしか前より痩せている気がした。
サ「お前ちゃんと食ってんのかよ。」
『食べてるよ!毎日8食くらい(笑)』
サ「どんだけだよ。」
『サンジは今何やってんの?』
サ「俺は海賊だ。」
『海賊?へぇ~。』
サ「なんだよその反応は。」
『サンジみたいな弱いのでも海賊になれるんだって思って(笑)』
サ「それはガキの時の話だろ!」
『あたしより弱かったくせに(笑)』
サ「てんめぇ~!」
『ふふ…あはははは!』
サ「なんだよ。」
『なんかこんな喧嘩するの久しぶりで楽しくて。』
サ「だな。そう言えばお前はどうなんだ?」
『どうって?』
サ「親探すって出ていったろ?」
『あぁ…。小さい頃持ってたたった一枚の写真を頼りにここまで来たけどダメだった。』
サ「ダメだったって…。」
『お母さんには会えた。今もこの島に住んでる。』
サ「じゃぁなんで…。」
『あたしはお母さんに捨てられたんだよ。あたしが生まれた時お母さんはすでにシングルマザーだった。あたしが7歳くらいの時に新しい彼氏ができたんだって。ある日、その人に結婚を申し込まれたお母さんは今まで存在を隠していたあたしのことが邪魔になった。』
サ「それで捨てたってことか……。」
『そう。薬を飲ませてあたしを眠らせて小さな船ごと海へ流した…………。なーんてことを本人から聞いたの!』
と、ミサキはサンジに笑顔を向けた。
サ「ミサキ……。」
『いつまでそんな顔してんだよ!あたしはもう気にしてないんだから。』
サ「……。ミサキはこれからどうすんだ…?」
『ここでしばらく稼いだらまた旅に出るつもり。もっといろんな島を見てみたいから…。』
サ「そっか。これから俺達の船に来ないか?」
『いいの?』
サ「あぁ。」
『行く!』
サ「その前に買い物済ませてからでいいか?」
『うん。』
久しぶりに会ったサンジは少し大人びた顔をしていた。
たった1年なのになんだかすごく長い間会っていなかった気がする。
久しぶりにサンジの隣を歩いたりいろんな話をしたりするのはとても楽しい。
でもその反面ちょっぴり辛い…。
次の旅の話とか、資金稼ぎのためにこの島にいるとか…。
そんな嘘をつくのが辛い。
本当はこの島でお金を貯めてのんびり暮らせる他の島へ行くつもり。
なぜならもうこの体で旅はできないから……。
サ「ミサキ?」
『ん?』
サ「なんかぼーっとしてたから。」
『食材見てたの。』
サ「そっか。」
『ねぇ、サンジ。』
サ「ん?」
『サンジの仲間はどんな人?』
サ「変わったヤツばっかだ。」
『例えば?』
サ「ゴム人間とか、マリモとか、サイボーグとか…あとトナカイもいるぞ。」
『なんかすご(笑)』
サ「だろ?よし、買い物も終わったし船に行くか。」
『うん!』
船に向かってしばらく歩いていると急に目の前が白くなった。
ヤバ…また………。
『んっ……。』
サ「ミサキ!?」
よろけたミサキをサンジが支えた。
サ「どうした…?」
『ごめん。ちょっとめまいしただけだから大丈夫…。』
サ「お前働きすぎなんじゃねぇのか?」
『そんなことないって。もう大丈夫だから行こう?』
サ「あぁ…。」
俺は少しミサキを気にかけながらも船へ向かった。
サ「なんだとー!?待てミサキ!」
『やだよ~ん!』
サ「よし!追いつい…おわぁっ!」
《ドスン。》
『必殺!背負い投げ☆』
サ「ってぇー!クソミサキ!」
いつもの朝。
他のクルーより早く起きてキッチンへ向かうサンジ。
サ「なんか懐かしい夢だったな。」
なんて呟きながらタバコに火をつける。
サ「アイツ今頃どうしてんだろうな。」
久しぶりに見た夢。
そこに出てきたのは幼なじみのミサキ。
ミサキは海で遭難していたところをクソジジィが助けた。
男ばかりの環境で育てられたせいか
たちの悪い客を背負い投げするほどになっちまった。
そんなミサキは実の親を探したいと言って俺より1年早く海へ出ていった。
その日、麦わらの一味を乗せたサニー号はとある島についた。
チョ「すげぇ☆」
ウ「なんかこの島はやたらとデカイ建物が多いな。」
ナ「この島はお金持ちがたくさん住んでる島よ。大きいのはみんな家。」
ウ「あれが家かよ!」
ル「すんげぇ☆」
ナ「ここには2日しか滞在しないから買い物は早めに済ませておいて。」
サ「はぁい!わっかりましたぁ!」
ナ「じゃ、船番はチョッパーとブルックね。」
チョ「任せとけ☆」
ナ「じゃ、残りは解散!」
クルー達はそれぞれの用事を済ませるために船を降りていった。
サ「さて、食材を探しに行くか。」
しばらく町を歩いていると見覚えのある姿が目に入った。
サ「ミサキ!?」
『ん?サンジ!?』
サ「久しぶりだな!」
『こんな所で何してんの!?』
サ「お前こそ。」
『あたしは旅の資金稼ぎ。この島ちょっと働けばそこそこいい金額くれるし。』
サ「そうか。」
久しぶりに会ったミサキは心なしか前より痩せている気がした。
サ「お前ちゃんと食ってんのかよ。」
『食べてるよ!毎日8食くらい(笑)』
サ「どんだけだよ。」
『サンジは今何やってんの?』
サ「俺は海賊だ。」
『海賊?へぇ~。』
サ「なんだよその反応は。」
『サンジみたいな弱いのでも海賊になれるんだって思って(笑)』
サ「それはガキの時の話だろ!」
『あたしより弱かったくせに(笑)』
サ「てんめぇ~!」
『ふふ…あはははは!』
サ「なんだよ。」
『なんかこんな喧嘩するの久しぶりで楽しくて。』
サ「だな。そう言えばお前はどうなんだ?」
『どうって?』
サ「親探すって出ていったろ?」
『あぁ…。小さい頃持ってたたった一枚の写真を頼りにここまで来たけどダメだった。』
サ「ダメだったって…。」
『お母さんには会えた。今もこの島に住んでる。』
サ「じゃぁなんで…。」
『あたしはお母さんに捨てられたんだよ。あたしが生まれた時お母さんはすでにシングルマザーだった。あたしが7歳くらいの時に新しい彼氏ができたんだって。ある日、その人に結婚を申し込まれたお母さんは今まで存在を隠していたあたしのことが邪魔になった。』
サ「それで捨てたってことか……。」
『そう。薬を飲ませてあたしを眠らせて小さな船ごと海へ流した…………。なーんてことを本人から聞いたの!』
と、ミサキはサンジに笑顔を向けた。
サ「ミサキ……。」
『いつまでそんな顔してんだよ!あたしはもう気にしてないんだから。』
サ「……。ミサキはこれからどうすんだ…?」
『ここでしばらく稼いだらまた旅に出るつもり。もっといろんな島を見てみたいから…。』
サ「そっか。これから俺達の船に来ないか?」
『いいの?』
サ「あぁ。」
『行く!』
サ「その前に買い物済ませてからでいいか?」
『うん。』
久しぶりに会ったサンジは少し大人びた顔をしていた。
たった1年なのになんだかすごく長い間会っていなかった気がする。
久しぶりにサンジの隣を歩いたりいろんな話をしたりするのはとても楽しい。
でもその反面ちょっぴり辛い…。
次の旅の話とか、資金稼ぎのためにこの島にいるとか…。
そんな嘘をつくのが辛い。
本当はこの島でお金を貯めてのんびり暮らせる他の島へ行くつもり。
なぜならもうこの体で旅はできないから……。
サ「ミサキ?」
『ん?』
サ「なんかぼーっとしてたから。」
『食材見てたの。』
サ「そっか。」
『ねぇ、サンジ。』
サ「ん?」
『サンジの仲間はどんな人?』
サ「変わったヤツばっかだ。」
『例えば?』
サ「ゴム人間とか、マリモとか、サイボーグとか…あとトナカイもいるぞ。」
『なんかすご(笑)』
サ「だろ?よし、買い物も終わったし船に行くか。」
『うん!』
船に向かってしばらく歩いていると急に目の前が白くなった。
ヤバ…また………。
『んっ……。』
サ「ミサキ!?」
よろけたミサキをサンジが支えた。
サ「どうした…?」
『ごめん。ちょっとめまいしただけだから大丈夫…。』
サ「お前働きすぎなんじゃねぇのか?」
『そんなことないって。もう大丈夫だから行こう?』
サ「あぁ…。」
俺は少しミサキを気にかけながらも船へ向かった。
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