桜詩

『片恋rain』(2012年5月頃制作)



雨が降り続くなか
僕はこのなかを歩く
泣きたいほど君の姿が
この霧に見える

誰かを愛しいほど愛したとき
誰かを妬むほど愛しく思えたとき
ずっと君の視線はいつも
僕じゃないから悲しくなっちゃうんだ

悲しみの雨に濡れてわめいて
君を想うとすごく辛くなるよ
どうか君に僕の声が少しでも
届いてほしい 愛しい雨のなか
僕は探している

降り止まない雨が
心配したかのように
僕に何度も何度も
声をかけてくれる

君の温かいまなざしに僕は
君をこんなにもすごく愛してしまった
叶わない報われぬ想いでも
誰かを想う君でもそばにいたいから

悲しさ溢れる想いに打たれ
君を想う人が僕だったらいいのに
きっと叶わないだろうけどそれでも
君に伝われこの想い 大雨のなか
僕はひたすら泣き続けた

雨はなんて優しいものだろう
こんな僕までも癒してくれる
それぞれの想いは複雑な
迷路のよう 小雨のなか
僕は決断した

君を想うこの想いよ届け
風のない柔らかな雨模様のなか
君がどう答えるだろうかな
分からない それでも空は
雨がやみ虹が現れた

空は晴れ渡った
11/30ページ
スキ