待ち合わせは二時間前なのに

この大きな時計の下には私が独り、ただ独りで立っているだけだった


それが答えなのかな？

それが貴方の答えなの？

理解しているつもりでも、私の胸は締め付けられる

犬の散歩をする人、友達と追いかけっこをする子供たち

そんな子供たちを微笑ましそうに眺めながら、会話に花を咲かせるお母さん

待ちゆく人が、流れる雲さえも、私を嘲笑っているかのようだった。

そう、認めてしまえば楽なのに。

認めるのは簡単なのに。

簡単なのに

なぜか困難で
認めれば前に進めるのに。

分かってるのに。

信じられなくて、信じたくなくて

貴方の中で私は

そう、きっと創り続けた道化師なんでしょ？？

そう回って回って回り続けて。

踊って踊って踊り続けて。

操られ続け、疲れ果て、息が苦しくなったとしても。

貴方に弄ばれ続けたとしたって、それが私の悲しい、虚しい末路なんだろう。

あなたに歩み寄れないまま、近づけないまま

辿り着けないままで。