TURN2「回り出す運命の歯車」
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『えっ……』
さっきまでの嬉しい気持ちが、突然消えた…
『アメリカ?』
「そう、遠い所へ行くの」
アメリカ――
遊戯に世界地図を見せてもらったから知ってる
海のずっと向こうにある、日本からすごく遠い所…
こことは、お別れ……
『じゃあ…遊戯や双六おじいちゃんたちとは……』
一番気になることを、聞いてみた
お願い…
「……もう、会えなくなるわね」
ポロッ
「っ!桜…」
私が欲しかった返事はこなかった…
涙は止まることなく私の頬を流れる
会えない…遊戯に会えない…
一緒にデュエル出来ない…
一緒に遊ぶことも出来ない…
一緒に笑い合うことも出来ない…
そんなの…そんなの…
『イヤだ!!』
「桜…」
涙を流して私は叫んだ
お父さんとお母さんの顔が悲しそうになる…
そんな顔、して欲しくないのに…
でも、私の口は止まらない…
『イヤだよ、そんなの!もうみんなと一緒にいられないの!?遊戯と会えないの!?デュエル出来ないの!?そうなら…私は行きたくない!』
私は泣きながら、自分の部屋に駆け込んだ
お父さんとお母さんが私の名前を呼ぶ声が聞こえたけど、今の私はそれどころじゃなかった
私はベッドで泣きじゃくった
でも、涙は止まらない
イヤだ…イヤだよ…
遊戯…遊戯……
<桜side終了>