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お菓子欲しい〜😖🤍2023031021:25

「いいよ。……とは、さすがに冗談でも言えないな」
「なにせ、あの子から貰った特別な食べ物だからね」
「作ったと聞いた時は本気で焦ったぜ……。クラスのヤツと一緒とは言え、火をまともに扱えねぇのによ……」
「ふふ、でも楽しかったみたいだよ。話している時のあの子の表情ったら……、もう可愛くて可愛くて仕方なかったさ! バレンタインのお菓子には意味があるんだよって言ったら驚いてたかな」
「お菓子に意味なんてあるのか? それは知らなかったな」
「てっきり甘けりゃ何でも良いのかと思ったぜ」
「ちなみにカップケーキは何て意味なのかな?」
「“あなたは大切な人”って意味だよ」
「っ!?」
「……あの子は本当に……っ!」
「ふふ、愛らしいねぇ」

二年生の妖怪たちが歳近い兄なら、彼らは親子、爺孫くらいの感じ。
少なくともフジヒメを赤子や幼子と同じように思ってる節があると思います。
とはいえ、彼女にメロメロな三年生たちです。
味についてはクラスメイトたちのおかげで、“少し塩気が強いかな”程度で済んだとか。
なんせ“見た”ことあるけど“した”ことがないフジヒメなので。
スキコメントありがとうございました!

2023/02/15 16:59