妖怪主のため、カタカナでの記入をオススメします。
第三章 昇降口に響く声・出現
名前の変更
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ヒ「うわっ……ど、どうしたんだよ急に……」
ト「あ! ヒフミがフジヒメを泣かしてる!」
ア「何泣かしてるのさ!」
メ「だ、大丈夫ですか、フジヒメさん……!」
ヒ「オレじゃねーよ! 急に泣いて……何かイヤなことしちまったか、オレ? 泣き止んでくれよ……」
ザ「何騒いでんだ?」
ト「ヒフミがフジヒメを泣かしたんだ」
イ「ヒーフーミー?」
ザ「おい鴉!」
ヒ「ちがっ……待ってくれ、イリヤ! ザクロ! オレは何もしてないし、コイツも急に泣いちまって!」
ウ「さっきから何をしてるのさ、君たちは?」
ハ「鴉くんがフジヒメちゃんを泣かしたんだってさ。ダメだよ、女の子を泣かしちゃ!」
ヒ「泣かしてねーよ!」
ウ「はぁー……。ほらおいでフジヒメ。……よしよし、良い子だ。……緊張の糸が切れたんだね。君はよく頑張ったから無理もないさ。ほら、もう大丈夫だから泣き止んで。ヒフミも困っているぞ」
ヒ「ウタシロー……」
ハ「獏くんはほんとうに優しいよね」
ザ「優しいというより甘いんじゃねぇのか?」
イ「それはザクロもだろ? 何だかんだ言っているけど、いつも彼女のやりたいこと、好きなことに付き合ってるじゃないか。ねぇ、ハナヲさん?」
ハ「たしかに。獏くんが素直に甘やかしてあげるタイプなら、狐くんは後ろから見守って、やりたいことをさせてあげるタイプだよね」
ザ「!?」
イ「おやおや? 顔が真っ赤だよ、お狐さま」
ハ「狐くん、照れてる」
ザ「うるせぇ! 照れてねぇ!」
ウ「あっちも騒がしいな。一体、何をしてるんだか……。と、そろそろ落ち着いたかい? よし、涙は止まったね。目もあまり腫れてないな」
ヒ「フジヒメ、大丈夫か?」
メ「良かったです……。安心しました……!」
ト「なあなあ、泣き止んだなら一緒に遊ぼうぜ!」
ア「そんなすぐに遊べるわけないだろ、バカ犬! まずはコイツらを起こして追い返さなきゃ!」
ト「そっか。つーか、バカ犬じゃねーよ! バカ猫!」
ア「納得したじゃん、バカ犬!」
ト「そっちじゃねーよ、バカ猫!」
ア「バカ犬!」
ト「バカ猫!」
メ「お二人ともケンカは止めてください……!」
ヒ「メリィのやつ……いつも大変だなぁ……」
ウ「大変だと思うなら助けてあげたらどうだい?」
ヒ「ウタシロに代わってやるよ」
ウ「僕も遠慮しておくよ……って、君は行かなくていいからね」
ヒ「そうだぞ。フジヒメは行くな。もっと大変なことになる」
ハ「鴉くんたち、盛り上がっているようだけど、そろそろ彼らを起こそうか」