妖怪主のため、カタカナでの記入をオススメします。
第二章 小さな後輩
名前の変更
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メ「といった感じの噂を広めようかと思うのですが、いかがでしょうか?」
ヒ「良いんじゃね? ゴミを捨てる奴らは藤の木に連れていかれる……なんか旧校舎の神隠しみたいでカッコいいな!」
イ「それは自分の七不思議がカッコいいって思っているのかい、ヒフミ?」
ヒ「そりゃあ、このヒフミ様が起こしてるんだからカッコよくて当然だろ?」
ト「なら、ないてんのはおれと同じだな!」
ア「バカ犬のは“鳴”いてる。彼女のは“泣”いてるんだよ!」
ト「どっちも同じじゃね?」
イ「オレはどちらかというと捕まえるってところがいいと思うなぁ。オレの蛇と同じで藤の蔓を絡ませるのかなぁ……」
ハ「皆、メリィくんの考えてくれた噂に賛成みたいだね」
ザ「賛成はいいが……噂の本人が賛成にほど遠いぞ」
ウ「君は本当に優しいというか、何というか。……僕としては、もう少し人間たちを怖がらせてもいいと思うけどね」
メ「フジヒメさん、お気に召しませんでしたか? ご希望があればもっと怖いものを考えてきますが……」
ザ「もう十分だってよ。そのへんにしておけ」
メ「そうですか? わたし的にももう少しホラー要素を足したい気が……」
ウ「そうだね……人間たちがより怖がるものにしないと、優しいこの子だから良いようにされてしまうかもしれない」
メ「ウタシロさんもそう思われますか……?」
イ「それならオレも手伝おうか?」
ウ「いいね。これに関しては君がいるなら安心だ」
メ「はい……っ! イリヤさんがいれば百人力です!」
ザ「やめろっ! コイツ、怯えて震え上がってんぞっ! オマエらが怖がらせてどうすんだよっ!? 過保護なのも大概にしろっ!」
ハ「うちにはお父さんがたくさんいるね」
ト「親父がこんな感じなのかは、妖怪のおれたちは知らねーけどな」
ハ「鴉くんたちはお兄ちゃんみたいだしね」
ヒ「確かに! 人間のガキを相手してた時みたいな感じだった」
ト「おれはべつに? あ、でも、一緒に遊びたいとは思う!」
ア「ボクは、あの子の面倒は見てあげなくっちゃって!」
ハ「となると、俺はフジヒメちゃんのお祖父ちゃんかな。こんなに可愛い孫は嫁には出さん! って」
ヒ「それ……じいちゃんの台詞か?」
ト「むしろ、今のザクロの方が言いそうだぞ?」
ア「あ、向こう終わったみたいだよ」
ハ「あの感じだと狐くんがみんなを止めたのかな?」
ヒ「じゃあ、噂の内容は最初の感じだな!」
ト「噂流すのは任せとけ!」
ア「頑張って広めるぞー!」