第4Q
名前変更
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そうだ、本でも読もう。
『……』
私の読みたい本は届かない場所にある。
土台は使用されていて使えない。
自分の身長の低さを恨もう。
?「あの……」
『わ……』
声に出してしまい口を押さえた。
目の前の彼と見つめ合っている状態になった。
?「本、取りますよ?」
『あ、はい、あの…右から五番目です』
彼は持っていた土台を使って本を取ってくれた。
?「どうぞ」
『ありがとうございます』
あ、お名前を聞いておこうかな。
黒子「黒子テツヤです」
尋ねる前に名乗ってくれた。
『私は、苗字 名前です』
黒子「あぁ、あなたが噂の転校生…」
噂とは何でしょう。
転校生だから噂が広まるのかな。
『えーと……』
黒子「あぁ、風の知らせですよ」
あ、やっぱり。
私のことを知ってる人はいないはず。
あれ、いたのかな。
黒子「絵を描いてるんですか?」
私の持ってる本は「色彩のコツ」と書かれている。
『今までと違ったやり方で挑戦しようと』
黒子「見てみたいです」
『自信はありませんが』
黒子「いえ、上手ですよ」
彼は薄く笑って歩いていった。
黒子くんも描いてみようかな。
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