第3Q
名前変更
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オレは非常に困っていた。
?「どうした、緑間」
緑間「あぁ、赤司か」
赤司「なんだ、珍しいな」
その笑みはなんだ。
手元を見ているということは、わかっているのか。
緑間「岩絵具は持っていないのだよ」
赤司「それが、今日のラッキーアイテムか。珍しいアイテムだ」
緑間「なければ困るのだよ」
赤司「美術室にあるんじゃないか?」
今時、鉱石などで作られた絵具はあるのだろうか。
赤司に言われた通りに美術室に行けば先客がいた。
絵を描いているようだ。
緑間「これは青峰か?」
『わあっ!?』
驚くのも無理はない。
だが、青峰そっくりなのだよ。
緑間「すまない」
『あ、いえ、大丈夫です。あの、何かご用ですか?』
緑間「岩絵具を探しているのだよ」
『珍しいですね』
赤司からも言われたな。
確かに珍しいが。
ちょっと待って下さい、とカバンを探りだした。
『二つありました』
あとは原料です、と言ったが、持ってるのが不思議なのだよ。
緑間「あ、ああ…助かるのだよ」
『絵を描かれるんですか?』
そう思われてもおかしくないな。
緑間「いや、おは朝のラッキーアイテムなのだよ」
『あ、私も見てますよ。今日は五位でした』
緑間「天秤座か…今日の運勢では、蟹座のオレと相性がいいのだよ」
これも何かの縁だ。
名前を聞いておくか。
『苗字 名前です』
緑間「緑間真太郎だ」
噂の転校生か。
赤司から話は聞いたことがある。
『あ…青峰くんとはお知り合いですか?』
緑間「部活が同じだからな。苗字こそ、本人なしでどうやって描いたんだ?」
そっくりなのが驚きだ。
モデルなしではそっくりに描けないのだよ。
『あぁ、覚えてるからですよ。印象が強いとすぐ絵に描きたくなるんです』
緑間「桃井もいるじゃないか」
『青峰くんと一緒にいたので描いちゃいました』
苗字は何度か賞を取っているようだ。
どれも上位の賞を。
そんな苗字にオレを描いてもらうようお願いした。
緑間「楽しみにしてるのだよ」
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