第1.5Q
名前変更
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帝光中で名無しと別れて高校へと向かう。
これからオレが通う陵櫻学園高校は、勉強と部活動に力を入れている名門校の一つ。
京都に姉妹校があり、どちらも中高一貫校で大学とその附属の保育園と小学校もある。
名前「広いなぁ…」
自転車を駐輪場に停めて、案内板を辿ってクラス表が書かれている掲示板へと足を進める。
「知ってるか?外部から来た奴で特待生がいるってさ」
「マジかよ。どんな奴?」
「顔は知らねぇけど、結構な有名人だ」
とか、
「ねぇ見て。あの人超かっこいい」
「やだ!あの人超有名じゃん」
とか、そんな話し声が聞こえた。
入学早々、嫌な予感しかしない。
ガヤガヤ
ここは中高一貫だ。
周りはほとんど中学から上がってきたんだろう。
クラス表を見ては、また一緒だね、と笑い合っている。
名前「・・・・・」
特進Aクラス欄にオレの学生証番号があった。
人数が多い分、クラスの数も多くなるのか。
校内も賑やかだ。
さすが、中高一貫。
外部入学のオレは浮いた存在なんだろうな。
「なぁ、知ってるか? 椙野 名前がうちに来たんだって」
「らしいな」
「どんな奴なんだろうな」
今、君らの横を通ったのが椙野 名前です。
特進Aと書かれた教室を見つけて中に入ると黒板に紙が貼られてあった。
席は自由です、と書いてあったので自分の好きな席を探す。
窓側の一番後ろが空いていてラッキー。
名前「ふぅ」
「よう、お前が有名人か」
名前「?」
隣に座っていた男子から話かけられた。
なぜかニコニコしてる。
「オレも一応バスケ部」
名前「へー」
ここのバスケ部は最近出来たらしい。
ほぼ初心者の集まりなので初戦で負けることはしばしば。
最高が三回戦だと彼は言う。
名前「な、なるほど…」
ま、知ってっけど
「お前すげー強いから足引っ張りそうだわ」
名前「大丈夫大丈夫」
それならオレが鍛えてやる。
飲み込み早そうだし、鍛えたら強くなりそうだ。
育てがいのある奴を見つけた。
「頼もしい奴だな。さすが "軍師" だ」
名前「やめろ。」
「よろしく頼むよ!軍師様!」
改めて言われると恥ずかしいものだな。
高校でも軍師って言われるのか。
異名って変わるものかな。
名前「やめてくれ…」
草薙「さぁ、この
名前「はいはい」
草薙「なんだよ!その素っ気なさは!」
まぁ、なんとか面白い奴でなにより。
クラスメイトであり、チームメイトか。
名前「まずはキミの実力を見せてもらおうか」
草薙「じゃあ、今日見学行こうぜ」
名前「うん」
楽しくなってきた。
早くバスケがやりたいものだ。
合格通知と同時にバスケ部への入部は完了してるけどな。
草薙「あ、体育館工事中だった」
名前「なんてこった」
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