2章
名前変更
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翌朝–––
また、一日が始まる。
起きると、テーブルの上に朝ごはんと和菓子が置き手紙とともに置かれていた。
ちなみに今日の和菓子は、栗きんとんだった。
『あ、そっか、京都に行く日か…』
和菓子屋を経営する祖父母は京都にも店を出している。
今日がその仕入れの日だった。
『あ、早く学校行かなきゃ…』
ニャー
すると、名前が小さい頃に拾った、猫のサクラが足元にすり寄ってきた。
エサをあげたら、元気よく外に行った。
*****
学校に着いたら、
蒼「名前ちゃーん!」
幸村ともう一人誰かと話していた蒼が名前に気づいて、こっちに走って来た。
蒼「ほら蓮二、この子が名前ちゃんだよ」
蓮二と呼ばれた人が名前を見た。
『……』
そんなに、見ないで下さい…
名前は蒼の後ろに隠れた。
幸村「苗字さんが怖がってるよ」
柳「ん、ああ、すまない」
『い、いえ…』
それでも柳は名前を見つめていて、何か考えているようだった。
~柳side~
朝練が終わって教室に行こうとしたら、珍しく蒼から呼び止められた。
蒼「昨日来た転校生知ってる?」
柳「ああ。それがどうした?」
どうして俺に聞くのかと思ったら、なるほど、データを取れと。
幸村「俺も気になるんだよね」
話に精市が入ってきた。
精市も気になるのか。
どんな奴なのかと思っていたら、
蒼「名前ちゃーん!」
あぁ、あいつが。
蒼「ほら蓮二、この子が名前ちゃんだよ」
なるほど、興味はあるな。
『……』
すると、蒼の後ろに隠れてしまった。
幸村「苗字さんが怖がってるよ」
そんなに怖い顔をしていたのか。
柳「ん、ああ、すまない」
『い、いえ…』
苗字 名前、面白いデータが取れそうだな。
~side 終~
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