ハイキュー劇場
名前変更
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↓ただ書きたかったトークたち
お悩み相談(HQ)
なまえと黒尾が研磨についてトークしています。
お悩み相談(HQ・別side)
研磨がなまえについて黒尾とトークしています。
○軽く設定
みょうじ なまえ
音駒高校3年
黒尾とはいとこ
弟がいる(他校)
弓道部
※音駒には弓道部がないので、弟の通う学校に所属しています。
最近の彼の距離がおかしい。
自分と趣味が合うと言っても仲良しの度を超えているような気がする。
学年が違うので会える機会が少ないから余計なのか。
そして昼休みになればいつもの場所でご飯を食べる。
『あ、孤爪君おつかれー』
研磨「あれ、クロは?」
『今日も一緒に食べられないんだって』
早く食べてゲームしよ、とベンチに座るよう促せば嬉しそうに隣に座る。
研磨「昨日から始まったイベントやってる?」
『もちろん!ガチャは爆死したけどね』
研磨「あと一回できるじゃん」
『孤爪君に引いてもらおうと思って取っておいた』
あと一回できるため、孤爪に自分のゲーム画面を見せる。
それなら同時に引こうと孤爪は提案する。
二人はお互いの携帯を交換して合図と共にガチャを引く。
『ドキドキする…!』
持ってるキャラや武器が当たる中、孤爪の携帯の方の演出が変わり見事レアキャラを当てることができた。
対してなまえの方はレアキャラは出るもののお目当てのキャラが出ることなく最後の演出になる。
『あ、待って!もしかして』
レアキャラ確定の演出になり、一番欲しかったキャラを当てることができた。
研磨「おめでとう」
『わ!嬉しい!当ててくれてありがとう!』
研磨「こちらこそ」
二人は小さくハイタッチをした。
その時ふわっとなまえからいつもと違う香りがした。
研磨「あれ、なまえさん、香水つけてたっけ…?」
『え?……あ、たぶんシャンプーかな』
ケアのために少し高いシャンプーを使うようになった。
香水をつけたような香りと触り心地が売りのものだ。
研磨「へぇ……触ってもいい?」
『え?…う、うん』
研磨「サラサラしてる」
いや、あなたもサラサラだよね?と口から出かけていたのを飲み込む。
普段見ることのできない、新しいゲームを手に入れた時のワクワクした表情をしている。
『……』
ずっと触ってて飽きないのか、なまえの髪を指に絡ませて遊んでいた。
猫みたいだな、と孤爪を見ていたら視線に気づいて我に返ったように視線を下に向けた。
研磨「ごめん…」
『え?ずっと触っててもいいんだよ?』
研磨「もう、満足した」
レアなお宝でも手に入れたかのような、とても満足した表情だった。
『あ、そうだ!ガチャ当ててくれたお礼にアップルパイ作ってくるね!』
再び目を輝かせたが、うーん、と微妙な表情をして考え込んだ。
そういえば一週間前に家でゲームをしながらアップルパイを一緒に食べたことを思い出した。
いくら好物でも食べすぎたら飽きるはずだ。
研磨「アップルパイもいいけど………いい加減、名前で呼んで、欲しいかな」
『えっ』
研磨「試しに一回呼んでみてよ」
呼ぶくらい簡単だよね、と挑発的な笑を浮かべながらこちらをじっと見つめる。
確かに名前を呼ぶくらい簡単だ。
たかが三文字を声に出すだけ。
いや、簡単に呼べたら最初から呼んでますよ。
『…け……』
どうして言葉が詰まるんだろ。
『………』
研磨「なまえさん……」
私の名前を呼んで何か言いかけた時にお昼の終わりを告げるチャイムが鳴った。
教室に戻らないと。
あれ、次の授業なんだっけ。
黒尾「はーい、独り占めの時間は終わりでーす」
頭上から声と共に重たいものが乗っかって潰れたような声が出る。
黒尾の登場に孤爪は嫌そうな表情で見つめる。
黒尾「そんな顔すんなって。帰りが遅い不良娘を迎えに来ただけだっての」
『誰が不良だ』
黒尾「早く教室戻るぞ。研磨も早く戻れ」
うん、と小さく頷いて踵を返す。
その背中を見つめていると、今言わないと後悔してしまう気がして勇気を振り絞る。
『…っ…研磨君!』
向こうは驚いて肩がビクッとなりながらも振り向いた。
離れていた距離が縮まって頭に手が置かれた。
研磨「ちゃんと言えるじゃん」
満足そうに微笑む。
今度こそ教室に戻るため各々は歩みを進めた。
『……って、さっきから何?』
黒尾「お嬢さんも成長したなって」
ニヤついた顔に少し腹が立ったので肘で黒尾の脇腹を軽く殴る。
先程のやり取りを思い出して、あー、と両手で顔を覆う。
黒尾「こりゃ、授業に集中できねぇな(笑)」
『どっかのトサカくんのおかげでね』
もう一度、脇腹を殴ってやる。
脇腹が狙いやすい位置にあるためいつも攻撃する時はそこを狙う。
『部活にも支障が……』
大きめのため息をつく。
隣の大男は胡散臭い笑を浮かべながら他人事のように励ましてくる。
『今日、的に鉄朗の顔貼って練習する』
『皆中間違いなし!ヨシ』
黒尾「ヨシ、じゃねーのよ」
『俄然やる気出てきた』
黒尾「本当にやりかねないな……」
あと早くくっついてくれ……
おまけ
珍しく皆中を決めた姉。
理由を聞けば、やっと研磨君を名前で呼ぶことができたとのこと。
いや、今更。
何のために自分とは別の高校に行ったのやら。
研磨君と同じ高校に行きたいって理由で音駒を選んだのはあなたですよ。
「そりゃ鉄にぃも苦労するよね」
『え?鉄朗がどうしたって?』
「こっちの話でーす」
研磨君…
うちの鈍感な姉がホント申し訳ない。
その後、なまえの教室で変な噂が流れたのはまた別のお話────
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