名前を教えてね!
1章
名前変更
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放課後になって名前が本を読んでいると後ろから、
『名前ー?帰るよー』
名前「あー、ん?もうそんな時間?」
懐中時計を見た後、帰る準備をした。
帰り道––
『友達できた?』
名前「ぼちぼちだな。お前は?」
『できたよぉ!千春ちゃんって言うの!』
席が隣なんだよ、と満面の笑みを浮かべる。
名前「おーよかったな!」
そうやって話しているうちに奴良家が見えてきた。
門の前に名前たちと同じ制服を着た男女がいた。
?「あ!おかえりなさい!二人の帰りを待ってましたよ!!」
男女二人をよく見れば、
名前「え…雪女!?そっちは青田坊!?」
『どうしたの?二人とも』
雪女「護衛ですよ。まだ、若にはお伝えしていませんが」
若には言わないで下さいね、と付け足して言った。
名前「ところで、待ってたというのは?」
雪女は名前たちに旧校舎の事を話した。
『あ、それ、知ってる』
名前「クラスで話題になってたな」
青田坊「お二人がいれば悪さをする妖怪が現れないと雪女は踏んだんですよ」
雪女「はい!!お二人はとても強いとお聞きしたので!」
名前は変な期待を持たれた、と思った。
だが、面白そうだったので行くことにした。
雪女「あ、私のことは及川氷麗と呼んで下さいね!」
青田坊「倉田と呼んで下さい」
名前「ん、わかった」
『つららちゃーん♪』
雪女「はーい♪」
楽しそうな二人だった。
そのまま楽しい気分で集合場所へと向かうと、何人か揃っていた。
リクオが二人に気づいて、
リクオ(え?名前ちゃんに、名前くん?)
名前(クラスで噂されて気になってな)
名前(でも…大丈夫かな…)
清継「やあどうも、ありがとう来てくれて。失礼だが…名前は?」
雪女「及川氷麗です!こーいうの…超好きなの!」
清継「歓迎するよ!」
と、氷麗に手を差し伸べた。
隣では制服を着た男の子が氷麗に見惚れていた。
そして、本題に入る。
清継「よし…じゃあルートはこうだ」
フェンスが高かったり、池があるので交通量の少ないときを狙って道路を渡って行くというルートだった。
リクオ「(これって…決して悪行ではないよね!?)」
と、思うのだった。
全員道路を渡って目の前にそびえ立つ旧校舎へ。
名前(うわ…絶対なんかいるよ)
名前(何か起きたら守ってね)
名前(大丈夫、オレには "これ" があるからね)
最初に入った美術準備室。
まだ使えそうな道具もありそうだった。
名前「ん?」
『え、なな、何?』
怖くなって名前の制服を掴んだ。
リクオの隣には家長カナがいて、不安そうに名前を見つめていたので、微笑むと安心したように微笑み返した。
名前「さてと…」
『え、ちょっと、逆方向だよ!』
二人はリクオたちとは違う方向に足を進めていた。
名前「逆方向でいいんだよ。オレは今から妖怪退治的なことをするから」
と言って制服の内ポケットから紙を二枚取り出した。
名前「式神 "
薄青色く光る狐が現れた。
右狐「…臭う…臭うぞ」
右狐が周りを見渡し言った。
名前「お前らに仕事ね。口の聞ける奴は説得して、抵抗する奴は滅してよし!」
手をパンッと叩けば右狐と左狐は散らばった。
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